創業者のニック・ウッドマン氏が来日
ブレた動画は過去のもの、GoPro「HERO7 Black」をCEOが披露。「ハイビジョン以来の革新」の中身とは?
GoPro, Inc.は、新アクションカメラ「HERO7 Black」「HERO7 Silver」「HERO7 White」を発表(関連ニュース)、9月27日に発売する。価格は、HERO7 Blackが53,460円(税込)、HERO7 Silverは41,580円(税込)、HERO7 Whiteは31,680円(税込)。
HERO6の後継機種で、4K/60p対応の「HERO7 Black」、エントリー向けの4K/30p対応モデル「HERO7 Silver」、 エントリー向けの1080p/60p対応モデル「HERO7 White」の3モデルがラインナップ。今回の目玉となる、ジンバルを内蔵したようなビデオ安定化機能『HyperSmooth』はHERO7 Blackのみに搭載。SilverとWhiteの手ぶれ補正は、従来機種「HERO5 Black」と同等のものとなる。
正式発表にあわせて、メディア向けの発表会が行われた。発表会にはCEOで創業者のニック・ウッドマン氏が来日し、登壇。主にHERO7 Blackについて説明が行われた。同氏は「使用できる場面を劇的に広げ、素晴らしい体験を記録できるように開発を行ってきた」と説明し、「今回の製品では、大きな飛躍を遂げた」とアピールした。
HERO7 Blackは、HERO6の後継となるモデル。写真とオーディオの性能向上に加え、ライブストリーミング機能にも焦点が当てられた。耐久性や、ハウジング不要で10mの防水、音声コントロール、4K 60fps/1080p 240fpsの撮影といった部分が継承されたほか、新たに “素晴らしい新機能”として「HyperSmooth」を搭載したとニック氏は語った。
今回の目玉となる『HyperSmooth』は、「ブレたビデオを過去のものにするような機能」とニック氏は話す。ジンバルを使用したかのような、安定した動画の実現を目指したもので、「ハイビジョンの到来以来の大規模な技術的な革新」だと説明。ジンバルを購入する必要がなくなるともアピールした。
この機能はHERO6に搭載された手ぶれ補正の発展形で、ジャイロセンサーと組み合わせた電子式手ぶれ補正。仕組み上、補正量が大きくなるとクロップされる範囲が大きくなり、実際の映像に使われる部分が狭くなりそうだが、そうではなく、HERO6と同様の水準とのこと。今回の性能向上は、拡大された内蔵メモリーとアルゴリズムの改善によるものだという。補正量が大きくなったことによって画角が大幅に狭くなることはなさそうだ。
また、『TimeWarpビデオ』も新搭載。この機能は通常のタイムラプスとは異なる、揺れを抑えたスムーズなタイムラプス映像撮影を可能にする。旅行のように歩き回るシーンで特に役立つという。
そのほか、ユーザーからのリクエストにより、オーディオパフォーマンスを向上。ダイナミックレンジが強化され、より自然な響きの低音と明るい中高音で、会話をよりクリアに捉えることが出来るとのこと。さらに、マイクのメンブレン(振動板)を再設計。強風や防水などで効果を発揮し、不要な振動を軽減するほか、マイクの穴に水が入っても抜けやすくなり、クリアな録音を維持できるという。これに対しニック氏は「小さな進化で、ユーザーは気づかないかもしれないが、音の変化は決定的なものになる」とコメントした。
静止画では、新たに『スーパーフォト』機能が追加された。通常の撮影とHDRを自動的に切り替えることにより、ノウハウがなくてもプロのような写真を取ることができるという。
UIに関しても手が加えられた。スワイプによるモード切り替えなどに対応し、スマートフォンのようなシンプルな操作感を目指した。また、ギャラリー内で動画が自動再生されたり、カメラ内でスローモーション動画を再生するといったことが可能になる。ビデオを15/30秒でクリップして撮影するショートクリップボードや、インスタグラムの動画投稿を意識し、縦動画の撮影もできるようになった。
ニック氏は、「共有することには大きな価値がある」と話し、カメラとアプリのシステムを常にアップデートし、よりスマートな経験を目指すとした。スマートフォンへの自動転送に対応したほか、前作で追加された自動編集機能『Quik STORIES』においては、笑顔、大きな動きなどをカメラが認識し、認識したシーンを活用するといったアップデートが行われた。
「GoProはスマートフォンの延長といえるが、スマートフォンでは行けないところに行ける」ともニック氏は話し、「自分自身の体験を共有するものにおいて、ライブ配信に勝るものはない」と説明。今回のHERO 7 Blackでは、Facebook、Twitch、YouTubeといったプラットフォームへのライブストリーミング機能を、GoProとして初めて搭載した。
会場では、自身がGoProのフォーミュラカーに乗り、ポケットに入れたスマートフォンのアプリでFacebookのライブ配信を行った映像を上映。「車を降りた後で動画を見たときに、友達がリアルタイムでコメントしていたのを見て、もう一度出来事を体験しているような、ユニーク経験ができた」と話し、「この製品にどれだけ興奮しているか、わかっていただけたと思う」とアピールした。
HERO7 Blackの価格は53,460円(税込)で、前作HERO6 Blackの59,000円(税込)よりも安く設定されている。これに対し同社は、「GoProはユーザーを深く尊敬しているブランドで、ジンバルをカメラの中に追加したにもかかわらず、ほぼ変わらない金額で届けられることを誇らしく思う」とアピール。「素晴らしい機能を、素晴らしい価格で」と、コストパフォーマンスの高さをさらに強調した。
なお今回の発売を記念し、ミリオンダラーチャンレンジというキャンペーンを開催。HERO7 Blackユーザー限定で行われるもので、投稿した動画が選ばれた場合、他の受賞者と100万ドルを山分けできる。
HERO7 Blackの外形寸法は、62.3W×44.9H×33Dmm、質量は116g。着脱式の1,220mAhのリチウムイオンバッテリーを備える。動画は4K(60fps)に対応し、静止画は12メガピクセル。GPSを搭載する。インターフェースはUSB Type-CとmicroHDMIで、記録メディアはmicroSD。
HERO7 Silverの外形寸法は、62.3W×44.9H×28.3Dmm、質量は94.4g。バッテリーは内蔵式。動画は4K(30fps)に対応し、静止画は10メガピクセル。GPSを搭載する。インターフェースはUSB Type-Cで、記録メディアはmicroSD。
HERO7 Whiteの外形寸法は、62.3W×44.9H×28.3Dmm、質量は92.4g。バッテリーは内蔵式。動画は1080p(60fps)に対応し、静止画は10メガピクセル。インターフェースはUSB Type-Cで、記録メディアはmicroSD。
メーカー担当者による説明動画はこちら。
HERO6の後継機種で、4K/60p対応の「HERO7 Black」、エントリー向けの4K/30p対応モデル「HERO7 Silver」、 エントリー向けの1080p/60p対応モデル「HERO7 White」の3モデルがラインナップ。今回の目玉となる、ジンバルを内蔵したようなビデオ安定化機能『HyperSmooth』はHERO7 Blackのみに搭載。SilverとWhiteの手ぶれ補正は、従来機種「HERO5 Black」と同等のものとなる。
正式発表にあわせて、メディア向けの発表会が行われた。発表会にはCEOで創業者のニック・ウッドマン氏が来日し、登壇。主にHERO7 Blackについて説明が行われた。同氏は「使用できる場面を劇的に広げ、素晴らしい体験を記録できるように開発を行ってきた」と説明し、「今回の製品では、大きな飛躍を遂げた」とアピールした。
HERO7 Blackは、HERO6の後継となるモデル。写真とオーディオの性能向上に加え、ライブストリーミング機能にも焦点が当てられた。耐久性や、ハウジング不要で10mの防水、音声コントロール、4K 60fps/1080p 240fpsの撮影といった部分が継承されたほか、新たに “素晴らしい新機能”として「HyperSmooth」を搭載したとニック氏は語った。
今回の目玉となる『HyperSmooth』は、「ブレたビデオを過去のものにするような機能」とニック氏は話す。ジンバルを使用したかのような、安定した動画の実現を目指したもので、「ハイビジョンの到来以来の大規模な技術的な革新」だと説明。ジンバルを購入する必要がなくなるともアピールした。
この機能はHERO6に搭載された手ぶれ補正の発展形で、ジャイロセンサーと組み合わせた電子式手ぶれ補正。仕組み上、補正量が大きくなるとクロップされる範囲が大きくなり、実際の映像に使われる部分が狭くなりそうだが、そうではなく、HERO6と同様の水準とのこと。今回の性能向上は、拡大された内蔵メモリーとアルゴリズムの改善によるものだという。補正量が大きくなったことによって画角が大幅に狭くなることはなさそうだ。
また、『TimeWarpビデオ』も新搭載。この機能は通常のタイムラプスとは異なる、揺れを抑えたスムーズなタイムラプス映像撮影を可能にする。旅行のように歩き回るシーンで特に役立つという。
そのほか、ユーザーからのリクエストにより、オーディオパフォーマンスを向上。ダイナミックレンジが強化され、より自然な響きの低音と明るい中高音で、会話をよりクリアに捉えることが出来るとのこと。さらに、マイクのメンブレン(振動板)を再設計。強風や防水などで効果を発揮し、不要な振動を軽減するほか、マイクの穴に水が入っても抜けやすくなり、クリアな録音を維持できるという。これに対しニック氏は「小さな進化で、ユーザーは気づかないかもしれないが、音の変化は決定的なものになる」とコメントした。
静止画では、新たに『スーパーフォト』機能が追加された。通常の撮影とHDRを自動的に切り替えることにより、ノウハウがなくてもプロのような写真を取ることができるという。
UIに関しても手が加えられた。スワイプによるモード切り替えなどに対応し、スマートフォンのようなシンプルな操作感を目指した。また、ギャラリー内で動画が自動再生されたり、カメラ内でスローモーション動画を再生するといったことが可能になる。ビデオを15/30秒でクリップして撮影するショートクリップボードや、インスタグラムの動画投稿を意識し、縦動画の撮影もできるようになった。
ニック氏は、「共有することには大きな価値がある」と話し、カメラとアプリのシステムを常にアップデートし、よりスマートな経験を目指すとした。スマートフォンへの自動転送に対応したほか、前作で追加された自動編集機能『Quik STORIES』においては、笑顔、大きな動きなどをカメラが認識し、認識したシーンを活用するといったアップデートが行われた。
「GoProはスマートフォンの延長といえるが、スマートフォンでは行けないところに行ける」ともニック氏は話し、「自分自身の体験を共有するものにおいて、ライブ配信に勝るものはない」と説明。今回のHERO 7 Blackでは、Facebook、Twitch、YouTubeといったプラットフォームへのライブストリーミング機能を、GoProとして初めて搭載した。
会場では、自身がGoProのフォーミュラカーに乗り、ポケットに入れたスマートフォンのアプリでFacebookのライブ配信を行った映像を上映。「車を降りた後で動画を見たときに、友達がリアルタイムでコメントしていたのを見て、もう一度出来事を体験しているような、ユニーク経験ができた」と話し、「この製品にどれだけ興奮しているか、わかっていただけたと思う」とアピールした。
HERO7 Blackの価格は53,460円(税込)で、前作HERO6 Blackの59,000円(税込)よりも安く設定されている。これに対し同社は、「GoProはユーザーを深く尊敬しているブランドで、ジンバルをカメラの中に追加したにもかかわらず、ほぼ変わらない金額で届けられることを誇らしく思う」とアピール。「素晴らしい機能を、素晴らしい価格で」と、コストパフォーマンスの高さをさらに強調した。
なお今回の発売を記念し、ミリオンダラーチャンレンジというキャンペーンを開催。HERO7 Blackユーザー限定で行われるもので、投稿した動画が選ばれた場合、他の受賞者と100万ドルを山分けできる。
HERO7 Blackの外形寸法は、62.3W×44.9H×33Dmm、質量は116g。着脱式の1,220mAhのリチウムイオンバッテリーを備える。動画は4K(60fps)に対応し、静止画は12メガピクセル。GPSを搭載する。インターフェースはUSB Type-CとmicroHDMIで、記録メディアはmicroSD。
HERO7 Silverの外形寸法は、62.3W×44.9H×28.3Dmm、質量は94.4g。バッテリーは内蔵式。動画は4K(30fps)に対応し、静止画は10メガピクセル。GPSを搭載する。インターフェースはUSB Type-Cで、記録メディアはmicroSD。
HERO7 Whiteの外形寸法は、62.3W×44.9H×28.3Dmm、質量は92.4g。バッテリーは内蔵式。動画は1080p(60fps)に対応し、静止画は10メガピクセル。インターフェースはUSB Type-Cで、記録メディアはmicroSD。
メーカー担当者による説明動画はこちら。