有線NC機、NCなしワイヤレス機も
デノン、ノイズキャンセリング機能を強化しaptX HDにも対応したBluetoothヘッドホン「AH-GC30」
デノンは、デジタル・ノイズキャンセリング機能を搭載し、aptX HDコーデックにも対応したBluetoothヘッドホン「AH-GC30」を3月下旬に発売する。また、同シリーズとして、ノイズキャンセリング機能を搭載しつつ有線モデルとした「AH-GC25NC」を4月下旬に、ノイズキャンセリング機能は搭載しないBluetoothヘッドホン「AH-GC25W」を5月下旬に発売する。
・「AH-GC30」ノイズキャンセリング対応Bluetoothヘッドホン
¥OPEN(予想実売価格36,750円前後)3月下旬発売
・「AH-GC25NC」ノイズキャンセリング対応ヘッドホン
¥OPEN(予想実売価格27,750円前後)4月下旬発売
・「AH-GC25W」Bluetoothヘッドホン
¥OPEN(予想実売価格23,750円前後)5月下旬発売
3機種でデザインは共通しており、いずれもホワイトとブラックの2色を用意。一方で、上述のようにそれぞれ機能が異なっている。「AH-GC30」は従来モデルから刷新・強化されたノイズキャンセリング機能を搭載、さらにはaptX HDにも対応したBluetooth機能も備えた「全部入り」ワイヤレスヘッドホン。アナログケーブルでの有線接続にも対応。さらにUSBによる有線デジタル接続によって再生できるUSB-DAC機能も備える(48kHz/16bitまで対応)。
「AH-GC25NC」はAH-GC30と同様のノイズキャンセリング機能を搭載しつつ有線モデル(アナログ接続)としたモデルとなる。USB-DAC機能は非搭載となる。
「AH-GC25W」は、Bluetoothヘッドホンだがノイズキャンセリング機能は非搭載。上位機と同様にaptX HDコーデックに対応し、USB-DAC機能も搭載する。
また、AH-GC30とAH-GC25NCはデノンの上位モデルの技術を継承したフリーエッジ・ドライバーを搭載している。以下に各モデルの詳細を紹介する。
■「AH-GC30」
デノンは同社初のノイズキャンセリング対応Bluetoothヘッドホンとなった従来モデル「AH-GC20」(関連ニュース)を2015年からラインナップしてたが、AH-GC30はその後継モデルとなる、AH-GC20からノイズキャンセリング機能を大幅刷新・強化。AH-GC20ではアナログ方式だったが、本機では同社初となるデジタル・ノイズキャンセリングを採用。さらに3モードからキャンセリング効果を選択できる機能も搭載した。
モードは「飛行機」「シティ」「オフィス」の3つから選択でき(オフも選択可能)、周囲の状況に合わせた最適なノイズキャンセル効果が得られるとする。「飛行機」は機内の150Hz程度のノイズに、「シティ」は電車やバス・町中のノイズに、「オフィス」はより広範囲な帯域に対応したモードとなる。
また、ハウジングの内側、外側にそれぞれ集音マイクを備えるフィードバック&フィードフォワード方式を採用。耳元と周囲の両方の騒音から生成した逆位相の信号によって高精度にノイズを打ち消すことが可能だという。
なお、3モデル共に音質チューニングはサウンドマネージャーの山内氏が担当。特にAH-GC30とAH-GC25NCについては優れたノイズキャンセリング性能を発揮しつつ、本来のデノンサウンドを損なわない音質になるようチューニングを行ったという。
周囲音ミックス機能も搭載。右側のハウジングの中央を2回タップすることで、本機の集音マイクで取り込んだ周囲の音を音楽にミックスして再生できる。
Bluetoothによるワイヤレス再生については、コーデックがaptXおよびaptX HDに対応。aptX HDにおいては、対応機器との組み合わせにより、ワイヤレスで最大48kHz/24bit相当のデータが再生できる。そのほか、AAC、SBCコーデックにも対応する。最大8台登録可能なマルチペアリング、2台まで同時接続できるマルチポイント接続も可能だ。
本体のmicro USB端子からUSBケーブルを使ってパソコン等と接続、デジタル再生が行えるUSB-DAC機能も搭載。対応フォーマットは48kHz/16bitまで。充電しながらの再生も可能だ。USBケーブルも付属している。
アナログケーブルによる有線接続での再生も可能。バッテリーが切れた場合やBluetooth接続が使えない場合にも、有線ヘッドホンとして利用できる。アナログによる有線接続時は、ハイレゾ再生にも対応する。また、有線接続時でも再生/一時停止、電話着信時の応答が可能だ。
連続再生時間は、Bluetoothとノイズキャンセリング機能を用いた状態で約20時間を実現。また、バッテリー残量なしの状態から約2時間で100%まで充電できる。音声ガイダンスでバッテリー残量を確認することも可能。音楽を再生していない状態が10分間続くと自動的に電源がオフになるオートスタンバイ機能も搭載する。
ヘッドホン部には、40mm口径のカーボンファイバー・フリーエッジ・ドライバーを新たに搭載。フラグシップ機を含むデノンの上位ヘッドホンで採用されているフリーエッジ・ドライバーは、スピーカー用のドライバーユニットと同様に振動板外周をロールエッジで支持する構造を備える。これにより振動板全域にわたる均一なピストンモーションが可能で、低歪かつ低域の量感豊かなサウンドを実現するとする。
なお、AH-D9200やAH-D7200で採用されているフリーエッジ・ドライバーはナノファイバー振動板を採用しているが、本機はカーボンファイバーを振動板に用いてる。
また、ハウジングに設けたポートによってドライバーの前後の音圧バランスを整え、振動板のピストンモーションを最適化するアコースティック・オプティマイザーを搭載する。
イヤーパッドには、一般的な人工皮革の約2倍の耐久性を備えるという人工皮革を採用。耳の周囲全体に均等にフィットする形状と側圧を最適化する形状記憶フォームにより、快適な装着感と気密性を両立したとする。ハンガー部は音質と外観の両方を考慮して、軽量・堅牢なアルミダイキャストを採用する。
そのほか、内蔵マイクによるハンズフリー通話に対応。cVcテクノロジーにより、周囲の騒音や風切り音を抑えたクリアな通話を実現する。SiriおよびGoogleアシスタントの呼び出し機能も搭載。再生中にコールボタンを1秒以上長押しすることで、各機能を呼び出せる。
再生周波数帯域は5 - 50,000Hz、感度は98dB、質量は287g。
■AH-GC25NC
AH-GC25NCは、AH-GC30と同様のノイズキャンセリング機能を搭載した有線ヘッドホン(本機はアナログ接続のみ)。やはり、3モードからノイズキャンセリング機能を選択できる。また、周囲音ミックス機能も備える。
ドライバーはAH-GC30と同じく40mmカーボンファイバー・フリーエッジ・ドライバーを搭載。ハイレゾにも対応する。アコースティックオプティマイザーの搭載、イヤーパッドやハンガーなど、ヘッドホン部の構造はAH-GC30と同様だ。
ノイズキャンセリング使用時で約40時間の音楽再生が可能。バッテリー残量なしから約2時間でフル充電が行える。オートスタンバイ機能、Siri/Googleアシスタント呼び出し機能も備える。
ケーブルは、1.3mの通常ケーブルと、1.3mのリモコンマイク付きケーブルの2種類を同梱する。再生周波数帯域は5 - 50,000Hz、感度は98dB、質量は287g。
■AH-GC25W
AH-GC25Wは、ノイズキャンセリング機能なしのBluetoothヘッドホン。USB-DAC機能、アナログ有線接続も可能な点はAH-GC30と同様。また、本機もBluetoothはaptXおよびaptX HDに対応する。連続再生時間は約30時間で、やはり2時間でのフル充電が可能だ。
本機のみドライバーはフリーエッジ型ではなく、一般的なタイプの振動板を採用。有線接続時はハイレゾにも対応する。ヘッドホンのそのほかについては、上述の2モデルと同様だ。
オートスタンバイ機能、Siri/Google アシスタント呼び出し機能も備える。再生周波数帯域は5 - 40,000Hz、感度は98dB、質量は284g。
・「AH-GC30」ノイズキャンセリング対応Bluetoothヘッドホン
¥OPEN(予想実売価格36,750円前後)3月下旬発売
・「AH-GC25NC」ノイズキャンセリング対応ヘッドホン
¥OPEN(予想実売価格27,750円前後)4月下旬発売
・「AH-GC25W」Bluetoothヘッドホン
¥OPEN(予想実売価格23,750円前後)5月下旬発売
3機種でデザインは共通しており、いずれもホワイトとブラックの2色を用意。一方で、上述のようにそれぞれ機能が異なっている。「AH-GC30」は従来モデルから刷新・強化されたノイズキャンセリング機能を搭載、さらにはaptX HDにも対応したBluetooth機能も備えた「全部入り」ワイヤレスヘッドホン。アナログケーブルでの有線接続にも対応。さらにUSBによる有線デジタル接続によって再生できるUSB-DAC機能も備える(48kHz/16bitまで対応)。
「AH-GC25NC」はAH-GC30と同様のノイズキャンセリング機能を搭載しつつ有線モデル(アナログ接続)としたモデルとなる。USB-DAC機能は非搭載となる。
「AH-GC25W」は、Bluetoothヘッドホンだがノイズキャンセリング機能は非搭載。上位機と同様にaptX HDコーデックに対応し、USB-DAC機能も搭載する。
また、AH-GC30とAH-GC25NCはデノンの上位モデルの技術を継承したフリーエッジ・ドライバーを搭載している。以下に各モデルの詳細を紹介する。
■「AH-GC30」
デノンは同社初のノイズキャンセリング対応Bluetoothヘッドホンとなった従来モデル「AH-GC20」(関連ニュース)を2015年からラインナップしてたが、AH-GC30はその後継モデルとなる、AH-GC20からノイズキャンセリング機能を大幅刷新・強化。AH-GC20ではアナログ方式だったが、本機では同社初となるデジタル・ノイズキャンセリングを採用。さらに3モードからキャンセリング効果を選択できる機能も搭載した。
モードは「飛行機」「シティ」「オフィス」の3つから選択でき(オフも選択可能)、周囲の状況に合わせた最適なノイズキャンセル効果が得られるとする。「飛行機」は機内の150Hz程度のノイズに、「シティ」は電車やバス・町中のノイズに、「オフィス」はより広範囲な帯域に対応したモードとなる。
また、ハウジングの内側、外側にそれぞれ集音マイクを備えるフィードバック&フィードフォワード方式を採用。耳元と周囲の両方の騒音から生成した逆位相の信号によって高精度にノイズを打ち消すことが可能だという。
なお、3モデル共に音質チューニングはサウンドマネージャーの山内氏が担当。特にAH-GC30とAH-GC25NCについては優れたノイズキャンセリング性能を発揮しつつ、本来のデノンサウンドを損なわない音質になるようチューニングを行ったという。
周囲音ミックス機能も搭載。右側のハウジングの中央を2回タップすることで、本機の集音マイクで取り込んだ周囲の音を音楽にミックスして再生できる。
Bluetoothによるワイヤレス再生については、コーデックがaptXおよびaptX HDに対応。aptX HDにおいては、対応機器との組み合わせにより、ワイヤレスで最大48kHz/24bit相当のデータが再生できる。そのほか、AAC、SBCコーデックにも対応する。最大8台登録可能なマルチペアリング、2台まで同時接続できるマルチポイント接続も可能だ。
本体のmicro USB端子からUSBケーブルを使ってパソコン等と接続、デジタル再生が行えるUSB-DAC機能も搭載。対応フォーマットは48kHz/16bitまで。充電しながらの再生も可能だ。USBケーブルも付属している。
アナログケーブルによる有線接続での再生も可能。バッテリーが切れた場合やBluetooth接続が使えない場合にも、有線ヘッドホンとして利用できる。アナログによる有線接続時は、ハイレゾ再生にも対応する。また、有線接続時でも再生/一時停止、電話着信時の応答が可能だ。
連続再生時間は、Bluetoothとノイズキャンセリング機能を用いた状態で約20時間を実現。また、バッテリー残量なしの状態から約2時間で100%まで充電できる。音声ガイダンスでバッテリー残量を確認することも可能。音楽を再生していない状態が10分間続くと自動的に電源がオフになるオートスタンバイ機能も搭載する。
ヘッドホン部には、40mm口径のカーボンファイバー・フリーエッジ・ドライバーを新たに搭載。フラグシップ機を含むデノンの上位ヘッドホンで採用されているフリーエッジ・ドライバーは、スピーカー用のドライバーユニットと同様に振動板外周をロールエッジで支持する構造を備える。これにより振動板全域にわたる均一なピストンモーションが可能で、低歪かつ低域の量感豊かなサウンドを実現するとする。
なお、AH-D9200やAH-D7200で採用されているフリーエッジ・ドライバーはナノファイバー振動板を採用しているが、本機はカーボンファイバーを振動板に用いてる。
また、ハウジングに設けたポートによってドライバーの前後の音圧バランスを整え、振動板のピストンモーションを最適化するアコースティック・オプティマイザーを搭載する。
イヤーパッドには、一般的な人工皮革の約2倍の耐久性を備えるという人工皮革を採用。耳の周囲全体に均等にフィットする形状と側圧を最適化する形状記憶フォームにより、快適な装着感と気密性を両立したとする。ハンガー部は音質と外観の両方を考慮して、軽量・堅牢なアルミダイキャストを採用する。
そのほか、内蔵マイクによるハンズフリー通話に対応。cVcテクノロジーにより、周囲の騒音や風切り音を抑えたクリアな通話を実現する。SiriおよびGoogleアシスタントの呼び出し機能も搭載。再生中にコールボタンを1秒以上長押しすることで、各機能を呼び出せる。
再生周波数帯域は5 - 50,000Hz、感度は98dB、質量は287g。
■AH-GC25NC
AH-GC25NCは、AH-GC30と同様のノイズキャンセリング機能を搭載した有線ヘッドホン(本機はアナログ接続のみ)。やはり、3モードからノイズキャンセリング機能を選択できる。また、周囲音ミックス機能も備える。
ドライバーはAH-GC30と同じく40mmカーボンファイバー・フリーエッジ・ドライバーを搭載。ハイレゾにも対応する。アコースティックオプティマイザーの搭載、イヤーパッドやハンガーなど、ヘッドホン部の構造はAH-GC30と同様だ。
ノイズキャンセリング使用時で約40時間の音楽再生が可能。バッテリー残量なしから約2時間でフル充電が行える。オートスタンバイ機能、Siri/Googleアシスタント呼び出し機能も備える。
ケーブルは、1.3mの通常ケーブルと、1.3mのリモコンマイク付きケーブルの2種類を同梱する。再生周波数帯域は5 - 50,000Hz、感度は98dB、質量は287g。
■AH-GC25W
AH-GC25Wは、ノイズキャンセリング機能なしのBluetoothヘッドホン。USB-DAC機能、アナログ有線接続も可能な点はAH-GC30と同様。また、本機もBluetoothはaptXおよびaptX HDに対応する。連続再生時間は約30時間で、やはり2時間でのフル充電が可能だ。
本機のみドライバーはフリーエッジ型ではなく、一般的なタイプの振動板を採用。有線接続時はハイレゾにも対応する。ヘッドホンのそのほかについては、上述の2モデルと同様だ。
オートスタンバイ機能、Siri/Google アシスタント呼び出し機能も備える。再生周波数帯域は5 - 40,000Hz、感度は98dB、質量は284g。