どのサーバを選ぶべきか?
集中連載:PS3のDLNA機能 徹底攻略(1)DLNAを利用するための準備
■どのDLNAサーバを選ぶか
DLNAは、家電やコンピュータ、モバイル機器といったデジタル機器間をつなぐための共通規格で、業界団体のDigital Living Network Allianceによりガイドラインが定められている。
同規格の条件を満たすと認められたDLNA認定製品であれば、基本的に接続(DLNAクライアントからDLNAサーバへのアクセス)は可能とされているので、これから入手するのであれば利用目的に応じた製品を選びたい。
ここでは、DLNAサーバを導入するにあたり、製品カテゴリ別のチェックポイントを挙げてみよう。
・ビデオレコーダー
PS3では、システムソフトウェアv3.0から地デジ録画番組の再生が可能になった。これはPS3が「DTCP-IP」をサポートし、ビデオレコーダなどDLNAサーバー搭載機にある著作権保護されたコンテンツを再生できるようになったことを意味する。
地デジの視聴と録画を可能にする「torne」が低価格で販売されている現在、システムソフトウェアv3.0公開当時の衝撃度は薄れたが、DLNAサーバ機能搭載のビデオレコーダがあるのでtorneは必要ない、または複数のビデオレコーダーが稼働中でどちらにもアクセスしたい、という用途にはPS3のDLNAクライアント機能はかなり重宝する。
対応製品だが、スペック表に「DLNAサーバ」もしくは同等の機能があると判断できる製品をピックアップしてみた。なお、メーカーによってはDLNA関連機能に「お部屋ジャンプリンク」(パナソニック)や「ルームリンク」(ソニー)などと独自の呼称を与えている場合もあるので、チェックするときには注意が必要。接続できたからといって、基本的に他社製品との相互接続性は保証されないうえ、AVCHD録画のように機器間に互換性がなければ再生できないことにも留意しておきたい。
表1:国内主要各社のDLNAサーバ機能を搭載したビデオレコーダー(2011年2月2日現在で発表済の主なモデル)
シャープ | BD-HDW70/HDW70/HDW65/HDW63/HDS65/HDS63/HDS53 |
ソニー | BDZ-AX2000/AX1000/AT900/AT700/AT500 |
東芝 | RD-X10/BZ800/BZ700/BR600/Z300 |
パナソニック | DMR-BZT900/BZT800/BZT700/BZT600/BWT500/BRT300/BF200 |