iPhone/Android対応の“パーソナルクラウド” 「Pogoplug Mobile」を試す

PCとスマホそれぞれにアプリを導入する

本体周りのセッティングが終了したら、次にクラウドサービスを利用するためのアプリケーションを準備する。PC用にはWindows/Mac/Linuxのプラットフォームで使える専用アプリ「Pogoplugブラウザ」が用意されている。さらにウェブブラウザからアクセスできる「Webインターフェース」も利用できる。「Webインターフェース」を使う場合は、IDとパスワードさえ覚えていれば、外出先のPCからファイルにアクセスでき、これはこれで便利だ。対応するブラウザはInternet Explorer 8/9、Mozilla Firefox 6、Safari 5、Google Chrome 13。

一方モバイル機器からは、iPhone/iPad、Android向けに用意されているアプリ「モバイルアプリケーション」を利用する。

PC用アプリ「Pogoplugブラウザ」のインターフェースはシンプルで使いやすい。左カラムの「ライブラリ」メニューには、ストレージデバイスごとにフォルダ/ファイルが一覧表示できる「ファイル」のほか、音楽ファイルが一望できる「ジュークボックス」、写真ファイル用の「ギャラリー」と動画ファイル用の「シネマ」が並ぶ。




「Pogoplugブラウザ」でのファイルアップロードは、GUI上にアップしたいファイルをドラッグ＆ドロップするだけで簡単に行える。また「Webインターフェース」の場合は、任意のファイルを選択し、アップロードを行う。

無料のモバイルアプリは日本語化も行われている。こちらもシンプルなUIで、使い勝手は悪くない。アプリ導入後は、Wi-Fi/3G経由でクラウドに置いた写真をスマホで視聴・ダウンロードしたり、音楽や動画のストリーム再生も楽しめる。

なお、オンラインストレージとUSB/SDメモリーカードの外部ストレージは、別々の保存領域として区分された状態で使用することになる。まとめて一つの仮想ストレージ領域として、容量を足し上げて利用することはできない。

アップロードした写真・動画は撮影時期を年月別ごとに一覧表示してくれる。音楽ファイルは楽曲/アーティスト/アルバム/ジャンルごとの表示が可能だ。

再生がサポートされているメディアフォーマットは下記の通りだ。

■ドキュメントプレビュー
DOC/DOCX/XLS/XLSX/PPT/PTTX/XML/STW/SXW/SXD/STD/ODG/STI/SXI/STC/SXC/PDF/CSV/TXT/HTML/XHTML/OOXML/RTF

■音楽プレビュー
MP3/M4A

■写真プレビュー
JPG/GIF/PNG/ICO