一条真人の体当たり実験室
PS3のDLNA機能 徹底活用術<前編> PC向けサーバソフトの使い勝手を一斉テスト!
ソニーのPLAYSTATION3はゲーム機としてだけでなく、メディアプレーヤーとしての顔も持っている。音楽CDのリッピングと再生、BDビデオの再生も可能だし、初代機ではSACDの再生さえできた。しかしPS3のメディア機能のなかで、注目に値する機能でありながら、あまり活用されていないのが「メディアサーバー接続」機能ではないだろうか。
このメディアサーバー接続機能とは、一般的に言うDLNAクライアント機能だ。DLNAサーバーに対ネットワーク経由でアクセスして、サーバー内のビデオや写真、音楽を再生することができる。
それでは、そのDLNAサーバーはどう用意すればよいのか、というと、もっとも手っ取り早いのはPCを使うという手段だ。PCにDLNAサーバーソフトをインストールするだけで、DLNAサーバーとして利用することができるのだ。また、同社のVAIOやNECのLUIのように、はじめからDLNAサーバーソフトがインストールされているPCもある。
また、最近のNAS(ネットワーク対応ハードディスク)には、DLNAサーバー機能を搭載したものが増えているし、ビデオレコーダーでもDLNA機能を搭載したものが多くなってきた。今回は、どんな人にどんな種類のDLNAサーバーが向いているのか、そして現在、どのようなDLNAサーバーがあり、それぞれの使い勝手はどうなっているのか、という話をしていきたい。
■あなたにオススメのDLNAサーバーは?
現在、主流となっているDLNAサーバーには、前述のようにPC用ソフト、NAS、DLNA機能搭載ビデオレコーダーがある。これらの製品はそれぞれキャラクターがあるため、自分の目的に合ったソリューションを選びたい。
【PCによるDLNAサーバー】
PCによるDLNAサーバーの利点は、日常的にPCで楽しんでいるメディアを、そのままPS3を接続したテレビで楽しめることだ。PCで音楽を聴いたり、デジカメ写真をバックアップしたり、ビデオファイルを保存している人は多いことと思うが、それをそのままPS3経由でTVで楽しめるようになる。
これにより、PC内の音楽ファイルをリビングのTVで再生したり、知人を家に呼んで、リビングのTVでビデオ映像や写真を見せたりする場合などに便利だ。当然、家族で写真やビデオを見たりするような用途にも活用できるだろう。
PC用ソフトはソフトを入手して、現在、利用しているPCにインストールすればいいだけなので、もっとも手っ取り早く、DLNAサーバーを使える選択肢だ。しかし、逆にPCを起動していないときは、DLNAを使えないという不自由さを持っている。
PC用ソフトは現在のPCライフスタイルを変えずに、DLNAをプラスしたい場合にお薦めな選択肢だ。
【DLNA対応NAS】
これに対して、NASにはPCと比較して動作音が小さく、消費電力も低いというメリットがある。そのため、常時起動していても、あまり問題にならない。そのため、PCと違って、いつでもそのメディアにアクセスすることができるというメリットがある。代表的なメーカーとしてはバッファロー(製品情報)、アイ・オー・データ機器(製品情報)などがある。
反面、NASにメディアファイルを集中させる必要があるため、意図的にメディアファイルを管理する意識が必要になる。
DLNA対応NASのメリットはPCを起動しなくてもコンテンツの再生が可能なことだが、より具体的に利用シーンを考えると、複数の家族がいる家庭で共通するメディアファイルをNASに保存しておけば、それぞれの家族が思い思いにメディアを視聴できるというメリットも生まれる。
【DLNA対応ビデオレコーダー】
通常、ビデオレコーダーはリビングのテレビと接続して使われていることと思う。そのため、ビデオレコーダーに搭載されたDLNA機能は、リビング以外の部屋でレコーダーの映像を見る、というのが主な利用スタイルとなる。当然、同じ部屋で使う場合でも、テレビ録画をレコーダーにまかせ、PS3で視聴するという利用スタイルはアリだろう。
PS3のDLNAクライアント機能は地デジの著作権保護機能に対応していないが、アナログ録画した映像であれば再生することが可能だ。ビデオカメラから取り込んだ映像やデジカメ画像なども共有することができるが、それが目的であれば、マルチメディア対応タイプのNASを使えばいいわけであり、やはり、DLNA対応ビデオレコーダーは、録画番組をリモート視聴したい人に適していると言えるだろう。
今回の記事では、これらの3ジャンルにどんな製品があり、どんな人に向いているかを紹介していきたい。
このメディアサーバー接続機能とは、一般的に言うDLNAクライアント機能だ。DLNAサーバーに対ネットワーク経由でアクセスして、サーバー内のビデオや写真、音楽を再生することができる。
それでは、そのDLNAサーバーはどう用意すればよいのか、というと、もっとも手っ取り早いのはPCを使うという手段だ。PCにDLNAサーバーソフトをインストールするだけで、DLNAサーバーとして利用することができるのだ。また、同社のVAIOやNECのLUIのように、はじめからDLNAサーバーソフトがインストールされているPCもある。
また、最近のNAS(ネットワーク対応ハードディスク)には、DLNAサーバー機能を搭載したものが増えているし、ビデオレコーダーでもDLNA機能を搭載したものが多くなってきた。今回は、どんな人にどんな種類のDLNAサーバーが向いているのか、そして現在、どのようなDLNAサーバーがあり、それぞれの使い勝手はどうなっているのか、という話をしていきたい。
■あなたにオススメのDLNAサーバーは?
現在、主流となっているDLNAサーバーには、前述のようにPC用ソフト、NAS、DLNA機能搭載ビデオレコーダーがある。これらの製品はそれぞれキャラクターがあるため、自分の目的に合ったソリューションを選びたい。
【PCによるDLNAサーバー】
PCによるDLNAサーバーの利点は、日常的にPCで楽しんでいるメディアを、そのままPS3を接続したテレビで楽しめることだ。PCで音楽を聴いたり、デジカメ写真をバックアップしたり、ビデオファイルを保存している人は多いことと思うが、それをそのままPS3経由でTVで楽しめるようになる。
これにより、PC内の音楽ファイルをリビングのTVで再生したり、知人を家に呼んで、リビングのTVでビデオ映像や写真を見せたりする場合などに便利だ。当然、家族で写真やビデオを見たりするような用途にも活用できるだろう。
PC用ソフトはソフトを入手して、現在、利用しているPCにインストールすればいいだけなので、もっとも手っ取り早く、DLNAサーバーを使える選択肢だ。しかし、逆にPCを起動していないときは、DLNAを使えないという不自由さを持っている。
PC用ソフトは現在のPCライフスタイルを変えずに、DLNAをプラスしたい場合にお薦めな選択肢だ。
【DLNA対応NAS】
これに対して、NASにはPCと比較して動作音が小さく、消費電力も低いというメリットがある。そのため、常時起動していても、あまり問題にならない。そのため、PCと違って、いつでもそのメディアにアクセスすることができるというメリットがある。代表的なメーカーとしてはバッファロー(製品情報)、アイ・オー・データ機器(製品情報)などがある。
反面、NASにメディアファイルを集中させる必要があるため、意図的にメディアファイルを管理する意識が必要になる。
DLNA対応NASのメリットはPCを起動しなくてもコンテンツの再生が可能なことだが、より具体的に利用シーンを考えると、複数の家族がいる家庭で共通するメディアファイルをNASに保存しておけば、それぞれの家族が思い思いにメディアを視聴できるというメリットも生まれる。
【DLNA対応ビデオレコーダー】
通常、ビデオレコーダーはリビングのテレビと接続して使われていることと思う。そのため、ビデオレコーダーに搭載されたDLNA機能は、リビング以外の部屋でレコーダーの映像を見る、というのが主な利用スタイルとなる。当然、同じ部屋で使う場合でも、テレビ録画をレコーダーにまかせ、PS3で視聴するという利用スタイルはアリだろう。
PS3のDLNAクライアント機能は地デジの著作権保護機能に対応していないが、アナログ録画した映像であれば再生することが可能だ。ビデオカメラから取り込んだ映像やデジカメ画像なども共有することができるが、それが目的であれば、マルチメディア対応タイプのNASを使えばいいわけであり、やはり、DLNA対応ビデオレコーダーは、録画番組をリモート視聴したい人に適していると言えるだろう。
今回の記事では、これらの3ジャンルにどんな製品があり、どんな人に向いているかを紹介していきたい。