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AVレビュー4月号特集を特別公開

【レビュー】最新スマートフォン 9機種のカメラ性能を一斉テスト!

公開日 2012/03/29 14:12 折原一也
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■もはや通話可能デジカメ? 高画質化が改めて確認できた

早速、屋外の風景写真をチェックしていこう。※編集部注:画像は解像度のみ、800×600pxに変更しております



▲“ARROWS X LTE" 「F-05D」。コントラストのしっかり出ている映像で全体の色バランスも自然。画面全体をシャープに描写しており、一般的なコンデジと遜色ないレベル。評価:★★★★★



▲“GALAXY NEXUS” 「SC-04D」。色がしっかりと乗ったシャープな映像で、情報量はしっかりと出ている。ただし、斜め線の輪郭が滑らかに出づらい癖があるようだ。評価:★★★★



▲“Xperia acro HD” 「SO-03D」。色乗りがこってりとして見応えがある仕上がりな上、レンズの描写力でレンガの壁表面の線まで最もクッキリと描き分けたのは見事。評価:★★★★★



▲“GALAXY S II WiMAX”「ISW11SC」。キリっとした描写で奥行きをしっかりと出す映像。色はわずかに黄色に寄っているようなイメージ。精細感はそれなりに出ている。評価:★★★★



▲“Optimus X”「IS11LG」。全体の写りが一目見て分かるほどに赤みがかるうえ、白っぽく写ってしまい、色合いに大きな違和感がある。全体のフォーカス感も甘い。評価:★★★



▲“MOTOROLA RAZR”「IS12M」。最も画角が狭く、かつ16対9の画角が特徴。若干淡い色乗りで、全体的にフォーカスがボケたような柔らかい写りとなった。評価:★★★



▲「iPhone 4S」。色を派手めに乗せておりブルーが特に鮮やか。フォーカスが合っている箇所の情報量は標準的だが、周辺部の解像感は甘めだ。評価:★★★★



▲“AQUOS PHONE”「104SH」。全体に明るめの写りで、フォーカスの合っている部分も細部はやや甘め。また、斜めのラインがギザギザに写っているところも気になる。評価:★★★★



▲“LUMIX PHONE”「101P」。色がしっかりと乗っていて、青空のグラデーションも美しい最もデジカメライクな画質。精細感もしっかりと出ている。評価:★★★★

屋外で実機を手に持って撮影すると、撮影時に本体画面で確認した時点から画質で他機種を引き離していたのがARROWS X LTEだ。大画面で確認をしても、やはり情報量をしっかりと出せていた。

Xperia acro HDも、40インチのテレビで画質をチェックするとレンズの性能を活かした描写力が確認できた。LUMIX PHONEはシーン検出の働きもあり発色が美しく、青空を肉眼の印象通りに捉えていた。全体的な傾向として、国内メーカーのスマホは色まで含めオートでキレイに撮影できるのに対して、海外メーカー製品の内蔵カメラは色のチューニングがまだまだ甘めのようだ。

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