ガジェットクイズそのものでなく、回答への応答文を生成
米BuzzFeed、AI搭載クイズを掲載開始。ユーザーごとに応答を自動生成
オンラインメディアのBuzzFeedが、先月予告していた「AI搭載のクイズ」の掲載を開始した。これはBuzzFeedのクイズコーナー「Infinity Quizzes」の一部として提供され、初日となった2月14日には、バレンタインデーにちなんだクイズを含む6問が用意された。
この6問の仕組みはどれもほぼ同じで、クイズと言うよりは、いくつかの設問に特定の情報を入力することでテーマに沿ったストーリーを完成させるといった趣向のもの。すべての問いに入力を追えれば、OpenAIのAPIに基づくアルゴリズムとして用意された “Buzzy the Robot” が応答を生成する。この応答は従来のようなあらかじめ用意されたものではなく、AIがその場で生成するため、ひとつとして同じ文章にならない。
BuzzFeedはこのBuzzyについて、「自分のデスクを食べ散らかしたりせず、アイデアを出し合ったり、共になにかをしたりできる本当に賢い同僚がそこにいるようなもの」だと例えている。
注意すべきは、クイズの問題自体はAIでなく人間のクイズ作家が作っているところだ。ここではAIがクイズ作家とユーザーの両方からの入力を参照して、ユーザーに対しパーソナライズした応答を生成する役目を担っているのだという。つまりコンテンツの根幹となるクイズそのものは「人間の創造性」を活かして考案され「AIの魔法」によって「以前は決して不可能だった」まるでユーザーごとに異なるクイズに答えたかのような「無限の結果」を作ることを可能にしたとBuzzFeedは説明している。
クイズを試した人によれば、Buzzyが吐き出すストーリーには当たり外れがあり、思わず笑ってしまうようなオチが決まることもあるが、だいたいは微妙な締めくくりに終わることのほうが多いようだ。とはいえ、AIで生成した金融知識の解説記事をひっそりと公開し、後になってそれが不自然に誤りだらけなことが発覚、批判に晒されたCNETの例に比べれば、多少応答の内容がつまらなかろうとも、BuzzFeedのAI活用例のほうが安心して楽しめるに違いない。
Source: BuzzFeed
via: Engadget, Fururism
この6問の仕組みはどれもほぼ同じで、クイズと言うよりは、いくつかの設問に特定の情報を入力することでテーマに沿ったストーリーを完成させるといった趣向のもの。すべての問いに入力を追えれば、OpenAIのAPIに基づくアルゴリズムとして用意された “Buzzy the Robot” が応答を生成する。この応答は従来のようなあらかじめ用意されたものではなく、AIがその場で生成するため、ひとつとして同じ文章にならない。
BuzzFeedはこのBuzzyについて、「自分のデスクを食べ散らかしたりせず、アイデアを出し合ったり、共になにかをしたりできる本当に賢い同僚がそこにいるようなもの」だと例えている。
注意すべきは、クイズの問題自体はAIでなく人間のクイズ作家が作っているところだ。ここではAIがクイズ作家とユーザーの両方からの入力を参照して、ユーザーに対しパーソナライズした応答を生成する役目を担っているのだという。つまりコンテンツの根幹となるクイズそのものは「人間の創造性」を活かして考案され「AIの魔法」によって「以前は決して不可能だった」まるでユーザーごとに異なるクイズに答えたかのような「無限の結果」を作ることを可能にしたとBuzzFeedは説明している。
クイズを試した人によれば、Buzzyが吐き出すストーリーには当たり外れがあり、思わず笑ってしまうようなオチが決まることもあるが、だいたいは微妙な締めくくりに終わることのほうが多いようだ。とはいえ、AIで生成した金融知識の解説記事をひっそりと公開し、後になってそれが不自然に誤りだらけなことが発覚、批判に晒されたCNETの例に比べれば、多少応答の内容がつまらなかろうとも、BuzzFeedのAI活用例のほうが安心して楽しめるに違いない。
Source: BuzzFeed
via: Engadget, Fururism