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操作性や使い勝手も大幅向上

トルネとBDレコーダーが快適連携!バージョン3.00の新機能「レコ×トルネ」を試す

公開日 2011/07/08 11:37 レポート/折原一也
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■番組の再生画面もトルネとBDレコーダーがシームレスに連携

録画した番組を再生する「ビデオ」(VIDEO)のインターフェースも、従来のトルネの機能とレコーダーに録画した番組を一体化させた。

ユーザーインターフェースは、トルネ用のHDDに並んでBDレコーダーのHDDが表示され、切り替えるスタイル。内部的にはDLNAで情報をやり取りしていると考えられるが、見た目はトルネ用HDDと一緒に並べられている。

録画済みの番組をリスト表示。トルネ導入前にBDレコーダー録画していた番組もちゃんと表示される

レコーダー側の番組は、複数HDDの切り替えと同様に、画面上にタブとして追加される。この画面は「シリーズ表示」もしている状態だ

なお、トルネを経由して録画した番組に限らず、BDレコーダー側で録画済みの番組は、すべてこの画面に表示される。また、トルネ経由で録画指示した番組をBDレコーダー単体で表示させた場合、通常の番組として扱われる。

サムネイル表示こそ対応していないものの、番組情報の表示レスポンスも内蔵HDDと変わらず、十分高速だ。BDレコーダーの録画番組に対しては、ネットワーク経由の再生だけあって約1秒のタイムラグがあるものの不満はないレベル。また「おまかせチャプター」も引き継がれるので、L3スティックでCMもすぐに飛ばせる。

再生時には「おまかせチャプター」も反映させるので、L3スティックでCMを飛ばせる

チャプターのない番組も□ボタンのシーン検索を使えば飛ばしやすい

なお、管理画面ではBDレコーダーの録画番組に対しても「削除」を実行できるが、「HDDへ移動する」「ビデオの書き出し」は実行できない。ちなみにPS3のHDDからレコーダーのHDDにダビングする機能もない。

■トルネの操作感とBDレコーダーの機能を上手に統合

なおファームアップのみで追加された機能として、録画番組の「シリーズ表示」も追加された。従来、ジャンル別の分類機能がないという不満があったが、同じ番組名のグループだけでもフォルダ化できるのは扱いやすい。これは「レコ×トルネ」を購入しなくても使用できる。

以上が「レコ×トルネ」による機能を中心とした録画機能アップデートの詳細だ。機能が非常によく作り込まれていて、良い意味でBDレコーダーの存在を意識させない。トルネの内蔵地デジチューナーと同じ操作感で、BDレコーダーのBS/CSチューナーやHDDをうまく活用できるよう、ソフトウェアが練り込まれていると感じた。

トルネとBDレコーダーの録画番組は、それぞれのHDDで完全に別々に管理され、相互のダビングも行えない。だから、ディスクに残したい番組はBDレコーダー側で録画しておく必要があることは付け加えておきたい。

録画機としての機能を比べると、トルネの操作はBDレコーダーと比較して非常に軽快だが、多機能ではない。軽快さ重視であればトルネを中心に使い、検索や自動録画、編集、保存を重視するのであればBDレコーダーと、上手く使い分けると良さそうだ。

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