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「HORIZON S Pro」も同時発売

XGIMI、IMAX Enhenced初対応の4Kプロジェクター「HORIZON S Max」。独自光源技術も最新世代に

公開日 2024/09/06 15:00 編集部:長濱行太朗
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XGIMI(エクスジミー)は、2024年度のプロジェクター新製品群として全5モデルを同時発表した。その中でも同社のホームプロジェクターカテゴリーにラインナップされる、4Kプロジェクター “HORIZON Sシリーズ” から「HORIZON S Max」と、「HORIZON S Pro」の2機種を10月頃に発売する。価格は、HORIZON S Maxが329,800円(税込)、HORIZON S Proが249,800円(税込)としている。本稿では、プロジェクター新製品群の説明会の模様と併せて詳細をお届けする。

写真左から「HORIZON S Max」「HORIZON S Pro」

HORIZON S Maxは、2023年9月にリリースされた「HORIZON Ultra」の後継機種であり、HORIZON S Proは2021年7月に発表された「HORIZON Pro」の後継機種として誕生。HORIZON S Proにおいては約3年振りのモデルチェンジとなった。

「HORIZON S Max」

「HORIZON S Pro」

ブランドの最高峰モデルとして位置づけられる “HORIZON Sシリーズ” では、独自の光源技術の最新世代版である「デュアルライト2.0テクノロジー」が搭載されていることが最大の特徴だ。XGIMIは、HORIZON Ultraでレーザー光源とLED光源を組み合わせた業界初の独自新技術として「デュアルライトテクノロジー」を搭載していたが、「デュアルライト2.0テクノロジー」に進化したことで、眩しさやチラつきを低減し視聴の快適さを確保しながらもより明るい映像を叶え、高輝度/広色域/高色精度において卓越した高画質映像を実現するという。

「デュアルライト2.0テクノロジー」を新搭載

設定メニューにある「光源モード」の項目で「デュアルライト2.0」のオン/オフが可能

ハイエンドモデルであるHORIZON S Maxは、3,100ルーメン(ISO)の高輝度を成し得ており、前モデルのHORIZON Ultraの2300ルーメン(ISO)と比較して34%の明るさ向上を達成している。より鮮明な映像を楽しめるようになっており、また明るい視聴環境においてもクリアでシャープな映像を表現するという。HORIZON S Proは1800ルーメン(ISO)。投写サイズは、両モデルとも40 - 200インチ。

HORIZON S Maxは、前機種の「HORIZON Ultra」から34%も輝度が向上

HORIZON S Maxの最大のトピックなのが、プロジェクターで初めてIMAX Enhanced対応を実現したこと。IMAX Enhencedは4K/HDRによる明るく鮮明な映像を備えていることはもちろん、IMAX独自の拡張アスペクト比である1.9:1への対応、DTSによる迫力満点な臨場感豊かな音を体験できることが特長であり、現状ではDisney+などのIMAX Enhanced収録の作品で、そのハイクオリティさを堪能することができる。

IMAX Enhanced対応を初めてプロジェクターで可能にした


設定メニュー内には「IMAX Enhanced」のオン/オフが設定できる

HORIZON S MaxにIMAX Enhancedが収録された映像が入力された際、画面右上に表示される

HORIZON S Max/HORIZON S Proの両機とも、HDRフォーマットはDolby Vision/HDR10/HLGに対応しており、最新のHDRフォーマットを業界一幅広くカバーしている。Dolby Visionでは、豊かな色彩と高いコントラスト、映画製作者/クリエイターが作り込んだ画を楽しむことができる、没入感に優れた映像が特徴だとしている。

前モデルでも搭載されていたが、Dolby Visionも継続してカバーする

スピーカーは、Hi-FiオーディオブランドのHarman Kardon社製の2chスピーカーを内蔵しており、12W+12Wの出力を誇る。加えて360度の立体サウンドをはじめ、Dolby Audioフォーマット、dts HDフォーマットに対応する。

スピーカーにはHi-Fiオーディオで高い実績を残すHarman Kardon製を採用

より手軽なプロジェクターの設置を可能にする環境適応技術「ISAテクノロジー(Intellignent Screen Adaption)」も最新世代の「ISA 5.0」へとブラッシュアップ。最新のCMOSモジュールと独自にカスマイズされた3D ToFモジュールを搭載している。

「ISA 5.0」では、中断なしの自動台形補正/中断なしのオートフォーカス/スクリーンへの自動アジャスト/障害物自動回避/アイプロテクション/壁色自動適応といった従来機能に加え、新たに「ビッグスクリーン」機能が採用され、全7つの機能が使用可能となった。

最新世代の環境適応技術「ISA5.0」に対応。新たに「ビックスクリーンモード」を追加

映像コンテンツを映したまま自動台形補正ができる「中断なしの自動台形補正」機能も備える


壁の色合いを検知して投写映像の色味を最適化する「ウォールカラー適応」を採用

プロジェクターの前に人が立った場合など、自動でアラートを表示する「スマート視力保護機能」

両モデルとも新たにスタンド一体型のデザインを採用しており、360度水平調整/135度垂直調整が可能なため、壁だけでなく天井にも投写できる、自由度の高い投写を備えている。

HORIZON S Maxの側面部。映像を壁などに投写する際の角度

回転スタンドを搭載したことによって、映像を真上にも向けられるため天井投写も可能となった

新たなアプリ「XGIMI Wall」にも対応する。プロジェクターで映像作品を楽しむだけでなく、世界の窓、美風景といった様々な動画や画像を壁紙のように映して、プロジェクターがある空間を楽しむことができるアプリが搭載された。OSは、Android TV 11.0を搭載し、多くの動画配信サービスが手軽に楽しめるとしている。

初搭載のアプリ「XGIMI Wall」が登場。多数の壁紙を楽しむことができる

HORAIZON Sシリーズの設置性をさらに高めるオプションアイテムとして、専用設計された「HORIZON Sシリーズ専用スタンド」も用意する。最大5.5kgの耐荷重を備え、インテリアに馴染むデザインが施されていることが特徴だ。

電源オフ時、レンズ部がカバーされている状態

HORIZON S Maxの外形寸法は273W×234H×174Dmm、質量が約4.81kg。HORIZON S Proの外形寸法は273W×234H×174Dmm、質量は約4.75kg。

HORIZON S Maxの端子部。HDMIはeARC対応となっている

HORIZON S Maxのリモコン部

また新製品説明会では、XGIMI株式会社 セールス部 マネージャー 王少偉氏が「XGIMIはグローバルプロジェクター市場で出荷量世界1位を誇るブランドであり、その全世界累計出荷台数は600万台を突破。また世界各国で多数のアワードを獲得している。グローバルでは45、グローバルデザイン賞は49、国内においても66の賞を受賞した実績を持っている」とアピールした。

グロバールホームプロジェクターにおいて出荷量世界1位を獲得

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