クリアな高音域をアピール
<CES>オンキヨーが音作りした「骨伝導グラス」をTDKが展示。ピエゾ素子を使用
米ラスベガスにおいて、世界最大級のエレクトロニクス展示会「CES2024」が開幕。TDKは、同社の出展ブースにおいて、オンキヨーが技術支援を行い制作した「骨伝導グラス」を展示している。
TDKのブースでは、同社が製造する電子デバイスを用いた展示を展開。その中の一例として、自社のピエゾ素子を用いた骨伝導グラスを展示している。他にはレーザーモジュールを搭載した、QDレーザーのVRグラスなども並んでいた。
今回展示された骨伝導グラスは、「PHUA2010-049B-00-000」という型番の同社ピエゾ素子を搭載。すでに量産されている部品で、テレビや小さい犬型ロボットなどに搭載されているとのこと。一方でこれまでARグラス等への採用はなく、今回ソリューションを提案したいという考えから展示に至ったという。
まず、ピエゾ素子を用いるメリットとして、薄く・小さくできることが挙げられるという。さらに、駆動に必要な電圧が24V前後ということもあってパワーが強く、骨伝導にありがちな “こもり音” が低減されるとのこと。これによって高い帯域でもクリアに認識できるそうだ。実際にデモを体験してみたが、耳をふさいでいても高音まで聞こえ、高域も骨を通して伝わっていることが感じられた。
ちなみに開発にあたって、骨伝導グラスから有線でつながっているアンプの製作や音作りについては、オンキヨーが行ったとのこと。またグラス部分については、福井県鯖江市の眼鏡フレームメーカー・シャルマンの協力によって製作された。
TDKのブースでは、同社が製造する電子デバイスを用いた展示を展開。その中の一例として、自社のピエゾ素子を用いた骨伝導グラスを展示している。他にはレーザーモジュールを搭載した、QDレーザーのVRグラスなども並んでいた。
今回展示された骨伝導グラスは、「PHUA2010-049B-00-000」という型番の同社ピエゾ素子を搭載。すでに量産されている部品で、テレビや小さい犬型ロボットなどに搭載されているとのこと。一方でこれまでARグラス等への採用はなく、今回ソリューションを提案したいという考えから展示に至ったという。
まず、ピエゾ素子を用いるメリットとして、薄く・小さくできることが挙げられるという。さらに、駆動に必要な電圧が24V前後ということもあってパワーが強く、骨伝導にありがちな “こもり音” が低減されるとのこと。これによって高い帯域でもクリアに認識できるそうだ。実際にデモを体験してみたが、耳をふさいでいても高音まで聞こえ、高域も骨を通して伝わっていることが感じられた。
ちなみに開発にあたって、骨伝導グラスから有線でつながっているアンプの製作や音作りについては、オンキヨーが行ったとのこと。またグラス部分については、福井県鯖江市の眼鏡フレームメーカー・シャルマンの協力によって製作された。