2018年方針説明会を開催
DAZN、ダウンロード視聴対応へ。Jリーグ中継はカメラ台数増加
Jリーグ中継では、J1の各試合を2017年シーズンよりも3台多い12台のカメラで撮影。これまでの9台に加え、新たにゴールネットカメラ(両ゴールに1台ずつ)と上手ゴール裏カメラを追加する。
また、通常よりもカメラ台数を増やして中継を行う「サンデー・Jプライム」(詳細記事)対象試合では、18台のカメラを使用。これまでの16台に加え、上手ゴール裏カメラとハンディカメラを増やす。
さらに、2018年シーズンは通常版中継とサンデー・Jプライムとの中間に位置する特別中継も新たに用意。通常版の12台にタッチライン沿いカメラ2台を加えた14台体制での中継を行う試合もあるという。
なおJ2とJ3は、昨年通りのカメラ台数(J2は5台、J3は4台)での中継。ただしJ3の試合にはJリーグやチーム関係者など用のスカウティングカメラが新たに新設される。
自転車競技ロードレースは、1月28日から2018年の各レースの放映を開始。世界三大ツールのひとつであるジロ・デ・イタリアを始め、「ロンド・ファン・フラーンデレン」のほか、日本初登場となるステージレース「ボルタ・ア・カタルーニャ」、「ブエルタ・アル・バイスバスコ」などの世界トップチームが参加するUCI(国際自転車競技連合)ワールドツアー全37レース中21レースをライブ配信する。
また、UCIヨーロッパツアーHCクラス・1クラスも配信。「クールネ〜ブリュッセル〜クールネ」などのベルギーのワンデイレースやツール・ド・フランス前哨戦「ルート・ド・スッド」、「イギリスナショナル選手権」や「フランスナショナル選手権」、「ツール・ド・ラブニール」など世界各国60レースを日本語コメンタリー付きで配信する。加えて、世界のロードレースの今を伝えるというドキュメント番組「inCycle」を3月から全24回字幕付きで配信する予定。
■リバッファリング発生率改善など配信品質向上にも全力
ジェームズ・ラシュトンCEOは、「配信の品質改善も重要視している」とコメント。「サービスイン当初はリバッファリング発生率が1.2%程度と高く苦労したが、改善に全力を尽くして現在は0.2%程度と、業界の一般的なレベルにまで改善できている」とし、「リバッファリング発生ゼロを目指して今後も改善を行っていく」と続けた。