商空間にも提供していく感動価値体験
BtoBのアプローチでプロジェクターの可能性を拓く、エプソンの意気込みとは
エプソン販売(株)は、プロジェクターを活用した映像空間演出の新たな事業に着手、商業施設などを対象に幅広く展開する構えである。既報のとおり2018年11月30日、レストラン「Casita(カシータ)」の本店となる青山店でこれを実施、同日日中に映像空間演出の実際を披露する説明会を開催した。
説明会に登壇した同社取締役 販売推進本部長 小川浩司氏は、「Casita様では、最高の感動をもたらすおもてなしに注力されている。これは映像を使って感動を提供するという当社の考え方と共通するものがあり、一緒に感動の空間をつくる機会をいただいた」と説明。またエプソンのプロジェクター展開についてあらためて、世界シェア1/3、国内でもオフィス分野や文教の分野を中心に23年連続シェア70%を獲得している圧倒的な存在感を説明した。
「プロジェクターを使った映像空間演出の取り組みは、まだ十分にできていない。今回の例を皮切りにこれを広げることは我々のビジネスチャンスとなり、レストランの集客にもつなげていきたい」と語る小川氏は、同社の新たな展開に意欲を示した。
さらに同社販売推進本部 VPMD部長の蟹澤啓明氏は、「エプソンのプロジェクター事業はシェアナンバーワンを頂戴しているが、いまのままでは今後の成長は期待できない。プロジェクターをつなげて大画面を表現する、四角ではないかたちで出力するなど、さまざまな表現を模索する中で、こうした空間の演出が価値を提供しお客様に喜びをもたらすことができると考えた。心地のいい空間でのおもてなしの中に、驚きと感動を演出し、お客様に体験価値を提供していきたい」と語った。
Casitaでは、3Fのメインダイニングの5箇所にエプソンのインクジェットプリンターで背景を印刷したパネルを壁掛けし、ここにプロジェクターを使った映像をマッピング、音楽に合わせて絵が動く演出を施す。
また6Fのラウンジでは、赤外線センサーにより温度に反応する安価なシステムを採用して、テーブルマッピングを実施。「リーズナブルなシステムであり、様々な店舗で活用して欲しい」と期待を寄せる。
映像コンテンツ制作や映像での演出プログラムを手がけた(株)シムディレクト 代表取締役 長崎英樹氏は、「大掛かりな演出のシステムは一段落しており、小型常設で展開するプロジェクションマッピングの需要がかなり拡大、レストランもその1つ」と昨今の状況を説明。Casitaでの演出について「派手でインパクトの強い演出は印象的だが、ここではそうでなく、おもてなしにファンの多いこのお店の従来のお客様にも喜ばれるよう空間に馴染むものとし、飽きのこないやさしい映像を採用した」と語った。
音楽は広く知られたクラシックの楽曲をベースに編曲を施したオリジナル音源、音楽にあわせて演奏家たちが手にした楽器を演奏する映像や、空間の絵が変わっていく映像が流れるといった、いくつかのパターンのプログラムが用意された。映像や音楽はタブレットデバイスを使って手元でオペレーションでき、その場で撮った写真やテキストなども取り込むことができるという。
エプソン販売では、プロジェクターの新たな活路をひらくこの取り組みに対して大きな意欲を燃やす。プロジェクターと映像や音楽などコンテンツ、オペレーションのプログラムなどをセットとし、コンテンツの内容などさまざまなパターンを用意し価格帯の選択肢も取り揃えていく。商業施設やイベント空間などに向け、広くアピールしていくほか、エンドユーザーに向けたセット商材の提案も視野に入れているという。
こうした取り組みの根底にあるのは、コンシューマー向け商品の展開と同様、「感動価値体験の提供」という考え方。プロジェクターでの新たなビジネスチャンスの開拓に注視したい。
「Casita青山店」http://www.casita.jp/casita/
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 3階
説明会に登壇した同社取締役 販売推進本部長 小川浩司氏は、「Casita様では、最高の感動をもたらすおもてなしに注力されている。これは映像を使って感動を提供するという当社の考え方と共通するものがあり、一緒に感動の空間をつくる機会をいただいた」と説明。またエプソンのプロジェクター展開についてあらためて、世界シェア1/3、国内でもオフィス分野や文教の分野を中心に23年連続シェア70%を獲得している圧倒的な存在感を説明した。
「プロジェクターを使った映像空間演出の取り組みは、まだ十分にできていない。今回の例を皮切りにこれを広げることは我々のビジネスチャンスとなり、レストランの集客にもつなげていきたい」と語る小川氏は、同社の新たな展開に意欲を示した。
さらに同社販売推進本部 VPMD部長の蟹澤啓明氏は、「エプソンのプロジェクター事業はシェアナンバーワンを頂戴しているが、いまのままでは今後の成長は期待できない。プロジェクターをつなげて大画面を表現する、四角ではないかたちで出力するなど、さまざまな表現を模索する中で、こうした空間の演出が価値を提供しお客様に喜びをもたらすことができると考えた。心地のいい空間でのおもてなしの中に、驚きと感動を演出し、お客様に体験価値を提供していきたい」と語った。
Casitaでは、3Fのメインダイニングの5箇所にエプソンのインクジェットプリンターで背景を印刷したパネルを壁掛けし、ここにプロジェクターを使った映像をマッピング、音楽に合わせて絵が動く演出を施す。
また6Fのラウンジでは、赤外線センサーにより温度に反応する安価なシステムを採用して、テーブルマッピングを実施。「リーズナブルなシステムであり、様々な店舗で活用して欲しい」と期待を寄せる。
映像コンテンツ制作や映像での演出プログラムを手がけた(株)シムディレクト 代表取締役 長崎英樹氏は、「大掛かりな演出のシステムは一段落しており、小型常設で展開するプロジェクションマッピングの需要がかなり拡大、レストランもその1つ」と昨今の状況を説明。Casitaでの演出について「派手でインパクトの強い演出は印象的だが、ここではそうでなく、おもてなしにファンの多いこのお店の従来のお客様にも喜ばれるよう空間に馴染むものとし、飽きのこないやさしい映像を採用した」と語った。
音楽は広く知られたクラシックの楽曲をベースに編曲を施したオリジナル音源、音楽にあわせて演奏家たちが手にした楽器を演奏する映像や、空間の絵が変わっていく映像が流れるといった、いくつかのパターンのプログラムが用意された。映像や音楽はタブレットデバイスを使って手元でオペレーションでき、その場で撮った写真やテキストなども取り込むことができるという。
エプソン販売では、プロジェクターの新たな活路をひらくこの取り組みに対して大きな意欲を燃やす。プロジェクターと映像や音楽などコンテンツ、オペレーションのプログラムなどをセットとし、コンテンツの内容などさまざまなパターンを用意し価格帯の選択肢も取り揃えていく。商業施設やイベント空間などに向け、広くアピールしていくほか、エンドユーザーに向けたセット商材の提案も視野に入れているという。
こうした取り組みの根底にあるのは、コンシューマー向け商品の展開と同様、「感動価値体験の提供」という考え方。プロジェクターでの新たなビジネスチャンスの開拓に注視したい。
「Casita青山店」http://www.casita.jp/casita/
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 3階