コロナ禍で学ぶ基本の徹底と変化への対応の大切さ
富士フイルムイメージングシステムズ 松本考司社長「お客様とともに新しい写真価値を共創していく」
■お家時間増が新たなプリント機会を創出
富士フイルムイメージングシステムズは、「2022年富士フイルムの年賀状概要発表会」の冒頭、新たに社長に就任した松本考司氏が年末商戦に向けての施策について説明。また、前社長の西村亨氏よりあいさつがあった。
西村氏は「2015年に社長に就任し、6年間にわたり会社の指揮を執らせていただいた。コンシューマーフォトイメージングの領域が非常に大きく変化していくなか、EコマースやSNSを活用した販売促進活動に力を入れ、需要の維持と活性化を図る一方、ビジネスソリューション領域での事業拡大を進めてきた。あわせて、厳しい環境の変化に耐え得る強靭な組織を作っていこうと社内でも大ナタを振るった」と6年間を振り返った。
「この1年半は新型コロナウイルス感染対策で少し停滞したが、組織の改革も一段落し、新しい事業の方向性も見えてきたことで、若い松本新社長に事業をバトンタッチした。絶対に飛躍するとの確信を持って頑張っていただきたい」とエールを送る。
「市場環境の変化でビジネスのスタイルやユーザーの嗜好も変わる。しかしながらお客様の大切な記録を映像や写真に残したいという想いは変わらない。そうした要望に対し、富士フイルムイメージングシステムズが事業に挑戦していく姿勢はブレなく変わらない」と力を込めた。
続いて松本社長は「残念ながらコロナは収束せず、厳しい市場環境が続いているが、2021年度の業績見込みは、フォトイメージング事業においてさまざまなチャレンジを推進し、前年からは売上げ、利益ともに改善が見られる。写真ビジネスを取り巻く環境は、旅行、結婚などのイベントが減り、プリントする機会が減り厳しいが、一方で、お家時間の過ごし方として趣味世界に時間をかける余裕が出て、趣味やオタ活で新たな機会を生むことができた。ハーフサイズプリントやウォールデコの拡大で、プリンティングは厳しいながらも改善の入り口が見えてきた。このことからも改めて、基本の徹底と変化への対応の大切さを学べたと思う。基本の徹底は写真価値の大切さ、そして、変化への対応は写真価値の定義の多様化への対応のスピードをあげていくことが重要になる」とコロナ禍の取り組みを総括した。
年末商戦に向けた取り組みでは、「写真価値の大切さの訴求として、『“PHOTO IS”想いがつなぐ。あなたが主役の写真展」』『富士フイルムフォトコンテスト』『富士フイルム営業写真コンテスト』は残念ながら昨年度は見送りになったが、今年度は実施していく。そして、変化への対応として、若者だけにとどまらす、あらゆる層のお客様との写真価値の共創を目指し、10月8日に直営店を表参道にリニューアルオープンする。2014年2月、スマホが登場し、デジタルとデータの組み合わせにより新しい需要が生まれるなかで、いかにしてスマホからのプリントを取り込むかを狙って原宿にオープンさせたのが『ワンダーフォトショップ』。それから7年が経ち、スマホ文化が定着。デジタルネイティブが当たり前の世の中になり、この大きなパラダイムシフトに新しい写真価値を見つけていく必要が出てきている」とリニューアルの狙いを説明した。
デジタルカメラでは、5,140万画素、ボディ内手振れ補正を搭載した小型・軽量の『GFX 50sII』を9月29日に発売。「GFXシリーズは登場以来多くのプロ写真家、ハイアマチュアの皆様から賞賛いただいている。GFX 50sIIは 9月7日から予約を開始したが、多くのお客様からのご注文をいただいた。プロコマーシャル、ファッション、一部の風景写真をカバーするシリーズとしてスタートしたが、高い機動力を実現することでその領域が拡大している。今回の新製品ではさらに広い領域の獲得を目指す」と意気込みを示した。
「われわれは単にデジタルカメラを売るのではなく、趣味の世界を高画質のプリントで残すことで、より趣味の世界を好きになっていただける、そんな新しい写真の価値を見つけようと思っている。この点もリニューアルするワンダーフォトショップで、お客様との共創のなかでみつけていければと思う。“撮る”から“残す”まで一貫して行える、われわれだからこそできる新しい写真の価値の発見に力を入れていきたい」と訴えた。
チェキではキャラクターをチェキプリントする新しい楽しみ方を提案する。任天堂スイッチのアルバムに保存したゲーム画像を簡単にチェキプリントしたりすることが可能になった。「お家でゲームをする時間が増えるなか、チェキと組み合わせることで、ゲーム自体の楽しさがさらにアップする新しい価値をここでもみつけていきたい。昨年、第3四半期の業績がよかったが、そこにはチェキの拡販が大きく寄与している。『クリスマスプレゼントにはチェキ』をキャッチコピーに展開したが、今年も最大需要期であるクリスマス商戦に合わせて新しいお客様に理解していただくことを徹底したい」とTVCM等を精力的に展開していく構え。
そして年末のメインである2022年賀状については、「昨年はコロナの収束が見えない状況に、来年こそ明るい年にしていくんだとの想いを写真年賀状に乗せ、『写真で元気を届けよう!』というメッセージを皆さんにお届けした。結果、コロナ禍に写真年賀状をお届けすることを皆さんにもご理解いただき好評を得た。本年も『写真で元気を届けよう!』のキャッチで力強く展開する」と力強く語る松本社長。イメージング領域の価値創造へまい進し、多くの人に感動と笑顔を届けていく。
富士フイルムイメージングシステムズは、「2022年富士フイルムの年賀状概要発表会」の冒頭、新たに社長に就任した松本考司氏が年末商戦に向けての施策について説明。また、前社長の西村亨氏よりあいさつがあった。
西村氏は「2015年に社長に就任し、6年間にわたり会社の指揮を執らせていただいた。コンシューマーフォトイメージングの領域が非常に大きく変化していくなか、EコマースやSNSを活用した販売促進活動に力を入れ、需要の維持と活性化を図る一方、ビジネスソリューション領域での事業拡大を進めてきた。あわせて、厳しい環境の変化に耐え得る強靭な組織を作っていこうと社内でも大ナタを振るった」と6年間を振り返った。
「この1年半は新型コロナウイルス感染対策で少し停滞したが、組織の改革も一段落し、新しい事業の方向性も見えてきたことで、若い松本新社長に事業をバトンタッチした。絶対に飛躍するとの確信を持って頑張っていただきたい」とエールを送る。
「市場環境の変化でビジネスのスタイルやユーザーの嗜好も変わる。しかしながらお客様の大切な記録を映像や写真に残したいという想いは変わらない。そうした要望に対し、富士フイルムイメージングシステムズが事業に挑戦していく姿勢はブレなく変わらない」と力を込めた。
続いて松本社長は「残念ながらコロナは収束せず、厳しい市場環境が続いているが、2021年度の業績見込みは、フォトイメージング事業においてさまざまなチャレンジを推進し、前年からは売上げ、利益ともに改善が見られる。写真ビジネスを取り巻く環境は、旅行、結婚などのイベントが減り、プリントする機会が減り厳しいが、一方で、お家時間の過ごし方として趣味世界に時間をかける余裕が出て、趣味やオタ活で新たな機会を生むことができた。ハーフサイズプリントやウォールデコの拡大で、プリンティングは厳しいながらも改善の入り口が見えてきた。このことからも改めて、基本の徹底と変化への対応の大切さを学べたと思う。基本の徹底は写真価値の大切さ、そして、変化への対応は写真価値の定義の多様化への対応のスピードをあげていくことが重要になる」とコロナ禍の取り組みを総括した。
年末商戦に向けた取り組みでは、「写真価値の大切さの訴求として、『“PHOTO IS”想いがつなぐ。あなたが主役の写真展」』『富士フイルムフォトコンテスト』『富士フイルム営業写真コンテスト』は残念ながら昨年度は見送りになったが、今年度は実施していく。そして、変化への対応として、若者だけにとどまらす、あらゆる層のお客様との写真価値の共創を目指し、10月8日に直営店を表参道にリニューアルオープンする。2014年2月、スマホが登場し、デジタルとデータの組み合わせにより新しい需要が生まれるなかで、いかにしてスマホからのプリントを取り込むかを狙って原宿にオープンさせたのが『ワンダーフォトショップ』。それから7年が経ち、スマホ文化が定着。デジタルネイティブが当たり前の世の中になり、この大きなパラダイムシフトに新しい写真価値を見つけていく必要が出てきている」とリニューアルの狙いを説明した。
デジタルカメラでは、5,140万画素、ボディ内手振れ補正を搭載した小型・軽量の『GFX 50sII』を9月29日に発売。「GFXシリーズは登場以来多くのプロ写真家、ハイアマチュアの皆様から賞賛いただいている。GFX 50sIIは 9月7日から予約を開始したが、多くのお客様からのご注文をいただいた。プロコマーシャル、ファッション、一部の風景写真をカバーするシリーズとしてスタートしたが、高い機動力を実現することでその領域が拡大している。今回の新製品ではさらに広い領域の獲得を目指す」と意気込みを示した。
「われわれは単にデジタルカメラを売るのではなく、趣味の世界を高画質のプリントで残すことで、より趣味の世界を好きになっていただける、そんな新しい写真の価値を見つけようと思っている。この点もリニューアルするワンダーフォトショップで、お客様との共創のなかでみつけていければと思う。“撮る”から“残す”まで一貫して行える、われわれだからこそできる新しい写真の価値の発見に力を入れていきたい」と訴えた。
チェキではキャラクターをチェキプリントする新しい楽しみ方を提案する。任天堂スイッチのアルバムに保存したゲーム画像を簡単にチェキプリントしたりすることが可能になった。「お家でゲームをする時間が増えるなか、チェキと組み合わせることで、ゲーム自体の楽しさがさらにアップする新しい価値をここでもみつけていきたい。昨年、第3四半期の業績がよかったが、そこにはチェキの拡販が大きく寄与している。『クリスマスプレゼントにはチェキ』をキャッチコピーに展開したが、今年も最大需要期であるクリスマス商戦に合わせて新しいお客様に理解していただくことを徹底したい」とTVCM等を精力的に展開していく構え。
そして年末のメインである2022年賀状については、「昨年はコロナの収束が見えない状況に、来年こそ明るい年にしていくんだとの想いを写真年賀状に乗せ、『写真で元気を届けよう!』というメッセージを皆さんにお届けした。結果、コロナ禍に写真年賀状をお届けすることを皆さんにもご理解いただき好評を得た。本年も『写真で元気を届けよう!』のキャッチで力強く展開する」と力強く語る松本社長。イメージング領域の価値創造へまい進し、多くの人に感動と笑顔を届けていく。