アウトドアでも使ってみた
エプソン“MOVERIO”モニターレポート【第2回】 ー シースルーならではの魅力を読者が発見
普段見ている空間を背景にスクリーンが浮いている、今までにない視聴感
(大阪府/金子様)
MOVERIOの第一印象と携帯性
到着した“MOVERIO”一式を見て、最初に「思ったよりも小さい」という印象を受けた。キャリングケースには本機を使用するのに必要な付属品一式が収まり、キャリングケース自体も割合コンパクトにまとまっているため、少し大きなトートバッグであれば苦もなく入れて持ち運べる。
装着感について
自分がふだんメガネをかけているため、メガネの上から装着して安定するのだろうか、という不安があったが、実際にかけてみると問題はなく、身につけて歩いてみてもズレる事もなかった。
ただ、“MOVERIO”を装着した状態を見て、周りの人からは「何事かと思った」「いきなりこんな人がいたらビックリする」といった意見もあがった。知らない人から見たら「大きなメガネのようなモノ」という捉え方なのかもしれないが、私がどういうものかを説明することで、ようやく理解してもらえた。
MOVERIOで見た映像
普段目にしている空間を背景に、スクリーンが浮いているという感覚は、今までのヘッドマウントディスプレイでは味わえなかった物で、かなり楽しい。
再現される画面の大きさは十分だと感じたが、迫力がある、というほど大きく感じるものではなかった。
動画を再生してみる
3D動画の再生に興味があったので、YouTubeにある以下の3D映像の再生を試みた。
・3D立体視 映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=Ya5eQ_QfAog
・『【3D ver.】TEKKEN BLOOD VENGEANCE TRAILER 』
http://www.youtube.com/watch?v=TnAaUIbpP-A
“MOVERIO”にはYouTubeアプリがプリインストールされておらず、Webブラウザでアクセスして再生する事も出来なかったため、いったんPCでダウンロードしてから、microSDカードに移して再生を行おうとしたが、プリインストールされているアプリの「ギャラリー」でも「SEViewer」でも動画が認識されなかった。
はじめにテストした時は時間が無くなってしまったため、後で調べる事にしていったん電源を落とした。後日、電源を入れなおした際に再生を試みたところ、「ギャラリー」で動画が表示できるようになり、再生することもできた。
2D/3Dの切り替え
2Dと3Dの表示切り替えは、コントローラー本体のボタンを押すことで切り替わるのだが、押してから切り替わるまでに若干待ち時間がある。
動画の再生ボタンをクリックしてすぐに3Dのボタンを押すと、再生して約2〜3秒後に切り替わる印象。慣れれば3D表示の状態でも「ギャラリー」の画面操作くらいはできそうだが、面倒ではあるので可能な限り2D/3Dの表示切り替えがレスポンスを良くして欲しい。
全体の印象
都合により今回はあまり検証に時間が割けなかったため、アプリのインストールを試すことができなかったのが残念。
取扱い説明書が簡易すぎて、わからないことを調べたい時などに困った。せめてCD-ROMなりで、データの説明書が添付されていたら良かったと思う。
次回もPhile-web読者の皆様によるモニターレポートをお届けします!