eufyブランド「Genie」とZoloブランド「Liberty+」
Anker、35ドルのスマートスピーカー「eufy Genie」やZoloの完全ワイヤレスイヤホンなど国内投入表明
その日本法人アンカージャパンは2013年設立で、こちらも5年で900%という大きな成長を達成したとのこと。その間、厳しい品質基準が求められるKDDIのオフィシャルモバイルバッテリーや、ポケモンとのコラボデザインバッテリーなど、有名企業からも認められる活動をしてきたと井戸氏はアピールする。
このように成長を続ける同社だが、「大きな転換点にある」と井戸氏はコメント。「我々にできる領域はもっと広いのではないか。より広い領域で皆さんのお役にたてるように成長していきたいという思いが大きくなっていった」と語る。
その思いを具現化するのが、今回のeufyとzoloという新しいブランドでの新たな展開。既存のAnkerブランドをさらに充実させるとともに、新ブランドで新たな挑戦を行うことで“ライフエンパワーメントカンパニー”として成長していきたいと語った。また、今後はさらに別ブランドも順次導入していく考えだという。
なお、音質面へのこだわりについては「深センに開発拠点があり、有名メーカーにいたスタッフをどんどん迎え入れるなど開発力を強化している」と説明。「当初は米国での売れ行きをメインに考えていたが、今は日本が世界で2番目の市場に成長しており、国ごとにチューニングを変えるなどもしている」という。
またAnkerブランドではブランドロゴを一新し、新ブランドスローガン「Charge first, Live more」も設定。独自技術「PowerIQ」も2.0へと進化させ、対応出力を1.0時の最大12Wから18Wへ向上させるとともに、充電時間も2時間から1.5時間(Galaxy S8への給電時)へと短縮した。
そして、そのPowerIQ 2.0対応のモバイルバッテリー「Anker PowerCore II Slim 10000」を9月4日に発売。同製品は10,000mAhの大容量でiPhone7を3回以上、Galaxy S8を約2回、その他のスマートフォン/タブレットも複数回充電できる。
なおAnkerブランドからもすでにBluetoothスピーカーなどのオーディオ製品を展開しているが、Ankerはモバイル端末の周辺機器としてのオーディオ製品を展開する考えだとのこと。Zoloをスマートオーディオのブランドとして両社で住み分けを図り、「Ankerはスマートオーディオでないことで価格面での競争力も打ち出していけると考えている」とした。