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ソニー プレスカンファレンス レポート

<IFA>“ラストワンインチ”戦略を加速する新製品群を欧州ソニー社長らがアピール

公開日 2017/09/01 21:56 編集部:小野佳希
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ドイツ・ベルリンで行われているIFA2017。ソニーはプレスカンファレンスを開催し、ソニー・ヨーロッパ 社長の粂川滋氏とソニーモバイルコミュニケーションズEVP セールス&マーケティング担当の古海英之氏が新製品群の特徴をアピールした。


冒頭で「ソニーは欧州市場において順調に成長できている」と語った粂川氏は、「ラストワンインチ」「KANDO(感動)」といった、近年の同社のキーワードを用いながら製品開発の背景にある思想を改めて紹介。

ソニー・ヨーロッパ 粂川氏

そして、欧州でもテレビの4K化および大型化が進んでいることに触れ、そのような状況を受けて4K有機ELテレビ「BRAVIA A1」の77インチモデルを欧州市場に投入することを表明した。

また、「RX0」(関連ニュース)を発表したデジタルカメラについては、YouTubeやFacebook、インスタグラムなど写真を発表する場が広がっており、多くの写真が人々の間で共有されるようになっているとコメント。フルサイズ積層型CMOS搭載ミラーレスカメラ「α9」のように、(いわゆる通常の一眼機ではない)コンパクトカメラにおいても革新的な技術で業界のトップランナーであるソニーだからこその新製品であるとアピールした。

また、大量の新製品を発表したポータブルオーディオ関連では、1992年にソニーが世界で初めて一般コンシューマ向けのノイズキャンセリングヘッドホンを開発し、2008年にはデジタルノイズキャンセリングヘッドホンも開発したことを紹介。「ヨーロッパでもソニーは一番のヘッドホンブランドだ」と胸を張り、1000Xシリーズに搭載した最新のノイズキャンセリングの効果をアピールした。

民生用ヘッドホンにおけるノイズキャンセリングの草分け的存在であることをアピール

「ソニーでは家庭内から外出先まで様々なシチュエーションで優れたオーディオ製品を提供している。今回、そこに新しい製品がひとつ加わる」とし、スマートスピーカー「LF-S50G」(関連ニュース)を紹介。ソニー独自の技術による高音質を360度全方向に届けられるとした。

そして、これらの製品で「欧州でのプレゼンスをより高められると確信している」とし、「ユーザーの皆さんの“ラストワンインチ”の体験を高めるためこれからも挑戦と改善を続けていく」と述べた。

Xperiaもそのラストワンインチのための重要なアイテムだとして、粂川氏に続いてソニーモバイルの古海氏が登壇。Android 8.0搭載へ言及した際に拍手が巻き起こるなど会場からの期待も高い中、3Dクリエーターなどの最新機能をプレゼンテーションした。

ソニーモバイル 古海氏

3Dクリエーター機能で作った自らのアバターを紹介

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