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あらゆるソースの再生に対応

Shanling、オーディオ機能を集約した“オールインワンミュージックセンター”「EA5 Plus」

公開日 2023/06/09 11:00 編集部:松永達矢
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MUSINは、ShanlingのカスタムAndroid OSを搭載したデスクトップストリーマー「EA5 Plus」を6月23日に発売する。価格はオープンだが、税込150,000円前後での実売が予想される。

「EA5 Plus」

DAC、スピーカー/ヘッドホンアンプ、プリアンプ、トランスミッター、メディア再生の機能を一つに集約したアイテム。ポータブルプレーヤーと同様の操作で、ローカルストレージに保存された音源やストリーミングサービス・ネットワークサーバーのライブラリなど、様々な楽曲ファイル再生に対応する。

加えて、ヘッドホンからスピーカーへのスムーズな切り替え、PCやCDプレーヤーと接続してDACとして運用することもでき、オーディオコンポーネントの機能を本モデル1台で完結できることから“オールインワンミュージックセンター”のカテゴリーを冠する。

DACチップはAKM「AK4493EQ」を搭載。高品質な電源供給と33年にわたって培った技術開発力により、繊細で暖かみのあるサウンド再生を実現すると謳う。対応再生サンプリングレートは、PCM最大768kHz/32bit、DSD512に対応。MQAをサポートするストリーミングアプリでの、MQA8倍デコード機能も備える。

DACチップとしてAKM「AK4493EQ」を搭載

スピーカーアンプにはデンマークICEpower社のClass-Dスピーカーアンプモジュール「100AS2」を採用。100W(@4Ω)×2の駆動力による幅広いスピーカーへの対応を実現するとともに、滑らかでナチュラルなサウンドを追求して調整されている。

ヘッドホンアンプ回路は、同ブランド製品の中でもサウンドに定評のあるOP+BUFオーディオ・アーキテクチャをベースに、各チャンネルに「TPA6120A2」を用いた新たな回路を搭載する。570mW(@32Ω)という十分な出力に加え、低歪みで良好なサウンドバランスに仕上げた。さらに、CPAFローパスフィルタリング技術を採用することで、低ノイズと優れたダイナミックレンジを実現している。

デジタル信号処理段では、自社開発のFPGA技術と低位相雑音で同社製DAPにも採用例があるKDS(大真空)社製フェムト・クロック水晶発振器を搭載。0.01%の精度と優れた安定性を持つ「高精度薄膜抵抗器」、優れた高周波特性と長寿命で高精度な設計に定評のある「Panasonic製タンタルポリマーコンデンサ」など、妥協のない構成で、原音に忠実な楽曲再生と高い安定性を確保したと説明する。

筐体はガラスとアルミニウムを組み合わせた深みのあるブラックボディに、高級感溢れる金メッキボリュームホイールを据えてエレガントなデザインに仕上げたという。天面には直感的にコントロールできる4.7インチタッチスクリーンと内部回路の意匠を配している。

筐体天面に4.7インチタッチスクリーンを備える

専用アプリとして「Eddict Player」が用意され、スマートフォンからのリモートコントロールが可能。スマートフォンにEA5 Plusの画面をミラーリングすることで、本体のタッチディスプレイを操作するのと同様の感覚で、すべての機能にアクセスすることができる。従来のリモートコントロール機能「SyncLink」による一部機能の遠隔操作も可能だ。

インターコネクトとして、フロントに6.35mmヘッドホンジャック、背面にRCA入力、出力を1系統ずつ、同軸デジタル入力、光デジタル入力、USB-DAC用のUSB Type-B端子、外部ストレージ用のUSB Type-A端子、LANポート、スピーカーターミナルを装備。最大2TBまで対応のmicro SDカードスロット1基も搭載する。

筐体背面部

Wi-Fi接続は5GHz/2.4GHzのデュアルバンドに対応。DLNAやAir Playをサポートすることで、ユーザーの音楽ライブラリへ容易にアクセスできるとアピールする。BluetoothはVer.4.2に準拠し、LDAC/aptX HD/LHDC/aptX/SBCコーデックによる送信、LDAC/SBCコーデックによる受信をサポートする。外形寸法は188W×55H×238Dmm。

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