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レコーダーの鉄人、折原一也がレビュー

年末年始番組で“録画力”チェック!シャープのスカパー! HD内蔵レコーダーを試す

公開日 2012/01/19 11:30 折原一也
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スカパー!HDの視聴には、まずは受信するためのアンテナをセットする必要がある。そこからの受信設定は簡単だ。レコーダー全体の設定をした後、設定画面から「スカパー!HD視聴設定」に入り、アンテナ信号などを確認すれば、地デジなどと同じように視聴できるようになる。

「スカパー!HD視聴設定」は放送設定とは独立して用意されている

本機がスカパー!HDチューナーを兼ねるためアンテナ感度も確認

■スカパー! HD録画時の制約には注意が必要

BD-W2000における、スカパー!HDも含めたダブル録画の仕様を整理しておこう。まず録画予約は基本的に2チューナー構成となっており、「表録画」と「裏録画」の2系統の録画を同時に実行できる。

地上/BS/CSデジタル放送の録画では、レコーダー側が複数のチューナーを自動的に切り替えるのが普通だが、本機のスカパー!HD録画は常に「表録画」でのみ実行されるということを理解しておきたい。BD-W2000はトリプルチューナーといった表記をされることもあるが、一般的なレコーダーの表記でいうダブルチューナーと同じように、2番組同時録画までしか行えないことに注意しよう。

スカパー!HDの録画は常に「表録画」のみで行われる

普段の番組視聴や手動録画も「表録画」側のチューナーを利用する

録画予約についてもスカパー!HD特有の制約がある。スカパー!HDの録画では、常に録画モードはDRモード相当となり、長時間録画を選択できない。放送そのものがH.264フォーマットで圧縮されているスカパー!HDの特徴を考え合わせたら、これらの仕様も理解はできるが、せっかくチューナーを内蔵したのだから、長時間モードが利用したかった、というのは率直な感想だ。

■スカパー! HDチューナ内蔵のメリットは大きい

録画の仕様に多少の制限があっても、スカパー!HDチューナーを内蔵したメリットは、やはり非常に大きい。

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