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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第11回】音質重視! ロスレスライブラリをiPhoneで持ち歩く “同期テクニック”

公開日 2012/07/27 12:18 高橋敦
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■ロスレス→AAC変換で同期する − iTunesにひっそり用意された便利機能

さて、実はプレイリスト単位での同期&スマートプレイリストの活用の他にもうひとつ、ロスレス巨大ライブラリとiPhoneの同期を成立させる技がある。それはロスレスの音楽ファイルをAACに変換して同期する方法だっ!

それが簡単にできれば苦労しないよという話だが、これが簡単にできてしまう。iTunesにはそういう機能がひっそりと用意されているのだ。同期設定の画面にある「ビットレートの高い曲を次の形式に変換」がそれだ。元々はiPod shuffle専用に用意された機能だが、その後に全てのiPod、iOSデバイスで利用できるようになった。

iPhoneを接続して「概要」タブを下にスクロール。すると「ビットレートの高い曲を次の形式に変換」の設定があるので有効に


AAC変換のビットレートは128kbps/192kbps/256kbpsから選択できる。以前は128kbps固定で音質に不満があったが、最近のバージョンアップで改善された
ただしこの機能、AAC変換を実行しながらの処理になるため、同期に時間がかかる。そこが気になる人にはやっぱりスマートプレイリスト活用がおすすめだ。

…とまあ、このようなテクニックを押さえておけば、ロスレス大容量ライブラリとiPhoneの同期も何とかやりくりしていける。ロスレスでいきまっしょい!


高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi
埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。東洋大学哲学科中退。大学中退後、パーソナルコンピュータ系の記事を中心にライターとしての活動を開始。現在はデジタルオーディオ及びビジュアル機器、Apple Macintosh、それらの周辺状況などに関する記事執筆を中心に活動する。また、ロック・ポップスを中心に、年代や国境を問わず様々な音楽を愛聴。 その興味は演奏や録音の技術などにまで及び、オーディオ評に独自の視点を与えている。


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