[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第2回】AKG「K495NC」で “ひとりノイキャン祭り” 開催!
■「春のヘッドホン祭2012」で、ひとりノイキャン祭 開催
ノイズキャンセルヘッドホン。特に通勤・通学といった移動時に電車内などで音楽を聴くユーザーにとっては魅力的な製品だろう。個人的には、「説明しよう!ノイズキャンセルヘッドホンとは、騒音と逆位相の音を生成してぶつけることで騒音を打ち消すのだっ!」という、何か必殺技的な格好良さにも魅力を感じている。
そんな実用性とロマンを兼ね備えたノイズキャンセルヘッドホンのフラグシップモデルとして、AKGから「K495NC」が登場した。
しかしこれ、市場想定価格が5万円超。う〜ん、ハイエンド。購入を検討しながら「価格に見合う実力があるのかどうかを確認しないことには手が出しづらい」といった方も多いのではないだろうか。そこで今回はその実力を徹底チェックするべく、特別メニューを組んだ。
題して「春のヘッドホン祭でひとりノイキャン祭 開催!」である。
「春のヘッドホン祭2012」が行われた5月12日、僕は自宅を出てからヘッドホン祭の会場内まで、様々な騒音環境でノイズキャンセルの効果と音質を実地検証してみた。ガチだ。
■まずは特徴をおさらい
まずは、実機を見ながら基本情報をまとめておこう。
本機のノイズキャンセルは「フィードバック方式」。ドライバーの内側に仕込んだマイクで騒音を拾うことで、ノイズキャンセル能力を高めている。同じく外側にマイクを設置する「フォードフォーワード方式」は、小型化・低価格化の面で優位を持ち、エントリー機での採用例が多い。対してハイエンド機では「フィードバック方式」の採用例が多く、本機もその例に漏れないわけだ。
ノイズキャンセルモデルにおいては、電源周りの仕様も使い勝手を左右する。
本機の電源は充電式リチウムイオン電池だ。乾電池のように「電池が切れたらそこらで入手」とはいかないが、その代わりに「滅多に電池切れないだろ」というスペックを確保。具体的には駆動時間は約40時間。通勤・通学が毎日往復3時間だとしても、2週間は無充電でいける。長持ち過ぎて逆に充電を忘れてしまいそうだが、電池が切れても本機は普通のヘッドホンとして機能するので安心だ。
付属の充電器は小型薄型だ。その充電器にはUSB端子が用意されており、付属のUSB-2.5mmミニミニプラグ変換ケーブルでヘッドホンに接続して充電する。…ということは?
ご推察の通り、その変換ケーブルをPCのUSB端子に接続して、PCからのUSB給電による充電も可能。会社でPCをお使いの方はケーブルだけ持ち歩いていれば充電できる。
ヘッドホン本体に目を戻すと、充電ケーブルの接続端子と通常ケーブルの接続端子が兼ねられている点も面白い。iPod shuffleと同じような具合だ。余計な端子はない方がデザイン的に美しい。これはなかなかスマートな処理だ。
ケーブルは、充電用ケーブルまでもが繊維皮膜で上質感たっぷり。1.2m/2.0mの2本のケーブルが同梱される。iPhone対応ケーブルもあると、なお嬉しかったのだが…。
イヤーパッドは「NewSupersoftイヤパッド」。全体のコンパクトさの割には厚みがあり、たしかに柔らかい。実際の装着感、快適性については、実地テストで確認する。
では!春のヘッドホン祭でひとりノイキャン祭り開催だ。
ノイズキャンセルヘッドホン。特に通勤・通学といった移動時に電車内などで音楽を聴くユーザーにとっては魅力的な製品だろう。個人的には、「説明しよう!ノイズキャンセルヘッドホンとは、騒音と逆位相の音を生成してぶつけることで騒音を打ち消すのだっ!」という、何か必殺技的な格好良さにも魅力を感じている。
そんな実用性とロマンを兼ね備えたノイズキャンセルヘッドホンのフラグシップモデルとして、AKGから「K495NC」が登場した。
しかしこれ、市場想定価格が5万円超。う〜ん、ハイエンド。購入を検討しながら「価格に見合う実力があるのかどうかを確認しないことには手が出しづらい」といった方も多いのではないだろうか。そこで今回はその実力を徹底チェックするべく、特別メニューを組んだ。
題して「春のヘッドホン祭でひとりノイキャン祭 開催!」である。
「春のヘッドホン祭2012」が行われた5月12日、僕は自宅を出てからヘッドホン祭の会場内まで、様々な騒音環境でノイズキャンセルの効果と音質を実地検証してみた。ガチだ。
■まずは特徴をおさらい
まずは、実機を見ながら基本情報をまとめておこう。
本機のノイズキャンセルは「フィードバック方式」。ドライバーの内側に仕込んだマイクで騒音を拾うことで、ノイズキャンセル能力を高めている。同じく外側にマイクを設置する「フォードフォーワード方式」は、小型化・低価格化の面で優位を持ち、エントリー機での採用例が多い。対してハイエンド機では「フィードバック方式」の採用例が多く、本機もその例に漏れないわけだ。
ノイズキャンセルモデルにおいては、電源周りの仕様も使い勝手を左右する。
本機の電源は充電式リチウムイオン電池だ。乾電池のように「電池が切れたらそこらで入手」とはいかないが、その代わりに「滅多に電池切れないだろ」というスペックを確保。具体的には駆動時間は約40時間。通勤・通学が毎日往復3時間だとしても、2週間は無充電でいける。長持ち過ぎて逆に充電を忘れてしまいそうだが、電池が切れても本機は普通のヘッドホンとして機能するので安心だ。
付属の充電器は小型薄型だ。その充電器にはUSB端子が用意されており、付属のUSB-2.5mmミニミニプラグ変換ケーブルでヘッドホンに接続して充電する。…ということは?
ご推察の通り、その変換ケーブルをPCのUSB端子に接続して、PCからのUSB給電による充電も可能。会社でPCをお使いの方はケーブルだけ持ち歩いていれば充電できる。
ヘッドホン本体に目を戻すと、充電ケーブルの接続端子と通常ケーブルの接続端子が兼ねられている点も面白い。iPod shuffleと同じような具合だ。余計な端子はない方がデザイン的に美しい。これはなかなかスマートな処理だ。
ケーブルは、充電用ケーブルまでもが繊維皮膜で上質感たっぷり。1.2m/2.0mの2本のケーブルが同梱される。iPhone対応ケーブルもあると、なお嬉しかったのだが…。
イヤーパッドは「NewSupersoftイヤパッド」。全体のコンパクトさの割には厚みがあり、たしかに柔らかい。実際の装着感、快適性については、実地テストで確認する。
では!春のヘッドホン祭でひとりノイキャン祭り開催だ。
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