ユニークな海外イヤホンにも注目
<ポタフェス>Harman KardonのBluetoothヘッドホン&イヤホン「FLYシリーズ」/「コンプライ」の素材がリニューアル
本日12月14日と15日の2日間、東京・秋葉原にてポータブルオーディオイベント「ポタフェス2019」(ポータブルオーディオフェスティバル)が開催される。本稿では、ハーマンインターナショナル/ヒビノ/Artio/宮地商会 M.I.D. 等のブースの模様をお伝えする。
ハーマンインターナショナルはJBL/Harman Kardonなどの製品を出展。新製品ではHarman Kardonから発売されたBluetoothヘッドホン/イヤホン「FLYシリーズ」が体験できる。
FLYシリーズは、ノイズキャンセリングを搭載したBluetoothヘッドホン「FLY ANC」、ブランド初のネックバンド型Bluetoothイヤホン「FLY BT」、そして2020年春に向けて開発中のブランド初完全ワイヤレスイヤホン「FLY TWS」の3モデルをラインナップ。いずれもハウジングの一部にワンポイントとして張られた革がトレードマークだ。
来年発売予定のFLY TWSのみモックの展示となっているが、他の2モデルは試聴可能。ブースのスタッフも、デザインはもちろん音質も高い水準にあるとアピールしていた。
ヒビノはAKGのプロフェッショナル向けラインのヘッドホンを出展。エントリーモデルから大型のフラグシップモデルまで幅広いラインナップが並べられている。
プロフェッショナルラインで初めて楕円形のイヤーカップを採用したポータブルモデル「K371-Y3」「K361-Y3」、古くから高い人気を誇るヘッドホンにヒビノ独自の保証を加え3年保証としたモデル「K701-Y3」「K240-Y3」など、今年から取り扱いを開始したモデルも取りそろえており、用意されたヘッドホンアンプを通して試聴可能だ。
TTRは、同社Artioブランドから12月9日より発売したイヤホン「CR-V1」「CR-M1」を出展。両モデルとも、今年7月にクラウドファンディングをスタートした後、12月9日から一般販売が開始されたばかり。左右のチャンネルを帯域、レベル、位相などを調節しつつミックスし、音の広がりを感じさせる独自技術「WARPシステム」を搭載している。
「CR-V1」は、ハウジングにチタン合金とアルミ合金を採用するフラグシップモデル。WARPシステムに加え、耳の穴を塞ぐことで生まれる共鳴を抑制する「SkIS」、製品最終段階での音質の微調整が行える「s.n.a」という独自技術を採用する。兄弟モデルの「CR-M1」はアルミハウジングとWARPシステム、SkISを採用する。
今回、同社はそのCR-V1をバランス接続対応に改造した試作機を参考出展。内部配線を変え、バランスケーブルを直に取り付けることで対応させている。ブーススタッフは、今後の製品開発に反映するかどうかは、来場者からのフィードバックを受けて判断したいと話していた。
宮地商会M.I.D.は、同社が取り扱うADVANCED/DEKONI AUDIOブランドを中心に出展。ADVANCEDの製品は、12月20日発売予定のブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「M5-TWS」が体験できる。5万人以上の耳型のデータを元にデザインし、3Dプリンターで成形したというハウジングが特徴のモデル。搭載するダイナミックドライバーも、カーボン素材を高圧で圧縮し、1枚の振動板にしたというユニークな「加圧高純度カーボンドライバー」を採用している。
DEKONI AUDIOの製品では、12月20日から発売予定のヘッドホンアクセサリー「Headphone Savior」が展示。比較的大きなヘッドホンも収納し持ち運べるキャリングケースで、フォーム素材を採用しているので水にも強いとのこと。また、完全ワイヤレスイヤホン向けのショートサイズのフォームイヤーピース「BULLETZ TWS」や、ヘッドホン用交換イヤーパッドの大きなサンプルなども展示している。
サトレックスは、自社開発のハイレゾ対応イヤホン/ヘッドホンを出展。スタンダードな形状のイヤホン“Tubomiシリーズ”、耳掛けタイプでMMCXリケーブル対応の“Tumuriシリーズ”をラインナップしている。
“Tumuri”のバリエーションモデルとして開発中のアルミ筐体のイヤホンは、2020年の発売を目処にブラッシュアップを続けているとのことだ。
オーツェイドは、自社ブランドintimeのイヤホン新製品「碧-2」を出展している。12月21日から先行予約と試聴を開始し、来年2月中旬以降5,908円(税抜)にて発売予定としている。
チタン筐体のフラグシップモデル「碧-Ti3」で採用していた、グラフェンコートを施したダイナミックドライバー、リニアリティ特性を改善したセラミックトゥイーター「VST」、自然な音を再生する技術「HDSS」といった技術の多くを引き継ぎ、ボーカルが特徴的なサウンドに仕上げているという。筐体素材にはステンレスを採用。
エントリージャパンは、同社のフォームイヤーピース「Comply」を出展。完全ワイヤレスイヤホン向けモデル「TrueGrip」のリニューアルモデルを紹介している。
リニューアルしたTrueGripは、形状やパッケージは従来から変わらないものの、ブランドの特徴であるフォーム素材を一新。より密度が増し、なめらかさや肌触りが向上したという。ブース担当者によれば、通常フォーム素材のなめらかさを高めようとすると素材が固くなるのだが、研究の積み重ねにより、今回の新素材では従来とほぼ変わらない特性を維持しているそうだ。
また、音導孔にダストフィルターを張った「TrueGrip Pro」も開発しており、来年以降3ペア6個入りで発売を検討中とのこと。
中国ブランドの様々なイヤホンを取り扱うLINSOULは、「Low Voltage Electrostatic Driver」というドライバーユニットを搭載したSHUOERブランドのイヤホンを中心に出展、紹介している。
「Low Voltage Electrostatic Driver」は静電ユニットとダイナミックドライバーが一体となったドライバーユニット。ブーススタッフによれば、静電ユニットは振動膜を磁石で挟み込むなど独自の工夫を施すことで、小型かつ低電圧での駆動を実現した、とのこと。
ラインナップは、小型のドライバーユニットを採用する9,000円前後の「SINGER」、カセットテープのような形状が特徴的な15,000円前後のモデル「TAPE」という2モデル。また、昇圧回路を必要とする別タイプの静電ドライバーを搭載した、90,000円前後のフラグシップモデル「EJ07」も出展している。
ハーマンインターナショナルはJBL/Harman Kardonなどの製品を出展。新製品ではHarman Kardonから発売されたBluetoothヘッドホン/イヤホン「FLYシリーズ」が体験できる。
FLYシリーズは、ノイズキャンセリングを搭載したBluetoothヘッドホン「FLY ANC」、ブランド初のネックバンド型Bluetoothイヤホン「FLY BT」、そして2020年春に向けて開発中のブランド初完全ワイヤレスイヤホン「FLY TWS」の3モデルをラインナップ。いずれもハウジングの一部にワンポイントとして張られた革がトレードマークだ。
来年発売予定のFLY TWSのみモックの展示となっているが、他の2モデルは試聴可能。ブースのスタッフも、デザインはもちろん音質も高い水準にあるとアピールしていた。
ヒビノはAKGのプロフェッショナル向けラインのヘッドホンを出展。エントリーモデルから大型のフラグシップモデルまで幅広いラインナップが並べられている。
プロフェッショナルラインで初めて楕円形のイヤーカップを採用したポータブルモデル「K371-Y3」「K361-Y3」、古くから高い人気を誇るヘッドホンにヒビノ独自の保証を加え3年保証としたモデル「K701-Y3」「K240-Y3」など、今年から取り扱いを開始したモデルも取りそろえており、用意されたヘッドホンアンプを通して試聴可能だ。
TTRは、同社Artioブランドから12月9日より発売したイヤホン「CR-V1」「CR-M1」を出展。両モデルとも、今年7月にクラウドファンディングをスタートした後、12月9日から一般販売が開始されたばかり。左右のチャンネルを帯域、レベル、位相などを調節しつつミックスし、音の広がりを感じさせる独自技術「WARPシステム」を搭載している。
「CR-V1」は、ハウジングにチタン合金とアルミ合金を採用するフラグシップモデル。WARPシステムに加え、耳の穴を塞ぐことで生まれる共鳴を抑制する「SkIS」、製品最終段階での音質の微調整が行える「s.n.a」という独自技術を採用する。兄弟モデルの「CR-M1」はアルミハウジングとWARPシステム、SkISを採用する。
今回、同社はそのCR-V1をバランス接続対応に改造した試作機を参考出展。内部配線を変え、バランスケーブルを直に取り付けることで対応させている。ブーススタッフは、今後の製品開発に反映するかどうかは、来場者からのフィードバックを受けて判断したいと話していた。
宮地商会M.I.D.は、同社が取り扱うADVANCED/DEKONI AUDIOブランドを中心に出展。ADVANCEDの製品は、12月20日発売予定のブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「M5-TWS」が体験できる。5万人以上の耳型のデータを元にデザインし、3Dプリンターで成形したというハウジングが特徴のモデル。搭載するダイナミックドライバーも、カーボン素材を高圧で圧縮し、1枚の振動板にしたというユニークな「加圧高純度カーボンドライバー」を採用している。
DEKONI AUDIOの製品では、12月20日から発売予定のヘッドホンアクセサリー「Headphone Savior」が展示。比較的大きなヘッドホンも収納し持ち運べるキャリングケースで、フォーム素材を採用しているので水にも強いとのこと。また、完全ワイヤレスイヤホン向けのショートサイズのフォームイヤーピース「BULLETZ TWS」や、ヘッドホン用交換イヤーパッドの大きなサンプルなども展示している。
サトレックスは、自社開発のハイレゾ対応イヤホン/ヘッドホンを出展。スタンダードな形状のイヤホン“Tubomiシリーズ”、耳掛けタイプでMMCXリケーブル対応の“Tumuriシリーズ”をラインナップしている。
“Tumuri”のバリエーションモデルとして開発中のアルミ筐体のイヤホンは、2020年の発売を目処にブラッシュアップを続けているとのことだ。
オーツェイドは、自社ブランドintimeのイヤホン新製品「碧-2」を出展している。12月21日から先行予約と試聴を開始し、来年2月中旬以降5,908円(税抜)にて発売予定としている。
チタン筐体のフラグシップモデル「碧-Ti3」で採用していた、グラフェンコートを施したダイナミックドライバー、リニアリティ特性を改善したセラミックトゥイーター「VST」、自然な音を再生する技術「HDSS」といった技術の多くを引き継ぎ、ボーカルが特徴的なサウンドに仕上げているという。筐体素材にはステンレスを採用。
エントリージャパンは、同社のフォームイヤーピース「Comply」を出展。完全ワイヤレスイヤホン向けモデル「TrueGrip」のリニューアルモデルを紹介している。
リニューアルしたTrueGripは、形状やパッケージは従来から変わらないものの、ブランドの特徴であるフォーム素材を一新。より密度が増し、なめらかさや肌触りが向上したという。ブース担当者によれば、通常フォーム素材のなめらかさを高めようとすると素材が固くなるのだが、研究の積み重ねにより、今回の新素材では従来とほぼ変わらない特性を維持しているそうだ。
また、音導孔にダストフィルターを張った「TrueGrip Pro」も開発しており、来年以降3ペア6個入りで発売を検討中とのこと。
中国ブランドの様々なイヤホンを取り扱うLINSOULは、「Low Voltage Electrostatic Driver」というドライバーユニットを搭載したSHUOERブランドのイヤホンを中心に出展、紹介している。
「Low Voltage Electrostatic Driver」は静電ユニットとダイナミックドライバーが一体となったドライバーユニット。ブーススタッフによれば、静電ユニットは振動膜を磁石で挟み込むなど独自の工夫を施すことで、小型かつ低電圧での駆動を実現した、とのこと。
ラインナップは、小型のドライバーユニットを採用する9,000円前後の「SINGER」、カセットテープのような形状が特徴的な15,000円前後のモデル「TAPE」という2モデル。また、昇圧回路を必要とする別タイプの静電ドライバーを搭載した、90,000円前後のフラグシップモデル「EJ07」も出展している。