”白物家電的な映像機器”も
ピクセラがロゴ一新、新ブランド始動、人気YouTuberとコラボ。「認知度低い」を変える新戦略
ピクセラは、コーポレートロゴを一新。さらに新ライフスタイルブランド「Re・De(リ・デ)」、そしてYouTube番組「ピクセラTV」をスタートするなど、ピクセラグループにおけるブランド戦略の再構築を行う。
■藤岡副社長「ピクセラグループブランドの認知度低い」− 戦略の再構築図る
ピクセラは1982年に創業。「最先端のデジタルテクノロジーを自社開発し、それをもとにユーザーが使いやすい製品を提供していく」ことをコンセプトとし、近年では4K/8KやIoT、VR/AR、AIに注力した製品企画・開発を行っている。
事業領域を拡大しており、2018年5月には(株)エスキュービズムから、一人暮らし向け家電の企画・製造・販売を行う(株)A-Stageを買収。2019年2月には民泊/インバウンド関連コンサルタント事業を行うbiz.Creave(株)をグループに加えている。
(株)ピクセラ 副社長 兼 (株)A-Stage 代表取締役の藤岡 毅氏は「ピクセラグループとして一層のシナジーを発揮しつつさらに成長・進化していく」と語るとともに、今後必要とされるポイントとして「最先端のデジタル技術をさらに深掘りし他社との差別化を図る」「事業領域・事業基盤の拡大」「ブランド戦略の再構築」の3点を挙げた。
「市場でのピクセラグループブランドの認知度は非常に低い」ときっぱり言い切る藤岡氏。同社にとってもこれは長年の課題だったという。そこで今回、ブランドロゴの一新をはじめとするブランド戦略の再構築を行うに至った、と説明した。
■「ピクセル」が"立体的”になった「PIXELA CLEAR CUBE」を組み合わせた新コーポレートロゴ
これまでのロゴは、要素の最小単位であり、ピクセラの語源でもある「ピクセル」を"平面的”な図案として使用していた。しかし今回、それを"立体的”に成長させたCUBE=「PIXELA CLEAR CUBE」へと拡張。このCUBEを組み合わせてグループ各社のロゴを構築することで、各社の事業ビジョンやコンセプトを可視化したという。
なお「PIXELA CLEAR CUBE」は立方体の中が透けた構造も図案化することで、各社内・グループ間の風通しの良さや透明性も表現したとしている。
新ロゴへの切換えは、2019年末までに順次行っていくとのことだ。
■新ライフスタイルブランド「Re・De」始動。インテリア家電のコンセプトモデルも
A-Stageの手掛ける家電製品は、これまで「S-cubism」というブランド名で販売が行われていたが、このたびコーポレートブランドと同じ「A-Stage」に切換え。これにより社名の訴求を図る考えだ。
さらに、ピクセラとA-Stageのグループ横断で開発する新ライフスタイルブランド「Re・De(リ・デ)」を始動する。
このブランド名には「Redefine(暮らしを再定義する)」「Redesign(暮らしを彩る)」「Rededicate(暮らしにもう一度想いを込める)」という3つの意味がこめられているとのこと。「S-cubism」ブランドでは一人暮らし層をメインターゲットに、小型・薄型で手頃な価格の家電製品を展開してきたが、「Re・De」では「上質な時間、大人の暮らし」を打ち出し、「日々に彩りを与え、新しい過ごし方を提案する商品たちで理想の暮らしを叶えて」いくとしている。
第一弾製品として、今年冬に電気圧力鍋(価格未定)の発売を予定。サイズは2L、無水調理やスロー調理、40度からの低温調理にも対応。食卓で盛りつけることも想定したというデザインは、スマートかつちょっとレトロなテイストも感じる。カラーバリエーションも揃える予定で、発売後の反応を見つつサイズのバリエーションも検討したいとのことだった。
また、インテリア家電のコンセプトモデル「White Vision」の開発も明らかにされ、モックが披露された。これはいわゆる"黒物家電”である映像機器を、暮らしに寄り添う"白物家電”として捉えたというもの。
住空間との調和を重視し、イーゼルのようなデザインを採用。特にこだわったのは背面で、形状はもちろんケーブルの這わせ方まで気を配ったという。
ディスプレイ部は32型の4Kで、縦・横に回転が可能。「普段は縦でスマートに、VODなどを見るときは横型にして」という使い方を例示していた。スピーカー部は背面のデザイン的アクセントとするとともに、音質も追求する考え。オーディオ専業メーカーとの協業開発も模索中とのことだった。
スペック面の詳細は明らかにされなかったが、4Kパネルは現在選定中。放送チューナーは内蔵せず、ワイヤレスで飛ばすかたちを検討。AndroidTVの搭載も検討しているとのことだった。
■人気YouTuberたちがピクセラ製品を楽しみたおす!「ピクセラTV」スタート
また、YouTubeチャンネル「ピクセラTV」を8月30日19時にオープン。VAZ所属人気YouTuberやミスキャン参加者たちなどが、ピクセラ広報担当者らと製品を実際に体験。お堅いレビューではなく、和気あいあいとした雰囲気のなか自然体で製品の面白さを視聴者と一緒に体験していくというスタイルだ。週に1回程度を目処に動画を追加していくとのこと。
発表会には、「ピクセラTV」にも出演している村上チハヤさん、せりしゅんさん(ともにVAZ所属ユーチューバー)が登場。「楽しんでください!」(村上さん)、「自分自身もすごく(撮影で)楽しんだ。橋谷さん(※ピクセラ広報)との絡みも面白いです」(せりしゅんさん)、と「ピクセラTV」をアピールしていた。
さらに、YouTubeつながり(?)で、先月YouTuberデビューしたタレントのデヴィ夫人と、(YouTuberではないが)お笑いタレントの「流れ星」のおふたりも登場。
デヴィ夫人は「YouTubeってすごいですよね。発想もそうですし監督、カメラマン、編集まで全部ひとりでやる。全く無名の人がYouTubeで有名になって、世界中で見られるということもあるでしょう?」「わたくしのYouTubeでは皆さまが知らない、全く違った世界をご紹介しているので、見てくださいね」とアピール。
「流れ星」のふたりは、ピクセラの人気商品であるiPhone/iPad用テレビチューナー「Xit」を使った一発ギャグを披露。記者発表会にありがちな堅めの空気をはねのけ、デヴィ夫人にも積極的に絡んでいき、会場から笑いを引き出していた。
■藤岡副社長「ピクセラグループブランドの認知度低い」− 戦略の再構築図る
ピクセラは1982年に創業。「最先端のデジタルテクノロジーを自社開発し、それをもとにユーザーが使いやすい製品を提供していく」ことをコンセプトとし、近年では4K/8KやIoT、VR/AR、AIに注力した製品企画・開発を行っている。
事業領域を拡大しており、2018年5月には(株)エスキュービズムから、一人暮らし向け家電の企画・製造・販売を行う(株)A-Stageを買収。2019年2月には民泊/インバウンド関連コンサルタント事業を行うbiz.Creave(株)をグループに加えている。
(株)ピクセラ 副社長 兼 (株)A-Stage 代表取締役の藤岡 毅氏は「ピクセラグループとして一層のシナジーを発揮しつつさらに成長・進化していく」と語るとともに、今後必要とされるポイントとして「最先端のデジタル技術をさらに深掘りし他社との差別化を図る」「事業領域・事業基盤の拡大」「ブランド戦略の再構築」の3点を挙げた。
「市場でのピクセラグループブランドの認知度は非常に低い」ときっぱり言い切る藤岡氏。同社にとってもこれは長年の課題だったという。そこで今回、ブランドロゴの一新をはじめとするブランド戦略の再構築を行うに至った、と説明した。
■「ピクセル」が"立体的”になった「PIXELA CLEAR CUBE」を組み合わせた新コーポレートロゴ
これまでのロゴは、要素の最小単位であり、ピクセラの語源でもある「ピクセル」を"平面的”な図案として使用していた。しかし今回、それを"立体的”に成長させたCUBE=「PIXELA CLEAR CUBE」へと拡張。このCUBEを組み合わせてグループ各社のロゴを構築することで、各社の事業ビジョンやコンセプトを可視化したという。
なお「PIXELA CLEAR CUBE」は立方体の中が透けた構造も図案化することで、各社内・グループ間の風通しの良さや透明性も表現したとしている。
新ロゴへの切換えは、2019年末までに順次行っていくとのことだ。
■新ライフスタイルブランド「Re・De」始動。インテリア家電のコンセプトモデルも
A-Stageの手掛ける家電製品は、これまで「S-cubism」というブランド名で販売が行われていたが、このたびコーポレートブランドと同じ「A-Stage」に切換え。これにより社名の訴求を図る考えだ。
さらに、ピクセラとA-Stageのグループ横断で開発する新ライフスタイルブランド「Re・De(リ・デ)」を始動する。
このブランド名には「Redefine(暮らしを再定義する)」「Redesign(暮らしを彩る)」「Rededicate(暮らしにもう一度想いを込める)」という3つの意味がこめられているとのこと。「S-cubism」ブランドでは一人暮らし層をメインターゲットに、小型・薄型で手頃な価格の家電製品を展開してきたが、「Re・De」では「上質な時間、大人の暮らし」を打ち出し、「日々に彩りを与え、新しい過ごし方を提案する商品たちで理想の暮らしを叶えて」いくとしている。
第一弾製品として、今年冬に電気圧力鍋(価格未定)の発売を予定。サイズは2L、無水調理やスロー調理、40度からの低温調理にも対応。食卓で盛りつけることも想定したというデザインは、スマートかつちょっとレトロなテイストも感じる。カラーバリエーションも揃える予定で、発売後の反応を見つつサイズのバリエーションも検討したいとのことだった。
また、インテリア家電のコンセプトモデル「White Vision」の開発も明らかにされ、モックが披露された。これはいわゆる"黒物家電”である映像機器を、暮らしに寄り添う"白物家電”として捉えたというもの。
住空間との調和を重視し、イーゼルのようなデザインを採用。特にこだわったのは背面で、形状はもちろんケーブルの這わせ方まで気を配ったという。
ディスプレイ部は32型の4Kで、縦・横に回転が可能。「普段は縦でスマートに、VODなどを見るときは横型にして」という使い方を例示していた。スピーカー部は背面のデザイン的アクセントとするとともに、音質も追求する考え。オーディオ専業メーカーとの協業開発も模索中とのことだった。
スペック面の詳細は明らかにされなかったが、4Kパネルは現在選定中。放送チューナーは内蔵せず、ワイヤレスで飛ばすかたちを検討。AndroidTVの搭載も検討しているとのことだった。
■人気YouTuberたちがピクセラ製品を楽しみたおす!「ピクセラTV」スタート
また、YouTubeチャンネル「ピクセラTV」を8月30日19時にオープン。VAZ所属人気YouTuberやミスキャン参加者たちなどが、ピクセラ広報担当者らと製品を実際に体験。お堅いレビューではなく、和気あいあいとした雰囲気のなか自然体で製品の面白さを視聴者と一緒に体験していくというスタイルだ。週に1回程度を目処に動画を追加していくとのこと。
発表会には、「ピクセラTV」にも出演している村上チハヤさん、せりしゅんさん(ともにVAZ所属ユーチューバー)が登場。「楽しんでください!」(村上さん)、「自分自身もすごく(撮影で)楽しんだ。橋谷さん(※ピクセラ広報)との絡みも面白いです」(せりしゅんさん)、と「ピクセラTV」をアピールしていた。
さらに、YouTubeつながり(?)で、先月YouTuberデビューしたタレントのデヴィ夫人と、(YouTuberではないが)お笑いタレントの「流れ星」のおふたりも登場。
デヴィ夫人は「YouTubeってすごいですよね。発想もそうですし監督、カメラマン、編集まで全部ひとりでやる。全く無名の人がYouTubeで有名になって、世界中で見られるということもあるでしょう?」「わたくしのYouTubeでは皆さまが知らない、全く違った世界をご紹介しているので、見てくださいね」とアピール。
「流れ星」のふたりは、ピクセラの人気商品であるiPhone/iPad用テレビチューナー「Xit」を使った一発ギャグを披露。記者発表会にありがちな堅めの空気をはねのけ、デヴィ夫人にも積極的に絡んでいき、会場から笑いを引き出していた。