JVC、世界最小・最軽量ビデオカメラ“Everio”「GZ-N1」
コンセプトは“カワイイ”、“キレイ”。「ママたちのあったらいいねをカタチに」したとのことで、商品化にあたっては女性モニターの意見も多数取り入れたという。赤ちゃんや小さな子供を持つ女性をターゲットに、コンパクトなボディと高画質、抗菌性能を訴求する。
■外観デザイン
サイズ47W×56H×86Dmm(突起物含む)、質量約150gと、従来モデル比で40%の小型化と30%の大幅な軽量化を実現。カラーはホワイトとピンクに加え、来年のトレンドカラーであるグリーンの3種類を用意している。
女性の手のなかにすっぽり収まるボディ。小さな子供を持つ女性は、外出時に荷物が多くなりがち。小さなボディは持ち運びが気にならず、食事などの際テーブルの上に置いても邪魔にならないとしている。
また、塗装に銀系の抗菌コートを塗布しているため、細菌の増殖を抑える効果があるという。
■画質
小型ボディに搭載するべく新開発したレンズを搭載。こちらはF1.6と明るく、焦点距離も29.4mm(35mm判換算/ダイナミックズームOFF時)広角より。ズームは光学10倍、ダイナミックズーム22倍まで可能だ。
新開発レンズに加え、総画素数1,276万画素の1/2.3型 裏面照射CMOSセンサーや、独自開発LSI「ファルコンブリッド」を採用。室内など暗いシーンでもノイズが少なく鮮明な映像撮影ができるという。静止画も、超解像技術により1,200万画素記録が可能。
画質は「昨年発売のVシリーズと同等」(同社説明員)とのこと。スマホなど気軽に映像記録ができる機材が登場したことなどにより、ここ数年デジタルビデオカメラ市場は右肩下がりだというが、よりきれいな映像を残せる点をアドバンテージとして訴求している。
そのほか、ジャイロセンサーを搭載し電子式のパワードアクティブ手ぶれ補正モードを搭載している。
■使い勝手
使い勝手にも様々な配慮が凝らされている。本体が小型化したこと、そして「チャンスを逃さずパッと撮影したい」という声に応え、グリップベルトをなくしハンド/ネックストラップをつけられるようにした。手に持ってすぐ撮れるほか、ローアングルで構えるときなどにも便利としている。また、好きなストラップをつけてファッション的な楽しみ方もできる。
さらに、本体下部に収納式のチルトスタンドを内蔵。三脚がなくても角度をつけて簡単に設置・撮影ができる。そのため、たとえば撮影者と子供が一緒に映ることも可能だ。
加えて、本機より新搭載の撮影モード「Baby mode」を用意。赤ちゃんの肌の質感などを美しく撮影できるという。
バッテリーの小型化&高容量化にも注力。標準付属バッテリーは960mAhで、別売品として1920mAhの「BN-VG119」、2880mAhの「BN-VG129」も用意。いずれも従来比約37%の容量アップを実現。長時間使用にも耐えるとしている。
ディスプレイは、本体の小型化にともない画面サイズ1.8型ワイド(8.4万ドット)と小さいが、見やすさに配慮したUIを採用した。操作はタッチパネル方式。撮影データの記録は内蔵メモリー(8GB)もしくはSD/SDHC/SDXCカードに行う。