ついに録画対応した上級機が登場
【レビュー】使い勝手や画質をチェック!iPad/iPhoneがフルセグTV/レコーダーになる「録画対応デジタルTVチューナー」
”新しいiPad”で見た地上デジタル画質は抜群
「録画対応デジタルTVチューナー」の初期設定をネットワーク経由で済ませたら、すぐにデジタル放送が視聴可能になるので、そのままiPadで視聴を行った。
今回、第三世代の”新しいiPad”で地上デジタル放送を視聴してみたところ、フルセグ放送らしく画質は非常に良好。ワンセグと比較して圧倒的に高画質なのは言うまでもなく、筆者がよく視聴するHuluとほとんど同じか、「録画対応デジタルTVチューナー」がやや上、といった印象を受けた。
同様にiPhone 4Sでも視聴してみたところ、3.5インチの画面サイズということもあり、非常に緻密で高精細な画が楽しめる。さすがはアップル自慢のRetinaディスプレイ、とったところだろうか。
なお本機は、映像を「録画対応デジタルTVチューナー」本体で720p程度のAVCに圧縮し、iPad側で展開している。だからビットレートの高いBS放送に切り替えてもコマ落ちが発生せず、安心して楽しめる。
動作レスポンスは、「録画対応デジタルTV(Station TVi)」のアプリを起動してネットワーク上の「録画対応デジタルTVチューナー」と接続し、放送を視聴開始できるまでが約10秒、チャンネルの変更に要する時間は約7秒だった。なお、視聴の公称範囲は約30mとなっており、一般的な家庭では問題なく届くだろう。
番組名の一発検索も可能になった「ながら見モード」
「ながら見モード」という機能によって、テレビとWEBの同時表示にも対応している。「ながら見モード」は初期設定でオフになっているので、まずは設定を有効にし、テレビ番組を視聴中にiPad/iPhoneを縦持ちにすると自動的に画面が2分割され、下側にウェブスペースが表示される。
昨年12月発売の「デジタルTVチューナー」からのアップデートとして、現在視聴中の番組名をそのまま検索する関連番組検索の機能を追加しており、番組公式サイトなどをチェックしながら見ることも可能になった。
他にも録画用に「番組表」機能が追加されたことにより、放送視聴中に画面を左右にスワイプすると、現在放送中の番組、裏番組を確認できる番組表を確認できる。
また、現在放送中の番組を録画する手動録画も、画面タップから操作することが可能だ。
続いて番組表からの録画予約、録画番組の再生をしてみよう。