<訃報>オーディオビジュアル評論家 貝山知弘氏が逝去
貝山氏は早稲田大学卒業後、東宝に入社。東宝とプロデュース契約を結び、13本の劇映画をプロデュースした。代表作は『狙撃』(1968)、『赤頭巾ちゃん気をつけて』(1970)、『化石の森』(1973)、『雨のアムステルダム』(1975)、『はつ恋』(1975)。独立後、フジテレビ/学研製作の『南極物語』(1983)のチーフプロデューサーを務めた。
その一方で、オーディオおよびAV評論家としても活躍。アンプの自作から始まったオーディオ歴は50年以上。映画製作の経験を活かした映像論評は、家庭における映画鑑賞の独自の視点を確立した。
弊社主催のオーディオビジュアルアワード「VGP」の審査委員長を2017年まで、30年にわたって務めた。また、同主催「オーディオ銘機賞」の審査員も長年務めた。