[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【第241回】
「ポタフェス2019冬」超個人的ベスト5発表!天王星の風騒ぐ 新たな時代に誘われて…
先週末12月14/15日に、年末恒例「ポタフェス2019冬」が開催された。というわけで今回も、ステージからは小岩井ことりさんのお姿やお声が飛び込んできて、ブースを回れば野生の小岩井ことりさんに遭遇するという、この状況に慣れてしまいつつあることへの戦慄を抱えながらも、超個人的注目ポイントをランキング風にピックアップしていく。
なお、その小岩井ことりさん関連では、当日のオウルテックステージ「徹底議論!音ゲー専門の “アレ” は実現するのか?」にて発表されたこちらのプロジェクトに注目だ!
↓以下ツイート引用
“小岩井ことりさん「完全ワイヤレスイヤホンなんだけど音ゲーする時だけ有線にも出来るイヤホンをオウルテックさんと開発します!開発のためのクラウドファンディングが2020年2月頃スタート予定です!」”
【第5位】Qualcommだからこそ!のaptX Adaptiveに注目!
今後の普及が期待される最新技術を体感できるのもこういったイベントの楽しみのひとつ。QualcommブースはBluetoothオーディオの最新コーデックとして期待される「aptX Adaptive」の体感コーナーを展開。
ざっくり表現すると、高音質コーデック「aptX HD」と低遅延コーデック「aptX Low Latency」の特長を併せ持つ「全部入り」的なコーデックが「aptX Adaptive」だ。
今回は特に後者、“Low Latency” の性能について、SBC接続とaptX Adaptive接続で、スマホのピアノアプリで鍵盤をタッチしてから音が出るまでのレイテンシーがどれだけ違ってくるのかを体験できるコーナーが面白かった。
実際、SBCではタッチから発音までに明らかな間(ま)があるところ、aptX Adaptiveではそれがほとんど感じられない!ガチの演奏や音ゲーではどちらにせよアウトなのかもしれないが、一般的な用途で不自然さや不便を感じることはほとんどなくなるのではなかろうか?
またブースの方にお話を聞いたところでは、高音質と途切れにくさの両立にもかなりの期待を持っておいてよさげ。
aptX Adaptiveは、周囲の電波状況やデータ転送量に応じて、音声の転送ビットレートを280kbpsから420kbpsの間で滑らかに可変させることで接続を安定させる仕組みを備えている、というのはご存知の方が多いだろう。
しかし、そこでさらに特に注目してほしいのは「周囲の電波状況に応じて」という部分。お聞きしてみたところ、そこは「Snapdragonシリーズとして統合SoCを開発し、提供しているQualcommが、そのSoCに搭載して提供する音声コーデックだからこそ実現できる機能」という認識で間違いないとのこと。
つまり、統合SoCとしてパッケージングされているからこそ、通信機能からの電波状況等のフィードバックを、Bluetoothオーディオのビットレート制御に反映するという処理を、より正確に高精度に行うことができるというわけだ。Qualcommだからこそ選べる手法、得られる成果と言える。これは普及しまくってほしい!…iPhoneユーザーである僕にとっては、隣の芝生がさらに青くなる感じになりそうだが。
なお、その小岩井ことりさん関連では、当日のオウルテックステージ「徹底議論!音ゲー専門の “アレ” は実現するのか?」にて発表されたこちらのプロジェクトに注目だ!
↓以下ツイート引用
“小岩井ことりさん「完全ワイヤレスイヤホンなんだけど音ゲーする時だけ有線にも出来るイヤホンをオウルテックさんと開発します!開発のためのクラウドファンディングが2020年2月頃スタート予定です!」”
【第5位】Qualcommだからこそ!のaptX Adaptiveに注目!
今後の普及が期待される最新技術を体感できるのもこういったイベントの楽しみのひとつ。QualcommブースはBluetoothオーディオの最新コーデックとして期待される「aptX Adaptive」の体感コーナーを展開。
ざっくり表現すると、高音質コーデック「aptX HD」と低遅延コーデック「aptX Low Latency」の特長を併せ持つ「全部入り」的なコーデックが「aptX Adaptive」だ。
今回は特に後者、“Low Latency” の性能について、SBC接続とaptX Adaptive接続で、スマホのピアノアプリで鍵盤をタッチしてから音が出るまでのレイテンシーがどれだけ違ってくるのかを体験できるコーナーが面白かった。
実際、SBCではタッチから発音までに明らかな間(ま)があるところ、aptX Adaptiveではそれがほとんど感じられない!ガチの演奏や音ゲーではどちらにせよアウトなのかもしれないが、一般的な用途で不自然さや不便を感じることはほとんどなくなるのではなかろうか?
またブースの方にお話を聞いたところでは、高音質と途切れにくさの両立にもかなりの期待を持っておいてよさげ。
aptX Adaptiveは、周囲の電波状況やデータ転送量に応じて、音声の転送ビットレートを280kbpsから420kbpsの間で滑らかに可変させることで接続を安定させる仕組みを備えている、というのはご存知の方が多いだろう。
しかし、そこでさらに特に注目してほしいのは「周囲の電波状況に応じて」という部分。お聞きしてみたところ、そこは「Snapdragonシリーズとして統合SoCを開発し、提供しているQualcommが、そのSoCに搭載して提供する音声コーデックだからこそ実現できる機能」という認識で間違いないとのこと。
つまり、統合SoCとしてパッケージングされているからこそ、通信機能からの電波状況等のフィードバックを、Bluetoothオーディオのビットレート制御に反映するという処理を、より正確に高精度に行うことができるというわけだ。Qualcommだからこそ選べる手法、得られる成果と言える。これは普及しまくってほしい!…iPhoneユーザーである僕にとっては、隣の芝生がさらに青くなる感じになりそうだが。