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じっくりと音を楽しめるブースを展開

<ヘッドフォン祭>オーディオテクニカの開放型ゲートウェイ機「ATH-ADX3000」早速登場。“神秘の銘木” 使用の「ATH-AWKG」も

公開日 2024/11/02 14:24 編集部:松永達矢
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ポータブルオーディオ製品の展示イベント「秋のヘッドフォン祭 2024」が、本日11月2日、ステーションコンファレンス東京にて開催。本稿ではオーディオテクニカブースの模様をお届けする。

今回のオーディオテクニカブースは部屋を一つ貸し切り、セパレーターで区切られた5つの試聴ブースを用意。一人につき15分間、じっくりとオーディオテクニカ製品の音を確かめられる贅沢な作りになっている。

試聴ブースは整理券制、各回15分で用意。

メインでフィーチャーされるのは、昨日11月1日に発売されたばかりの開放型ヘッドホン「ATH-ADX3000」。タングステンコーティング振動板を備えた58mm口径ドライバーや、ハウジングまでの音響空間を半分に仕切るポジションにボイルコイルを配置する「コアマウントテクノロジー」など、2017年発売の開放型ヘッドホンのハイエンド機「ATH-ADX5000」の設計の多くを踏襲。それでいて手の届きやすい価格設定を実現し、多くのユーザーに開放型ヘッドホンのサウンドを届けるゲートウェイモデルとして開発された。

発売されたての「ATH-ADX3000」を早速試すことができる

来場者持ち込みの端末/SACD/アナログレコードと、ソースごとに4つの試聴ブースを用意。周りの来場者を気にせず “トゥルーオープンエアー” に浸ることができる。

開放型のハウジングやバッフル構造などを上位機「ATH-ADX5000」から踏襲する

試聴ブースはセパレーターで区切られ、制限時間内は人の目を気にせず音を楽しむことができる

出展アイテムとしてもう1台用意されたのが、希少木材 “黒柿” を使用する密閉型ヘッドホン「ATH-AWKG」だ。昨年12月に発売されたアイテムだが、部材の入手希少性から生産はごく少数。先日再販がアナウンスされ、11月8日(金)10時よりオンラインストアおよび一部家電量販店や専門店で取り扱い予定だ。

「ATH-AWKG」ハウジングに“黒柿”を使用。マテリアルに由来する木目の違いもデザインとして表れる

ハウジングに使用される黒柿は樹種ではなく、柿の木の中で内部に黒い紋様が現れたものを指す。黒い紋様ができる理由は今なお不明、そして100年以上経った古木でしか見つからないことから、 “神秘の銘木” と謳われる。上記の通り希少なマテリアルを使用するため、これから控える再販についても「以降の販売については製品の継続を含め未定」と案内されているほか、ブーススタッフは「木材の高騰もあるため仮に次出せたとしても同じ価格で提供できるかはわからない」とコメントしてくれた。

試聴スペースは広く取られ、製品のコンセプトに見合ったラグジュアリーな装い。ヘッドホンアンプにラックスマン「P-750u」、再生機器にオーディオテクニカのターンテーブル「AT-LP8X」とアキュフェーズのSACDプレーヤー「DP-750」を用意。

かなりゆったりと聴くことのできる「ATH-AWKG」試聴ブース

いずれの試聴ブースも整理券配布による先着順での案内。スタッフの説明とともに発売されたてのモデル、限定再生産されるモデルの音を聴くことのできるまたとない機会を前に、真剣な表情で聴き込む来場者の姿が多く見られた。

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