AirPodsの販売戦略を転換
第2世代「AirPods Pro」は2022年後半に発売か。発売後は初代モデル終売の予測も【Gadget Gate】
アップルは完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の後継モデルを準備中であり、デザインを一新しつつApple Watchのような健康管理機能を追加する可能性があると、長らく噂されてきた。その説を提唱してきた1人である有名アナリストが、アップルは今年後半にAirPods Pro 2(仮)を発売するとともに、AirPodsの販売戦略を転換するとの予想を述べている。
アップルのサプライチェーン情報に精通する Ming-Chi Kuo氏のツイートによれば、今年の第2 - 3四半期の「AirPods(第3世代)」の発注が30%以上も減らされたとのこと。AirPods 3の需要が「AirPods(第2世代)」よりも “著しく弱い” のは、製品セグメンテーション(ターゲット層の設定)戦略の失敗が原因だと説明されている。
今の状況を整理すると、昨年AirPodsの第3世代が発売された後も、アップルは第2世代のAirPodsを値下げして販売を続けている。つまり現在AirPods製品は、AirPods(第2世代)、AirPods(第3世代)、そしてAirPods Proの3種類があることになる。
AirPods(第3世代)は外装デザインも刷新され、空間オーディオにも対応している。そのためAirPods(第2世代)よりも高い価格が付けられているが、Kuo氏はアップルの狙いが上手くいっていないと示唆しているようだ。新たな要素に対して余分に支払ってもらう「セグメンテーション戦略」が失敗し、より手頃な価格のAirPods(第2世代)ばかり選ばれているのかもしれない。
続けてKuo氏は、アップルは第2世代のAirPodsが発売された後、初代AirPods Proを製造中止にするかもしれないと述べている。先代の製品を安い価格で残しておいた結果、最新製品の売れ行きを鈍らせたAirPods(第3世代)の “教訓” に学んだ、ということだろう。
これを消費者側から読み替えると、AirPods(第2世代)を発売後に初代モデルの値下げを期待していても、肩透かしとなる可能性が高いわけだ。
これまでの噂話では、第2世代のAirPods Proは(最高級モデルのAirPods Maxでさえ対応していない)ロスレス再生のサポートやデザインの刷新、新たな健康機能の追加などが予想されている。米The Wall Street Journalなどは深部体温計や補聴器、モーションセンサー内蔵により猫背を注意する可能性まで報じていたが、小さなイヤホンにどこまで詰め込めるのかは興味深いところだ。
Source: Ming-Chi Kuo(Twitter)
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。
アップルのサプライチェーン情報に精通する Ming-Chi Kuo氏のツイートによれば、今年の第2 - 3四半期の「AirPods(第3世代)」の発注が30%以上も減らされたとのこと。AirPods 3の需要が「AirPods(第2世代)」よりも “著しく弱い” のは、製品セグメンテーション(ターゲット層の設定)戦略の失敗が原因だと説明されている。
今の状況を整理すると、昨年AirPodsの第3世代が発売された後も、アップルは第2世代のAirPodsを値下げして販売を続けている。つまり現在AirPods製品は、AirPods(第2世代)、AirPods(第3世代)、そしてAirPods Proの3種類があることになる。
AirPods(第3世代)は外装デザインも刷新され、空間オーディオにも対応している。そのためAirPods(第2世代)よりも高い価格が付けられているが、Kuo氏はアップルの狙いが上手くいっていないと示唆しているようだ。新たな要素に対して余分に支払ってもらう「セグメンテーション戦略」が失敗し、より手頃な価格のAirPods(第2世代)ばかり選ばれているのかもしれない。
続けてKuo氏は、アップルは第2世代のAirPodsが発売された後、初代AirPods Proを製造中止にするかもしれないと述べている。先代の製品を安い価格で残しておいた結果、最新製品の売れ行きを鈍らせたAirPods(第3世代)の “教訓” に学んだ、ということだろう。
これを消費者側から読み替えると、AirPods(第2世代)を発売後に初代モデルの値下げを期待していても、肩透かしとなる可能性が高いわけだ。
これまでの噂話では、第2世代のAirPods Proは(最高級モデルのAirPods Maxでさえ対応していない)ロスレス再生のサポートやデザインの刷新、新たな健康機能の追加などが予想されている。米The Wall Street Journalなどは深部体温計や補聴器、モーションセンサー内蔵により猫背を注意する可能性まで報じていたが、小さなイヤホンにどこまで詰め込めるのかは興味深いところだ。
Source: Ming-Chi Kuo(Twitter)
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。