パナ/ソニー/シャープ/東芝の最新機器を一斉テスト
BDレコーダー4メーカー新モデル比較(3)− 録画ファンなら見逃せない! 編集・ダビングの完成度を比べる
■東芝
ひたすらマニアックなRDスタイルがブルーレイで復活
東芝のブルーレイレコーダーは、編集に優れたRDシリーズの特徴をそのまま受け継いでいる。
まずCMカット編集については、「見るナビ」を開いて「おまかせプレイ」を実行すれば本編のみのプレイリストを手間いらずでカット可能。東芝伝統のマニュアル編集機能も強力だ。
「編集ナビ」画面ではフレーム単位のチャプター編集や、チャプターを基本としたカット編集にも対応する。プレイリストも作成可能だ(ただし、DRとAVCのモード混在に制限があることは要注意)。
プレイリストはダビングにも指定できるので、自分だけのお気に入りシーンだけを集めてオリジナルBDを作ることも容易に行える。
AVCへのレート変換は、高速変換ダビングで、実時間より約35%短縮して実行できた。ただし録画実行中のダビングができないことは、現在の他社機器の仕様を考えると、やや残念なところだ。
東芝のモデルを交えて編集機能の比較を行ったのは久しぶりだが、やはりチャプター編集の元祖、RDは強かった。
しかし、W録時のダビングは東芝以外の全社が対応しているし、プレイリストダビングはソニーのレコーダーも対応とライバルメーカーの追い上げも激しく、編集機能については東芝、ソニーの2強時代に突入した感ある。
BDレコーダー対決は今回の編集・ダビングで最終回。それぞれの力を見極め、ぜひ自分に合ったモデルを選んでほしい。
(折原一也)