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Dolby Visionテストツール/10Lビデオジェネレーターも展示

<CES>HDMI、新規格「HDMI 2.2」対応の「Ultra96 HDMIケーブル」各社プロトタイプを展示

公開日 2025/01/10 17:18 編集部:長濱行太朗/現地撮影:平山洸太
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米ラスベガスで現地1月7日から開催されている世界最大級の国際エレクトロニクス展「CES2025」。HDMI Licensing Administrator, Inc.(HDMI LA)ブースでは、HDMIの新規格「HDMI 2.2」の伝送に対応した「Ultra96 HDMIケーブル」のプロトモデルなどを展示している。

HDMI LAブースの様子

HDMI LAはプレス向け説明会にて、4K/480Hzや5K/240Hz・8K/240Hzといったハイフレームレートの伝送を可能とし、さらに12K/120Hz・10K/120Hz、最大16Kにも及ぶ超解像度をサポートした新規格「HDMI 2.2」を発表した。コンシューマー用のディスプレイやゲーミングだけでなく、大規模デジタルサイレージや医療用画像処理、AR/VR/MRといったカテゴリーにおいて、パフォーマンスの向上を見込める規格だとしている。

「HDMI 2.2」の全機能を伝送できるケーブルとして、96Gbps伝送に対応した「Ultra96 HDMIケーブル」が同時に策定され、2025年度の第3・第4四半期に登場予定としているが、HDMI LAブースでは「Ultra96 HDMIケーブル」のプロトモデルのパッケージが並んでいる。

各社から「Ultra96 HDMIケーブル」のプロトモデルを展示

Savlinkやrocketfish、台湾のj5createやJCE、そして国内のオーディオビジュアルファンからも人気が高いaudioquestから、「Ultra96 HDMIケーブル」のプロトモデルが登場しており、パッケージには「16K」や「ULTRA96 HDMI CABLE」など表記されている。

またSavlinkは「100G Optical Fiber HDMI Cable」といったケーブルも展示しており、最大100mモデルもラインナップしているとのこと。他にも、HDMIに関連するアイテムを多数並べている。

Savlinkからは「100G Optical Fiber HDMI Cable」やその他HDMI関連デバイスが登場

フィンランドを拠点とする電子計測機器メーカーであるUNIGRAFからは、Dolby Visionテストツールと最大10K/60Hz対応のビデオジェネレーターを兼ね備えた「UCD-452」を展示。本モデルは、40 〜 120HzまでのVRR、およびALLMもテストできる。

Dolby Visionテストツール&10KビデオジェネレーターであるUNIGRAF「UCD-452」

HDMIとゲーミングの親和性の高さをアピールする展示もあり、PCゲーミングシステムをはじめ、「XBOX SERIES X」や「PlayStation 5」との組み合わせや、加えて8Kデバイスとの組み合わせとしてQLEDを搭載したサムスンの8K液晶テレビやVANCOのHDMIスプリッター/スイッチャーも並んでいる。


HDMIとゲーミング環境の親和性の高さをアピール

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