高画質+録画機能+手頃な価格
一条真人が太鼓判、今が「買い得」のシャープ“AQUOS”DR3/DZ3ライン
2011年7月にアナログ放送が停波するのはご存じの通り。エコポイント制度で割安に購入できるなら安いうちにという心理も働いたのだろう、今年は薄型テレビが爆発的に売れている。
当初は年内に終了する予定だったエコポイントの期間も延長された。これからテレビを購入しようという方にとっては、まだまだお買い得期間が続くことになる。
ただし、12月1日以降はポイントが減ったり、年明けからは適用条件が厳しくなったりするので、なるべく早く購入するのがトクであることは間違いない。詳細はエコポイントホームページを参照していただきたい。
■薄型テレビの買い時は今。録画テレビにも注目
最近の薄型テレビの進化は凄まじい。各社の競争のおかげで、高画質・高機能化が加速度的に進んでいるのに、価格は逆にどんどん手頃になっている。数年前にテレビを買った人は愕然とするかもしれない。まさに今が薄型テレビの買い時と言えるだろう。
ハイエンドモデルの高画質化も著しい。3D対応製品が各社から発売されて話題を呼んでいるし、シャープから登場した色再現能力の高い4原色パネル「クアトロン」も大きな話題となっている。
上位機の進化はまた、テレビ全体の画質の底上げにも一役買っている。新技術の登場とともに、従来の高画質技術がより多くの機種に投入されるようになってきたのだ。たとえば、従来は画質を重視した大画面モデルにしか搭載されなかったLEDバックライトは、小型モデルにも搭載されるようになってきている。
また、もう一つの新しい流れとして、録画対応テレビが人気となり、バリエーションが増えている傾向も見逃せない。
従来は録画対応テレビというと、テレビの付加機能として録画機能を位置づけたものがほとんどだった。これに対して最近では、ハードディスクに加えてブルーレイディスクも搭載するなど、完全にブルーレイレコーダーの機能をテレビに一体化させた製品も増えてきている。
レコーダーやプレーヤーの設置位置を確保するのが難しかったり、美観の問題から一つにまとめてしまいたいという方にとっては、ハードディスクやブルーレイを一体化した“全部入りテレビ”はスペースを有効活用できる、実に便利な存在だ。
またディスプレイとレコーダー間の相性を考える必要が無く、トータルで画質設計が行えるので、画質面でのメリットがあることにも注目したい。“全部入りテレビ”は今後、1つのジャンルとして大きく発展していく可能性がある。
一方で、すでにレコーダーを持っていたり、手軽に録画を行えたらそれで十分と言う方なら、USBハードディスクへの録画に対応したモデルがお薦めだ。最近ではUSBハードディスクの価格が劇的に下がっており、2TBのものが1万円そこそこで買えたりする。これなら映像を圧縮しなくてもかなりの長時間録画が行える。
高画質化技術を備えながら、録画機能も充実し、なおかつ価格も手頃な薄型テレビは無いものか。今多くのユーザーが探しているのは、これらの条件をバランス良く満たした、お買い得モデルであるはずだ。
そこで今回筆者が注目したのが、シャープ“LED AQUOS”DR3ラインとDZ3ラインだ。それぞれの32V型モデルを自宅で試用したレポートをお届けしよう。