2枚の8Kディスプレイを搭載できる数値
アップルのAR/VRヘッドセット、第2世代モデルの解像度は最大4000ppiに?【Gadget Gate】
アップルがAR/VRヘッドセットを2023年1月に発表するという予測の一方で、すでに第2世代を開発中との噂もある。その第2世代ヘッドセットについて、ディスプレイの解像度が3,000 - 4,000ppiになる可能性が浮上したと報じられている。
先日、韓国の電子業界情報誌The Elecは、アップルの第1世代ヘッドセットではメイン画面にはソニー製のマイクロ有機ELパネル、外側の画面ないしインジケーター用には韓国LGディスプレイ(以下、LG)製の有機ELパネル、さらに第2世代のメイン画面にはLG製のマイクロ有機ELパネルが採用されるかもしれないと報じていた。今回の噂話は、その続きである。
アップルの特許情報に詳しいPatently Appleによると、LGがAPシステム(韓国の有機EL製造装置メーカー大手)の超高解像度用FMM(Fine Metal Mask)を使うことが分かったそうだ。FMMとは、画素とRGB有機物を蒸着させる上で重要な装置のことである。
昨年9月にはThe Elecが、アップルがVRデバイス製造に使うFMMのサンプル提供をAPSホールディングス(APシステムの持ち株会社)に依頼したと報じていた。アップルは3,000ppiの解像度を求めており、FMMのサンプルを使って生産テストを行うと伝えられていた次第だ。
それと合わせて、APSホールディングスはマイクロ有機EL技術の国家プロジェクトに抜てきされ、2024年までに解像度4,000ppiのARガラス開発を目指すとも述べられていた。この2024年はちょうど、アップルの第2世代ヘッドセットの発表が有力視されている時期だ。
さてPatently Appleの報告に戻ると、アップルは上記の生産テストに成功し、APSは韓国の天安に新工場を建設することが決定したそうだ。その目的は、アップルが求める3,000ppiのマイクロ有機ELパネル生産を可能にするFMMの製造だと伝えられている。
ここでいう3,000 - 4,000ppiがどれほどの解像度かといえば、たとえばMeta Quest 2が片目あたり1,832×1,920で773ppiだ。アップル製ヘッドセットが噂通り2枚の8Kディスプレイを搭載するのだとしても、十分な数値といえそうだ。
もっとも、これほどの高性能となれば価格も気になる。第1世代モデルは約3,000ドルとの噂もあるが、第2世代が出るという2024年にはマイクロ有機ELの製造コストも下がり、価格も身近になると期待したいところだ。
Source: Patently Apple
※この記事は、現在プレオープン中のテック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」から転載したものです。
先日、韓国の電子業界情報誌The Elecは、アップルの第1世代ヘッドセットではメイン画面にはソニー製のマイクロ有機ELパネル、外側の画面ないしインジケーター用には韓国LGディスプレイ(以下、LG)製の有機ELパネル、さらに第2世代のメイン画面にはLG製のマイクロ有機ELパネルが採用されるかもしれないと報じていた。今回の噂話は、その続きである。
アップルの特許情報に詳しいPatently Appleによると、LGがAPシステム(韓国の有機EL製造装置メーカー大手)の超高解像度用FMM(Fine Metal Mask)を使うことが分かったそうだ。FMMとは、画素とRGB有機物を蒸着させる上で重要な装置のことである。
昨年9月にはThe Elecが、アップルがVRデバイス製造に使うFMMのサンプル提供をAPSホールディングス(APシステムの持ち株会社)に依頼したと報じていた。アップルは3,000ppiの解像度を求めており、FMMのサンプルを使って生産テストを行うと伝えられていた次第だ。
それと合わせて、APSホールディングスはマイクロ有機EL技術の国家プロジェクトに抜てきされ、2024年までに解像度4,000ppiのARガラス開発を目指すとも述べられていた。この2024年はちょうど、アップルの第2世代ヘッドセットの発表が有力視されている時期だ。
さてPatently Appleの報告に戻ると、アップルは上記の生産テストに成功し、APSは韓国の天安に新工場を建設することが決定したそうだ。その目的は、アップルが求める3,000ppiのマイクロ有機ELパネル生産を可能にするFMMの製造だと伝えられている。
ここでいう3,000 - 4,000ppiがどれほどの解像度かといえば、たとえばMeta Quest 2が片目あたり1,832×1,920で773ppiだ。アップル製ヘッドセットが噂通り2枚の8Kディスプレイを搭載するのだとしても、十分な数値といえそうだ。
もっとも、これほどの高性能となれば価格も気になる。第1世代モデルは約3,000ドルとの噂もあるが、第2世代が出るという2024年にはマイクロ有機ELの製造コストも下がり、価格も身近になると期待したいところだ。
Source: Patently Apple
※この記事は、現在プレオープン中のテック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」から転載したものです。