創業60周年記念、世界600台限定
オーディオテクニカ、“木のヘッドホン”初ワイヤレスモデル「ATH-WB2022」。DAC/オペアンプ/バッテリー左右独立で搭載
公開日 2022/11/01 13:52
編集部：伴 修二郎
オーディオテクニカは、同社創業60周年記念モデルとして、木製ハウジング採用のワイヤレスヘッドホン「ATH-WB2022」を世界限定600台で2023年1月20日より発売する。価格は396,000円。本製品は同社直販サイトにて、11月7日10時より予約販売を開始する。
「ATH-WB2022」
「ATH-WB2022」は、初代モデル「ATH-W10VTG」以来25年以上に渡って展開する “木のヘッドホン” 初のワイヤレスモデル。異なる木材による3層構造ハウジングを採用し、さらにヘッドホンとしては世界初という完全バランス音声出力システムを搭載している。
完全バランス音声出力システムでは、L/Rそれぞれに独立したDAC／オペアンプ／バッテリーを配置。これにより、左右間のクロストーク・ノイズ干渉を発生させず、チャンネルセパレーションに優れたサウンドを提供すると説明する。
DACチップには、ESS社製DAC「ES9038Q2M」を左右に1基ずつ合計2基採用。従来以上の低ノイズ・低歪みを実現するとしている。オペアンプには、日清紡マイクロデバイス（旧新日本無線）製MUSESシリーズのフラグシップチップ「MUSES05」を搭載。入力/出力段を分離した2チップ構成によって相互干渉を排除し、フルバランス型差動増幅回路により超低歪率を実現するという。
新設計のφ45mm HDドライバーを搭載。振動板は自社工場で成型され、解像度の高い低域を生み出すという新製法で製造し、DLCコーティングを施すことで高域の再現性を向上。これをドライバーに組み込むことで、高レスポンスかつ表現力豊かな広帯域再生を実現するとしている。
また、高純度の7N-OFCボイスコイルを用いることで音声信号を精確に伝送すると説明。さらに、純鉄一体型ヨークを採用した高性能磁気回路を搭載し、駆動力を極限まで引き出すことができるとアピールする。
内部は、ドライバーユニットとウッドハウジングの間に確保した音響スペースと、基板やバッテリーなどの内部電子部品のレイアウトを専用設計した電気室を、完全別室としたセパレートの音響構造を採用。これにより、ウッドハウジングの音響特性を最大限に活かすことができるという。
上述の通り3層構造の木製ハウジングを採用。希少価値が高く、高級な弦楽器で用いられる無垢のフレイムメイプル材、ウォルナット材、マホガニー材という異なる木材を組み合わせることで、優れた音響特性と制振性能を発揮するとアピールする。
ハウジングは異なる3種の木材を使用した3層構造
また、ハウジングの加工から塗装までの工程作業を、国内ギター・メーカーのフジゲン（株）が実施。職人技による木材の調達から選定、高精度な木材加工が施されている。
ワイヤレス再生は、最大96kHz/24bitのハイレゾ相当の再生が可能なLDACのほか、SBC/AACコーデックに対応。Bluetoothのバージョンは5.1に準拠する。またUSB接続にも対応。最大96kHz/24bitのハイレゾ音源再生が可能となる。
自社製の大口径φ10mmコンデンサーマイクを搭載し、高品質な通話性能を実現。通常のMEMSマイクと比較し、S/N特性に優れたフラットな周波数特性によって、自然で聴き取りやすい音声通話を可能にしたという。なお、通話機能はBluetooth接続時のみで、USB接続時は動作しない。ほか、ヘッドホン本体から操作できるマイクミュート機能も装備する。
2台のBluetooth機器に同時接続できるマルチポイント機能に対応。また、音と映像のズレを抑え、ゲームプレイや動画視聴を快適にする低遅延モードもサポートする。連続再生時間は最大約9時間。左側のハウジングで電源ON/OFF、再生/一時停止、曲送り/曲戻し、右側のハウジングで音量調整を操作が可能だ。
左右のハウジング周辺に操作ボタンを配置
専用アプリ「Connect」に対応し、各種操作や設定をサポート。Bluetooth機器の接続管理や、最大100段階の音量調整、イコライザー調整に対応する。なお、音量調整の段階はデフォルトが16段階で、アプリを介して32/64/100段階まで切り替えて調整できる。
肌触りが良く、耐久性と通気性にも優れるという、イタリア・アルカンターラ社の人工皮革を用いたイヤーパッドおよびヘッドバンドを採用。アーム機構は、支点を最適化した独自のジョイント構造を新規開発している。
また、より頭部に沿うような形状を追及し、ヘッドバンドの曲率/寸法/バランスをイチから見直したとのこと。適度な側圧で重量を感じさせない軽快な装着感で、装着時のシルエットも美しく収まるとアピールする。
付属品には、ERO HALLIBURTON（ゼロハリバートン）と共同開発した収納ケースや、アルカンターラ社製の人工皮革ポーチを用意。また、1.5mのオーディオグレードUSBケーブル（USB Type-C - USB Type-A）と、1.5mのオーディオグレードケーブル（USB Type-C - USB Type-C）を付属し、有線接続にも対応。いずれも信号線に6N-OFC銅線を採用する。
高耐久性・機能性を備えた収納ケースを付属
再生周波数帯域は5Hz - 45kHz、インピーダンスは47Ω、音圧感度は106dB/mW。本体質量は約350g。
そのほか、60周年記念モデル共通仕様として、日本の伝統技法である越前和紙を用いたスリーブを採用。ヘッドホン本体の金属プレートには、シリアルナンバーと60周年ロゴがレーザー刻印されている。
本モデルの購入者には、左右に内蔵されているバッテリーを無償で1回交換できるサービスを付帯。またアルカンターラ素材のイヤーパッドを1セット分プレゼントするサービスも提供する。
「ATH-WB2022」
「ATH-WB2022」は、初代モデル「ATH-W10VTG」以来25年以上に渡って展開する “木のヘッドホン” 初のワイヤレスモデル。異なる木材による3層構造ハウジングを採用し、さらにヘッドホンとしては世界初という完全バランス音声出力システムを搭載している。
完全バランス音声出力システムでは、L/Rそれぞれに独立したDAC／オペアンプ／バッテリーを配置。これにより、左右間のクロストーク・ノイズ干渉を発生させず、チャンネルセパレーションに優れたサウンドを提供すると説明する。
DACチップには、ESS社製DAC「ES9038Q2M」を左右に1基ずつ合計2基採用。従来以上の低ノイズ・低歪みを実現するとしている。オペアンプには、日清紡マイクロデバイス（旧新日本無線）製MUSESシリーズのフラグシップチップ「MUSES05」を搭載。入力/出力段を分離した2チップ構成によって相互干渉を排除し、フルバランス型差動増幅回路により超低歪率を実現するという。
新設計のφ45mm HDドライバーを搭載。振動板は自社工場で成型され、解像度の高い低域を生み出すという新製法で製造し、DLCコーティングを施すことで高域の再現性を向上。これをドライバーに組み込むことで、高レスポンスかつ表現力豊かな広帯域再生を実現するとしている。
また、高純度の7N-OFCボイスコイルを用いることで音声信号を精確に伝送すると説明。さらに、純鉄一体型ヨークを採用した高性能磁気回路を搭載し、駆動力を極限まで引き出すことができるとアピールする。
内部は、ドライバーユニットとウッドハウジングの間に確保した音響スペースと、基板やバッテリーなどの内部電子部品のレイアウトを専用設計した電気室を、完全別室としたセパレートの音響構造を採用。これにより、ウッドハウジングの音響特性を最大限に活かすことができるという。
上述の通り3層構造の木製ハウジングを採用。希少価値が高く、高級な弦楽器で用いられる無垢のフレイムメイプル材、ウォルナット材、マホガニー材という異なる木材を組み合わせることで、優れた音響特性と制振性能を発揮するとアピールする。
ハウジングは異なる3種の木材を使用した3層構造
また、ハウジングの加工から塗装までの工程作業を、国内ギター・メーカーのフジゲン（株）が実施。職人技による木材の調達から選定、高精度な木材加工が施されている。
ワイヤレス再生は、最大96kHz/24bitのハイレゾ相当の再生が可能なLDACのほか、SBC/AACコーデックに対応。Bluetoothのバージョンは5.1に準拠する。またUSB接続にも対応。最大96kHz/24bitのハイレゾ音源再生が可能となる。
自社製の大口径φ10mmコンデンサーマイクを搭載し、高品質な通話性能を実現。通常のMEMSマイクと比較し、S/N特性に優れたフラットな周波数特性によって、自然で聴き取りやすい音声通話を可能にしたという。なお、通話機能はBluetooth接続時のみで、USB接続時は動作しない。ほか、ヘッドホン本体から操作できるマイクミュート機能も装備する。
2台のBluetooth機器に同時接続できるマルチポイント機能に対応。また、音と映像のズレを抑え、ゲームプレイや動画視聴を快適にする低遅延モードもサポートする。連続再生時間は最大約9時間。左側のハウジングで電源ON/OFF、再生/一時停止、曲送り/曲戻し、右側のハウジングで音量調整を操作が可能だ。
左右のハウジング周辺に操作ボタンを配置
専用アプリ「Connect」に対応し、各種操作や設定をサポート。Bluetooth機器の接続管理や、最大100段階の音量調整、イコライザー調整に対応する。なお、音量調整の段階はデフォルトが16段階で、アプリを介して32/64/100段階まで切り替えて調整できる。
肌触りが良く、耐久性と通気性にも優れるという、イタリア・アルカンターラ社の人工皮革を用いたイヤーパッドおよびヘッドバンドを採用。アーム機構は、支点を最適化した独自のジョイント構造を新規開発している。
また、より頭部に沿うような形状を追及し、ヘッドバンドの曲率/寸法/バランスをイチから見直したとのこと。適度な側圧で重量を感じさせない軽快な装着感で、装着時のシルエットも美しく収まるとアピールする。
付属品には、ERO HALLIBURTON（ゼロハリバートン）と共同開発した収納ケースや、アルカンターラ社製の人工皮革ポーチを用意。また、1.5mのオーディオグレードUSBケーブル（USB Type-C - USB Type-A）と、1.5mのオーディオグレードケーブル（USB Type-C - USB Type-C）を付属し、有線接続にも対応。いずれも信号線に6N-OFC銅線を採用する。
高耐久性・機能性を備えた収納ケースを付属
再生周波数帯域は5Hz - 45kHz、インピーダンスは47Ω、音圧感度は106dB/mW。本体質量は約350g。
そのほか、60周年記念モデル共通仕様として、日本の伝統技法である越前和紙を用いたスリーブを採用。ヘッドホン本体の金属プレートには、シリアルナンバーと60周年ロゴがレーザー刻印されている。
本モデルの購入者には、左右に内蔵されているバッテリーを無償で1回交換できるサービスを付帯。またアルカンターラ素材のイヤーパッドを1セット分プレゼントするサービスも提供する。
この記事をシェアする
