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パナ/ソニー/シャープ/東芝の最新機器を一斉テスト

BDレコーダー4メーカー新モデル比較(3)− 録画ファンなら見逃せない! 編集・ダビングの完成度を比べる

公開日 2010/11/17 14:47 折原一也
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■東芝
 ひたすらマニアックなRDスタイルがブルーレイで復活


東芝のブルーレイレコーダーは、編集に優れたRDシリーズの特徴をそのまま受け継いでいる。

まずCMカット編集については、「見るナビ」を開いて「おまかせプレイ」を実行すれば本編のみのプレイリストを手間いらずでカット可能。東芝伝統のマニュアル編集機能も強力だ。

「編集ナビ」画面ではフレーム単位のチャプター編集や、チャプターを基本としたカット編集にも対応する。プレイリストも作成可能だ(ただし、DRとAVCのモード混在に制限があることは要注意)。

プレイリストはダビングにも指定できるので、自分だけのお気に入りシーンだけを集めてオリジナルBDを作ることも容易に行える。

AVCへのレート変換は、高速変換ダビングで、実時間より約35%短縮して実行できた。ただし録画実行中のダビングができないことは、現在の他社機器の仕様を考えると、やや残念なところだ。

もっともシンプルな編集は「おまかせプレイ」。「見るナビ」からボタン一つで実行可能。CMのゴミも残らない文句ナシの完成度だ

「タイトルチャプター編集」はチャプター位置の編集画面。CM以外の編集の起点作りに役立つ。チャプター位置をコマ送りでズラせるのは東芝のみの機能だ


プレイリスト編集では、録画済みのタイトルを切り替えながらチャプターを登録可能。上段のタイトル・チャプターを変更しながら下段に追加していくスタイルは東芝の真骨頂だ

ダビングの実行はBDのほかにHDD上のダビング、さらにモード変換まで指定可能。プレイリスト編集と合わせて様々なダビングパターンを実行可能だ

◇  ◇  ◇


東芝のモデルを交えて編集機能の比較を行ったのは久しぶりだが、やはりチャプター編集の元祖、RDは強かった。

しかし、W録時のダビングは東芝以外の全社が対応しているし、プレイリストダビングはソニーのレコーダーも対応とライバルメーカーの追い上げも激しく、編集機能については東芝、ソニーの2強時代に突入した感ある。

BDレコーダー対決は今回の編集・ダビングで最終回。それぞれの力を見極め、ぜひ自分に合ったモデルを選んでほしい。


(折原一也)

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