トルネとBDレコーダーが快適連携！バージョン3.00の新機能「レコ×トルネ」を試す

■デザインテーマの変更など様々な改善点が多数

『STORE（トルネ屋）』には、他にも「デザインテーマ」が新たに追加された。GUIのイメージを変更するもので、黒を基調としたシックな「トルネ・ブラック」（500円）と、カラフルで某3Dアニメーション映画を彷彿とさせる「ロケットトイトイ」（500円）の2種類が用意されている。購入前に試用できるが、次に起動するまでの1回限りなので、1つめのテーマをダウンロードした後、すぐに2つめのテーマに切り替えた場合、実質1種類しか試せないことになるので注意してほしい。

他にもPSPに書き出せる「ビデオの書き出し」実行後に、電源を自動で切る機能が追加されたほか、メモリーカードリーダーを使ったビデオの書き出しも可能になった。さらに『STORE（トルネ屋）』では「『ウォークマン』書き出し」（500円）機能、『nav-u（ナブ・ユー）書き出し』（500円）機能も購入できる。

スマートフォンブームでますます注目が集まるネットワーク機能も強化され
、PSPで外出先の無線LAN環境などからPS3を遠隔操作する「リモートプレイ」機能を使った録画予約が可能になった。「レコ×トルネ」を使ってBDレコーダーと連携していれば、実質的にBDレコーダーの予約もできることになる。無線LANを頻繁に使用しているユーザーならメリットがあるだろう。

もう一つはTwitterと連携する「ライブ」機能の強化。ツイートを画面下に表示し、横スクロールするスタイルが使えるようになった。テレビ画面をなるべく大きく表示し、下にコメントが流れる実況のイメージを再現したい人にはぴったりだ。そのほか、Twitterの表示もストリーミングAPI対応によって高速化された。

目玉となるアップデート内容はやはり「レコ×トルネ」だが、それ以外にも再生機能や番組検索機能の強化、全般的な操作性の改善など、トルネの細かな使い勝手を高める様々なアップデートが行われている。

今回のver3.00“リモート”は、トルネユーザーがBDレコーダーを買い足す際、ソニー製モデルを選択する強いモチベーションになるアップデートと言えるだろう。

（折原一也）