11.2MHz DSDや384kHz/32bit PCMに対応
マランツ、ネットワーク/USB-DACにCDプレーヤーを統合した「ND8006」。13万円
マランツは、ネットワークCDプレーヤー「ND8006」を11月下旬より発売する。価格は130,000円(税抜)。
ネットワークプレーヤー/USB-DACにCDプレーヤーを統合。さらにはUSB-HDDを接続してのミュージックサーバー、Bluetooth、AirPlay、Spotifyなどの音楽ストリーミングに対応したマルチソース対応Hi-Fiプレーヤーともいうべき製品となる。
従来の8000シリーズのプレーヤーは、SACDプレーヤー「SA8005」とネットワークプレーヤー/USB-DAC「NA8005」がラインナップされていたが、最新世代では両機がこのND8006に統合されるかたちになる。ただし、SACD再生に本機は非対応。この点についてはユーザー調査の実情を踏まえてディスク再生はCD専用とし、多機能を内蔵しつつ価格を抑えた結果とのことだ。
こうした統合を行いつつ、音楽ファイルおよびCDの再生音質を従来機から向上させたことも特徴だという。DACチップはマランツのフルサイズHi-Fiとして初めてESS Technology製チップを採用、「ES9016K2M」を搭載する。マランツオリジナルのデジタルフィルター「MMDF」も搭載した。
アナログ出力はRCAアンバランス端子で、ボリューム固定/可変で2系統を搭載。ゲイン切り替え可能なヘッドホンアンプも搭載する。デュアルバンドWi-Fiも内蔵している。
マランツは発表に先だって、新製品発表会を開催。以下にその詳細を紹介する。
■11.2MHz DSDや384kHz/32bit PCMの再生に対応
マランツのHi-Fiコンポーネントとして、ネットワークプレーヤー機能とCDドライブを併せて搭載した初のモデルとのこと。前述のようにディスク再生はCD専用とした。CDに加えて、CD-R/CD-RW(MP3・WMAデータディスク含む)の再生も行える。
USB-DAC機能は、8000シリーズとして初めてPCM 384kHz/32bitおよびDSD 11.2MHzに対応した(従来はPCM 192kHz/24bit、DSD 5.6MHzまで)。DSDはASIOドライバーによるネイティブ再生およびDoP再生に対応。本機で生成する高精度なマスタークロックを用いて再生を行うアシンクロナスモードにも対応する。
ネットワーク再生機能は、192kHz/24bitまでのPCM、5.6MHzまでのDSD(PCM変換再生)に対応。対応フォーマットはWAV、FLAC、ALAC、DSF、DFF、AAC、MP3、WMAとなる。
このネットワーク再生機能については、従来機NA8005が5.6MHz DSDのネイティブ再生やAIFFの再生に対応していたことから、一見すると機能ダウンに見える。しかし、アップデートで従来機でも対応していなかった384kHz/32bitのPCM系ファイルおよび11.2MHz DSDネイティブのネットワーク再生に対応する予定とのこと(対応時期は現時点で未定)。これは本機が後述するD&Mグループ独自の最新ネットワークモジュールを新たに搭載したことによるようだ。
なお、WAV、FLAC、ALAC、DSDのギャップレス再生にも対応している。
■ネットワークモジュールを刷新。HEOS機能にも対応
本機から、独自開発した最新ネットワークモジュールを採用。ネットワークの接続安定性も強化した。このモジュールは、同じD&Mグループのブランドであるデノンのネットワークスピーカー「HEOS」と共通のもので、本機のネットワーク再生機能はHEOSテクノロジーによって担われる。操作も「HEOS」アプリから行う。
HEOS対応に伴い、Spotify、AWA、Amazon Prime Music、SoundCloudといった音楽ストリーミングを本機から再生することが可能になった。TuneInによるインターネットラジオ再生にも対応する。同一ネットワーク上の他のHEOSデバイスへND8006で再生中の音楽を配信することもできる。
ネットワークプレーヤー/USB-DACにCDプレーヤーを統合。さらにはUSB-HDDを接続してのミュージックサーバー、Bluetooth、AirPlay、Spotifyなどの音楽ストリーミングに対応したマルチソース対応Hi-Fiプレーヤーともいうべき製品となる。
従来の8000シリーズのプレーヤーは、SACDプレーヤー「SA8005」とネットワークプレーヤー/USB-DAC「NA8005」がラインナップされていたが、最新世代では両機がこのND8006に統合されるかたちになる。ただし、SACD再生に本機は非対応。この点についてはユーザー調査の実情を踏まえてディスク再生はCD専用とし、多機能を内蔵しつつ価格を抑えた結果とのことだ。
こうした統合を行いつつ、音楽ファイルおよびCDの再生音質を従来機から向上させたことも特徴だという。DACチップはマランツのフルサイズHi-Fiとして初めてESS Technology製チップを採用、「ES9016K2M」を搭載する。マランツオリジナルのデジタルフィルター「MMDF」も搭載した。
アナログ出力はRCAアンバランス端子で、ボリューム固定/可変で2系統を搭載。ゲイン切り替え可能なヘッドホンアンプも搭載する。デュアルバンドWi-Fiも内蔵している。
マランツは発表に先だって、新製品発表会を開催。以下にその詳細を紹介する。
■11.2MHz DSDや384kHz/32bit PCMの再生に対応
マランツのHi-Fiコンポーネントとして、ネットワークプレーヤー機能とCDドライブを併せて搭載した初のモデルとのこと。前述のようにディスク再生はCD専用とした。CDに加えて、CD-R/CD-RW(MP3・WMAデータディスク含む)の再生も行える。
USB-DAC機能は、8000シリーズとして初めてPCM 384kHz/32bitおよびDSD 11.2MHzに対応した(従来はPCM 192kHz/24bit、DSD 5.6MHzまで)。DSDはASIOドライバーによるネイティブ再生およびDoP再生に対応。本機で生成する高精度なマスタークロックを用いて再生を行うアシンクロナスモードにも対応する。
ネットワーク再生機能は、192kHz/24bitまでのPCM、5.6MHzまでのDSD(PCM変換再生)に対応。対応フォーマットはWAV、FLAC、ALAC、DSF、DFF、AAC、MP3、WMAとなる。
このネットワーク再生機能については、従来機NA8005が5.6MHz DSDのネイティブ再生やAIFFの再生に対応していたことから、一見すると機能ダウンに見える。しかし、アップデートで従来機でも対応していなかった384kHz/32bitのPCM系ファイルおよび11.2MHz DSDネイティブのネットワーク再生に対応する予定とのこと(対応時期は現時点で未定)。これは本機が後述するD&Mグループ独自の最新ネットワークモジュールを新たに搭載したことによるようだ。
なお、WAV、FLAC、ALAC、DSDのギャップレス再生にも対応している。
■ネットワークモジュールを刷新。HEOS機能にも対応
本機から、独自開発した最新ネットワークモジュールを採用。ネットワークの接続安定性も強化した。このモジュールは、同じD&Mグループのブランドであるデノンのネットワークスピーカー「HEOS」と共通のもので、本機のネットワーク再生機能はHEOSテクノロジーによって担われる。操作も「HEOS」アプリから行う。
HEOS対応に伴い、Spotify、AWA、Amazon Prime Music、SoundCloudといった音楽ストリーミングを本機から再生することが可能になった。TuneInによるインターネットラジオ再生にも対応する。同一ネットワーク上の他のHEOSデバイスへND8006で再生中の音楽を配信することもできる。
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