日本でも発売予定
HTC、フラグシップスマホ「HTC U 11」発表。USB直結ハイレゾDAC内蔵イヤホンが付属
HTCは、今年の2月に発売した新しい「HTC Uシリーズ」の最上位モデルにあたる「HTC U 11」を発表。台湾の本社で新製品のローンチイベントが開催された。新しい端末ではハイレゾ音源が再生できるだけでなく、付属するイヤホン「HTC USonic」をUSB Type-C端子に直結し、デジタル接続による高品位なオーディオ再生が楽しめるのが大きな特徴だ。グローバルでは6月初旬に発売される。
OSにはAndroid 7.1.1を搭載。液晶ディスプレイのサイズは約5.5インチで、解像度はWQHD(2,560×1,440)。CPUにはクアルコムのハイエンドSoCである「Snapdragon 835」シリーズを採用。メインメモリーとストレージのサイズがそれぞれ4GB/64GB、6GB/128GBと異なる2機種を用意。世界各地域で展開されるモデルが異なってくる。外部ストレージとしてmicroSDカードも使える。
なお新製品は日本でも発売を予定しているが、具体的な時期や販売形態に関連するアナウンスは行われなかった。価格はオープン。日本モデルはROM 64GB/RAM 4GBのモデル1種類のみのラインナップ。グローバルモデルと周波数帯域が変わり、FeliCa対応も追加される。また後述する音声アシスタント機能のサポート内容も異なる。
■USB Type-Cデジタル接続のハイレゾ対応イヤホンを同梱
まずは新端末「HTC U 11」の見どころ、オーディオ機能から切り込んでいこう。最大のポイントはUSB Type-C端子に直結するタイプの純正ハイレゾ対応イヤホン「HTC USonic」とのコンビネーションにより、実現されるハイクオリティなオーディオ体験だ。ハイレゾ対応については前機種の「HTC 10」と同様、日本オーディオ協会のハイレゾロゴ認証も受けている。
本機ではオーディオ信号の出力端子をUSB Type-Cに一本化。3.5mmアナログイヤホンジャックを大胆に省いている。今年2月に発売され、残念ながら日本市場は未導入のUシリーズ「HTC U Ultra」「HTC U Play」も同様にUSB端子へイヤホンを接続する仕様だが、ハイレゾ対応の専用イヤホンを同梱する製品は本機が初めてになる。
同梱されるHTC純正のイヤホン「HTC USonic」は、スマホ本体からデジタル出力された音声信号をイヤホン側に内蔵するDACで受けて、ハイレゾ音源に限らず様々な音楽ソースを高品位に楽しめるよう設計されている。DACはリニアPCMの192kHz/24bit、WAV/FLAC形式が扱える。
同社のオーディオ部門の開発担当者によると、Uシリーズのデジタル接続による音声データの伝送はHTCの独自規格をベースに、HTC U 11とHTC USonicの組み合わせだけで楽しめるように設計されているという。つまりHTC USonicをUSB Type-Cを採用した他社のスマホにつないでも、音楽を聴くことはできない。通常の3.5mm端子のイヤホンについては、本体パッケージに同梱されるUSB/3.5mmアナログイヤホンジャックの変換プラグを使用することになる。アダプターにはDAコンバーターが内蔵されており、ハイレゾ再生の仕様はUSonicイヤホンと共通だ。
なおHTC 10で使用できた、USB OTGケーブルを介してポタアンなどにつないでUSBオーディオ再生を楽める機能が新機種に継承されているかどうかについては、新製品発表会時点ではわからなかったため、機会を改めて報告したい。
リスニング感をユーザーの耳穴のかたちに合わせてカスタマイズできる「Personalized Audio」の機能もHTC 10以来健在だ。本機の場合は付属するUSonicイヤホンと組み合わせた時だけ使えるようになる。イヤホンを耳に装着して機能をオンにすると、イヤホンから耳にきこえない周波数のソナー音を耳穴の中に飛ばして、外耳道から鼓膜までのかたちを自動計測する。ユーザーごとに最適なイヤホンリスニングのプロファイルが、わずか数秒で自動キャリブレーションして作成できる。
イヤホンにはアクティブノイズキャンセリング搭載も搭載した。イヤホン本体に搭載する3つのマイクで外部の環境ノイズをピックアップして打ち消す。こちらもHTC U 11とHTC USonicを組み合わせた場合のみ使える機能になる。
独立したスピーカー用DSPを乗せた高出力の「HTC BoomSound」もHTC 10から継承されている。本体内部のエンクロージャー設計や、中にホーンの形をした音道をつくって音圧を高める工夫はさらにブラッシュアップされ、歪みのないクリアなサウンドを本体内蔵のステレオスピーカー単体で楽しめるようにしている。
OSにはAndroid 7.1.1を搭載。液晶ディスプレイのサイズは約5.5インチで、解像度はWQHD(2,560×1,440)。CPUにはクアルコムのハイエンドSoCである「Snapdragon 835」シリーズを採用。メインメモリーとストレージのサイズがそれぞれ4GB/64GB、6GB/128GBと異なる2機種を用意。世界各地域で展開されるモデルが異なってくる。外部ストレージとしてmicroSDカードも使える。
なお新製品は日本でも発売を予定しているが、具体的な時期や販売形態に関連するアナウンスは行われなかった。価格はオープン。日本モデルはROM 64GB/RAM 4GBのモデル1種類のみのラインナップ。グローバルモデルと周波数帯域が変わり、FeliCa対応も追加される。また後述する音声アシスタント機能のサポート内容も異なる。
■USB Type-Cデジタル接続のハイレゾ対応イヤホンを同梱
まずは新端末「HTC U 11」の見どころ、オーディオ機能から切り込んでいこう。最大のポイントはUSB Type-C端子に直結するタイプの純正ハイレゾ対応イヤホン「HTC USonic」とのコンビネーションにより、実現されるハイクオリティなオーディオ体験だ。ハイレゾ対応については前機種の「HTC 10」と同様、日本オーディオ協会のハイレゾロゴ認証も受けている。
本機ではオーディオ信号の出力端子をUSB Type-Cに一本化。3.5mmアナログイヤホンジャックを大胆に省いている。今年2月に発売され、残念ながら日本市場は未導入のUシリーズ「HTC U Ultra」「HTC U Play」も同様にUSB端子へイヤホンを接続する仕様だが、ハイレゾ対応の専用イヤホンを同梱する製品は本機が初めてになる。
同梱されるHTC純正のイヤホン「HTC USonic」は、スマホ本体からデジタル出力された音声信号をイヤホン側に内蔵するDACで受けて、ハイレゾ音源に限らず様々な音楽ソースを高品位に楽しめるよう設計されている。DACはリニアPCMの192kHz/24bit、WAV/FLAC形式が扱える。
同社のオーディオ部門の開発担当者によると、Uシリーズのデジタル接続による音声データの伝送はHTCの独自規格をベースに、HTC U 11とHTC USonicの組み合わせだけで楽しめるように設計されているという。つまりHTC USonicをUSB Type-Cを採用した他社のスマホにつないでも、音楽を聴くことはできない。通常の3.5mm端子のイヤホンについては、本体パッケージに同梱されるUSB/3.5mmアナログイヤホンジャックの変換プラグを使用することになる。アダプターにはDAコンバーターが内蔵されており、ハイレゾ再生の仕様はUSonicイヤホンと共通だ。
なおHTC 10で使用できた、USB OTGケーブルを介してポタアンなどにつないでUSBオーディオ再生を楽める機能が新機種に継承されているかどうかについては、新製品発表会時点ではわからなかったため、機会を改めて報告したい。
リスニング感をユーザーの耳穴のかたちに合わせてカスタマイズできる「Personalized Audio」の機能もHTC 10以来健在だ。本機の場合は付属するUSonicイヤホンと組み合わせた時だけ使えるようになる。イヤホンを耳に装着して機能をオンにすると、イヤホンから耳にきこえない周波数のソナー音を耳穴の中に飛ばして、外耳道から鼓膜までのかたちを自動計測する。ユーザーごとに最適なイヤホンリスニングのプロファイルが、わずか数秒で自動キャリブレーションして作成できる。
イヤホンにはアクティブノイズキャンセリング搭載も搭載した。イヤホン本体に搭載する3つのマイクで外部の環境ノイズをピックアップして打ち消す。こちらもHTC U 11とHTC USonicを組み合わせた場合のみ使える機能になる。
独立したスピーカー用DSPを乗せた高出力の「HTC BoomSound」もHTC 10から継承されている。本体内部のエンクロージャー設計や、中にホーンの形をした音道をつくって音圧を高める工夫はさらにブラッシュアップされ、歪みのないクリアなサウンドを本体内蔵のステレオスピーカー単体で楽しめるようにしている。
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