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上位シリーズは“ナノテクノロジー” で画質向上

LG、AI対応画質エンジン搭載の4K液晶テレビ「SM9000P」など5シリーズ。4Kチューナー1基搭載

公開日 2019/04/16 13:00 編集部:成藤 正宣
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LGエレクトロニクス・ジャパンは、同社4K液晶テレビの2019年モデルとして、新4K衛星放送対応チューナーを内蔵する「LG NanoCell TV AI ThinQ」3シリーズ6モデル、「LG UHD TV AI ThinQ」2シリーズ4モデルを、4月25日より順次発売する。ラインナップは以下の通り。

全モデル4Kチューナー/新映像エンジンを搭載する2019年のLG 4K液晶TVが発表

LG NanoCell TV AI ThinQ
※()内は市場想定価格

SM9000P
・65型「65SM9000PJB」¥OPEN(300,000円前後)
・55型「55SM9000PJB」¥OPEN(220,000円前後)

「SM9000P」

SM8600P
・75型「75SM8600PJB」¥OPEN(430,000円前後)

「SM8600P」

SM8100P
・65型「65SM8100PJB」¥OPEN(230,000円前後)
・55型「55SM8100PJB」¥OPEN(180,000円前後)
・49型「49SM8100PJB」¥OPEN(150,000円前後)

「SM8100P」

LG UHD TV AI ThinQ
UM7500P
・65型「65UM7500PJA」¥OPEN(210,000円前後)
・55型「55UM7500PJA」¥OPEN(160,000円前後)
・43型「43UM7500PJA」¥OPEN(110,000円前後)

「UM7500P」

UM7100P
・49型「49UM7100PJA」¥OPEN(130,000円前後)

「UM7100P」


2019年モデルは、全機種がBS 4K/110度CS 4Kチューナーを1系統内蔵。トップエンドからエントリーまで、別途チューナーを用意すること無く新4K衛星放送を視聴することができる。その他、地デジチューナー2系統、BS/110度CSチューナー2基系統内蔵する点も共通する。

LG 2019年の4KTVは、ハイエンドからエントリーまで全モデルが4Kチューナーを搭載する

映像面においても、全機種が従来モデルの映像エンジンを改良した「α7 Gen2 Intelligent Processor」を搭載。α7 Gen2エンジンは色再現性や色合い調整機能を高めつつ、新たにAIによる映像調整機能に対応。ディープラーニングに基づき、コンテンツに合わせリアルタイムでノイズ低減やシャープネスを調節する「AI映像」、視聴環境の明るさに応じて映像の輝度を部分単位で調節する「AI輝度」機能が利用できる。両機能は設定画面からオン/オフ可能。

映像エンジン「α7 Gen2 Intelligent Processor」は、AI技術を活用した自動画質調整機能を搭載する

音声面でもAIが活用されており、視聴中コンテンツの2ch音源から映像に適した5.1chバーチャルサラウンド音源を生成する「AIサウンド」、多機能リモコン“マジックリモコン” を用いて視聴環境を分析し音響特性を最適化する「オートサウンドチューニング」などを搭載。また、内蔵スピーカーはドルビーアトモスに対応する。

2ch音源を、AIを活用しコンテンツに最適なバーチャル5.1ch音源に変換する「AIサウンド」機能を搭載。オプションの“マジックリモコン”を活用した音響特性の調整機能や、ドルビーアトモス対応なども行う

独自のAIプラットフォーム「ThinQ AI」も改良。同時に、Googleアシスタントにも対応。リモコンから音声入力を行うと、入力した内容に応じて最適な情報を提供できる音声アシスタントが自動的に選択される。また、発売後アップデートによりAmazon Alexaにも対応する予定となっている。ThinQ AIやUIまわりの機能は同時発表の有機ELテレビと共通している(詳細はこちらの記事を参照)。

独自のAI「ThinQ AI」とGoogleアシスタントを、音声入力の内容に応じて自動で使い分ける

3シリーズ6モデルをラインナップする「LG NanoCell TV AI ThinQ」は、1nmの微粒子を敷き詰めたIPSパネル「NanoCell Display」をはじめ、“ナノテクノロジー”と呼称する独自技術により高画質化を図った上位シリーズ。

フラグシップモデルである「SM9000P」では、NanoCell Displayにより色ノイズの原因となる光波長を吸収する「NanoColor」、10億色以上の色彩を広い角度で再現できる「NanoAccuracy」、直下型LEDひとつひとつを細やかに部分調光し黒の沈み込みを強化する「NanoBlack」、最も薄い箇所で約4.8mmを実現する狭ベゼルデザイン「NanoBezel」という4種類のナノテクノロジーを採用する。

上位シリーズ「LG NanoCell TV AI ThinQ」は独自の“ナノテクノロジー”により高画質化を図る

また、秒間120フレームの倍速表示、入力されたHDR信号に応じてシーン単位で独自のトーンカーブ調整を行う「Cinema HDR」も搭載。HDRはドルビービジョン/Advanced HDR by technicolor/HDR10/HLGの4規格に対応する。

シリーズ中最大サイズの75型「SM8600」は、「NanoColor」「NanoAccuracy」、120フレーム倍速や「Cinema HDR」などを採用。HDRもSM9000P同様の4規格に対応する。

「SM8100P」では「NanoColor」「NanoAccuracy」「NanoBezel」を採用し、HDR規格はHDR10/HLGの2種類に対応。フレームごとにHDRのメタデータに応じた補正を行う独自技術「Active HDR」も搭載している。

「LG UHD TV AI ThinQ」は、49〜65型をラインナップするベーシックシリーズ。上位シリーズ同様にThinQ AI、ドルビーアトモスに対応し、Active HDR技術も搭載している。

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