Dolby AtmosやaptX Lossless対応のワイヤレスヘッドホンも披露
<ヘッドフォン祭>ベイヤー、新開発ドライバー搭載のスタジオモニター「DT1990 PRO MKII」/FitEarで “謎のモデル” のABテスト
フジヤエービックが主催するポータブルオーディオイベント「秋のヘッドフォン祭 2024」が11月2日にステーションコンファレンス東京で開催された。本稿では、beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)、FitEarブースなどの出展模様を紹介する。
ベイヤーダイナミックブースでは、10月末に連続でリリースされた新製品がところ狭しと並ぶ。特に多数の試聴機を用意していたのが、新開発の「TESLA.45ドライバー」が採用されたスタジオヘッドホンである、開放型モデル「DT1990 PRO MKII」と密閉型モデル「DT1770 PRO MKII」の2機種。低歪みと卓越したインパルス応答性、最新の軽量素材の採用による低インピーダンスなどを実現し、さまざまなデバイスで使用できることが特徴だ。
加えてスプリングスチール製のヘッドバンド構造は、メモリーフォーム素材と組み合わせることで頭部の形状にフィットしやすく、さらに圧力が集中しやすい部位を避ける “フォンタネルくぼみ” をつけたため、長時間の使用でも快適に装着できるという。イヤーパッドはベロアタイプを採用し、熱がこもりにくい仕様になっている。
ワイヤレスモデルで注目度が高いのが、Bluetoothヘッドホン「AVENTHO 300」。独自の「STELLAR.45 ドライバー」を搭載し、ベイヤーダイナミックならではの音質を確保しながらも、アダプティブ・ノイズキャンセリング機能を備えている。最大の特徴は、立体音響技術のDolby Atmos対応を果たしている点。Dolby Head Trackingにも対応しており、臨場感豊かな3Dオーディオを味わうことができるという。Bluetoothコーデックは、aptX Lossless/aptX Adaptive/AAC/SBCをフォローする。
完全ワイヤレスイヤホン「AMIRON 300」もお目見え。4.4gの軽量ボディに、10mmダイナミックドライバーを搭載。ノイズキャンセリング機能を搭載しており、ノイズ低減効果の調整や、外音取り込みモードへの切り替えなどにも対応している。Bluetooth ver5.3対応で、最大2台のデバイスを同時接続できるマルチポイント機能も装備する。
須山歯研の自社ブランドであるFitEarからは目玉企画として、前日にX(旧Twitter)でもアナウンスされていた「現在開発中の謎のモデル」の比較試聴が実施された。
「A」「B」とだけ書かれた2種類のイヤホンが置かれており、どちらのモデルも通常であればブランド名や型番が印字されている部分が「??????」と隠されている。またドライバー構成やネットワークといった製品仕様や内部構造も全く明かされておらず、音質だけをブラインドテストする格好だ。
A/Bそれぞれのイヤホンを触ってみると、シェルの大きさが違うことだけがわかる。Aモデルのほうがコンパクトであり、同社の「Imarge Universal」をはじめとするユニバーサルモデルのシェルを彷彿させる。かわってBモデルのほうは、これまでFitEarでは採用したことのない新形状なのだそうだ。2つの形状によるフィット感も比べることが可能だった。
またAモデルはイヤーチップの部分とノズル部分の2か所だけで耳穴を塞ぎ、シェルはできるだけ耳に触れないコンパクト形状になっていることが特徴。大型のBモデルは耳の窪み部分にもシェルが触れるようになっており、栓をするようなイメージだという。
G4オーディオブースでは、2024年度の新モデルを多数展示。バランスドアーマチュア(BA)・ドライバー1基のみのドライバー構成で、高品位はんだと「オーグライン+α」内部配線材を採用した「DNA1 ++」を中心に、3BAドライバー(トゥイーター/フルレンジ/ウーファー)の「Earth TRI」、1BAドライバー/2ESTスーパー・トゥイーター/独自の音響機構「VSC」搭載の「Atom-Quest」が並んでいた。
加えて、超高音用としてESTドライバーを2基、中高域用にフルレンジ・BAドライバーを1基、低域用にウーファー・BAドライバー×2基、全5基のドライバーを搭載した「Earth Xest5」も試聴可能となっていた。
■「TESLA.45ドライバー」モデルからDolby Atmos対応機まで登場
ベイヤーダイナミックブースでは、10月末に連続でリリースされた新製品がところ狭しと並ぶ。特に多数の試聴機を用意していたのが、新開発の「TESLA.45ドライバー」が採用されたスタジオヘッドホンである、開放型モデル「DT1990 PRO MKII」と密閉型モデル「DT1770 PRO MKII」の2機種。低歪みと卓越したインパルス応答性、最新の軽量素材の採用による低インピーダンスなどを実現し、さまざまなデバイスで使用できることが特徴だ。
加えてスプリングスチール製のヘッドバンド構造は、メモリーフォーム素材と組み合わせることで頭部の形状にフィットしやすく、さらに圧力が集中しやすい部位を避ける “フォンタネルくぼみ” をつけたため、長時間の使用でも快適に装着できるという。イヤーパッドはベロアタイプを採用し、熱がこもりにくい仕様になっている。
ワイヤレスモデルで注目度が高いのが、Bluetoothヘッドホン「AVENTHO 300」。独自の「STELLAR.45 ドライバー」を搭載し、ベイヤーダイナミックならではの音質を確保しながらも、アダプティブ・ノイズキャンセリング機能を備えている。最大の特徴は、立体音響技術のDolby Atmos対応を果たしている点。Dolby Head Trackingにも対応しており、臨場感豊かな3Dオーディオを味わうことができるという。Bluetoothコーデックは、aptX Lossless/aptX Adaptive/AAC/SBCをフォローする。
完全ワイヤレスイヤホン「AMIRON 300」もお目見え。4.4gの軽量ボディに、10mmダイナミックドライバーを搭載。ノイズキャンセリング機能を搭載しており、ノイズ低減効果の調整や、外音取り込みモードへの切り替えなどにも対応している。Bluetooth ver5.3対応で、最大2台のデバイスを同時接続できるマルチポイント機能も装備する。
■SNSでもアナウンスされたFitEar「謎のモデル」の比較試聴
須山歯研の自社ブランドであるFitEarからは目玉企画として、前日にX(旧Twitter)でもアナウンスされていた「現在開発中の謎のモデル」の比較試聴が実施された。
「A」「B」とだけ書かれた2種類のイヤホンが置かれており、どちらのモデルも通常であればブランド名や型番が印字されている部分が「??????」と隠されている。またドライバー構成やネットワークといった製品仕様や内部構造も全く明かされておらず、音質だけをブラインドテストする格好だ。
A/Bそれぞれのイヤホンを触ってみると、シェルの大きさが違うことだけがわかる。Aモデルのほうがコンパクトであり、同社の「Imarge Universal」をはじめとするユニバーサルモデルのシェルを彷彿させる。かわってBモデルのほうは、これまでFitEarでは採用したことのない新形状なのだそうだ。2つの形状によるフィット感も比べることが可能だった。
またAモデルはイヤーチップの部分とノズル部分の2か所だけで耳穴を塞ぎ、シェルはできるだけ耳に触れないコンパクト形状になっていることが特徴。大型のBモデルは耳の窪み部分にもシェルが触れるようになっており、栓をするようなイメージだという。
■5BAモデルからBAフルレンジモデルまで2024発売イヤホンが並ぶ
G4オーディオブースでは、2024年度の新モデルを多数展示。バランスドアーマチュア(BA)・ドライバー1基のみのドライバー構成で、高品位はんだと「オーグライン+α」内部配線材を採用した「DNA1 ++」を中心に、3BAドライバー(トゥイーター/フルレンジ/ウーファー)の「Earth TRI」、1BAドライバー/2ESTスーパー・トゥイーター/独自の音響機構「VSC」搭載の「Atom-Quest」が並んでいた。
加えて、超高音用としてESTドライバーを2基、中高域用にフルレンジ・BAドライバーを1基、低域用にウーファー・BAドライバー×2基、全5基のドライバーを搭載した「Earth Xest5」も試聴可能となっていた。