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音楽CD/BDビデオ再生クオリティを単体機と聴き比べる

<検証!PS3 “現在”の実力>第5回:PS3の音質はこの2年でどれだけ進化したか

公開日 2008/12/12 18:18 折原一也
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●音質クオリティからPS3の性能を再検証する

ゲーム機であると同時に、AV機器として様々な方面で注目されてきたPLAYSTATION3。画質だけでなく、音質を見てもオーディオ機器に匹敵するクラスを越えた実力を持つマシンとして評価されてきた。

PS3

筆者自身の検証では、2006年11月のPLAYSTATION発売直後にSACD(スーパーオーディオCD)にて音質検証を行ったが、残念ながら現行機ではSACDの機能は省かれてしまっている。

●アップサンプリングやビットマッピングでCD再生を高音質化

しかし、2007年7月公開のファームウェアバージョン1.90で、音楽CDのアップサンプリング出力機能を搭載。通常44.1kHzの音楽CDを、88.2kHz/176.4kHzに変換して高音質化することができるようになった。さらに、ビットマッピング機能によって音質をさらに向上させる手法を導入したことで、音楽CDプレーヤーとしての実力を高めている。

PS3は音楽CDをアップサンプリングして出力することが可能

これらを踏まえて、今回は“2008年におけるPS3の実力検証企画”として、PS3の音質に注目して試聴を行っていこう。

比較対象機種として、以前のテストでも使用したソニーのSACD/CDプレーヤー「SCD-XA1200ES」を用意した。AVアンプにはソニーの「TA-DA5400ES」を用意し、光デジタル接続で環境を統一している。スピーカーにはエラックの実力派スピーカー「FS 247」を使用した。

SCD-XA1200ES


TA-DA5400ES

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