発売に先駆け使用感や音質をレビュー
【レビュー】 iPhone 5とも聴き比べ!ソニーの新Androidウォークマン“F800シリーズ” の完成度は?
もちろん、曲を再生すると歌詞が自動スクロール表示される「歌詞ピタ」、サウンドデータを解析し朝や昼など利用シーンにあわせた曲を自動チョイスする「おまかせチャンネル」といった機能も利用できる。
ポータブルオーディオとして重要な操作感だが、快適と言っていい。3.5インチのタッチパネル(TFT液晶)は明るく、解像度は800×480ピクセルと十分なレベルだ。
形状は56.8×114.6×8.9mm/100gと大きからず・小さからずといったところだが、アルミ素材のボディは一体成形で質感が高い。カラーバリエーションはビビッドピンクとライトピンク、ブルーとホワイト、そしてブラックの5色が用意されるが、個人的にはソニーストア限定で販売される予定のガンメタリックシルバーに心惹かれた。
デュアルコア/1GHzで動作するNVIDIA Tegra2プロセッサの採用により、キビキビした動作も印象的だ。メインメモリは512MBとAndroid 4.0端末としては標準的で、音楽再生をメインに使うには十分。これらのスペックはAndroid 2.3を採用するZ1000シリーズと同等のため、OSのバージョンが上がったことによる弊害(動作速度の低下など)を懸念していたが、それは杞憂に終わったことを報告しておこう。
■スマートフォンで聴くか、ポータブルオーディオ専用機で聴くか
スマートフォンがポータブルオーディオを兼ねる昨今、“Walkman”シリーズの立ち位置はかつてと異なる。幅広い層から支持を得ようとすれば、音以外の要素をフィーチャーせねばならず、それでもスマートフォンと比べられる運命だ。F800シリーズがAndroidベースに移行したことは、市場の変化というより市場背景の変化に他ならない。
音を聴くだけならスマートフォンで足りる現状、“Walkman”シリーズがこだわるのは「音」だ。F800シリーズには、最上位のZ1000シリーズと同様にフルデジタルアンプ「S-Master MX」を搭載するほか、付属のヘッドフォンにはMDR-EX300SLと同等品を奢る。また、圧縮音源の高音域をクリアに再現する「DSEE(高音域補完)」、周囲の雑音を大幅にカットする「デジタルノイズキャンセリング機能」、リアルな音空間を再現する「VPT(サラウンド)」など、音に関する仕掛けが多数用意されている。
そして、CD品質の44.1kHz/16bitではあるが、FLACの再生がサポートされたことは評価したい。一方、この1年ほどで各メーカーが進めているApple Lossless(ALAC)に対応しないことは惜しまれるが、これは「Winamp」など任意のアプリを追加すれば解決できるところだ。
ポータブルオーディオとして重要な操作感だが、快適と言っていい。3.5インチのタッチパネル(TFT液晶)は明るく、解像度は800×480ピクセルと十分なレベルだ。
形状は56.8×114.6×8.9mm/100gと大きからず・小さからずといったところだが、アルミ素材のボディは一体成形で質感が高い。カラーバリエーションはビビッドピンクとライトピンク、ブルーとホワイト、そしてブラックの5色が用意されるが、個人的にはソニーストア限定で販売される予定のガンメタリックシルバーに心惹かれた。
デュアルコア/1GHzで動作するNVIDIA Tegra2プロセッサの採用により、キビキビした動作も印象的だ。メインメモリは512MBとAndroid 4.0端末としては標準的で、音楽再生をメインに使うには十分。これらのスペックはAndroid 2.3を採用するZ1000シリーズと同等のため、OSのバージョンが上がったことによる弊害(動作速度の低下など)を懸念していたが、それは杞憂に終わったことを報告しておこう。
■スマートフォンで聴くか、ポータブルオーディオ専用機で聴くか
スマートフォンがポータブルオーディオを兼ねる昨今、“Walkman”シリーズの立ち位置はかつてと異なる。幅広い層から支持を得ようとすれば、音以外の要素をフィーチャーせねばならず、それでもスマートフォンと比べられる運命だ。F800シリーズがAndroidベースに移行したことは、市場の変化というより市場背景の変化に他ならない。
音を聴くだけならスマートフォンで足りる現状、“Walkman”シリーズがこだわるのは「音」だ。F800シリーズには、最上位のZ1000シリーズと同様にフルデジタルアンプ「S-Master MX」を搭載するほか、付属のヘッドフォンにはMDR-EX300SLと同等品を奢る。また、圧縮音源の高音域をクリアに再現する「DSEE(高音域補完)」、周囲の雑音を大幅にカットする「デジタルノイズキャンセリング機能」、リアルな音空間を再現する「VPT(サラウンド)」など、音に関する仕掛けが多数用意されている。
そして、CD品質の44.1kHz/16bitではあるが、FLACの再生がサポートされたことは評価したい。一方、この1年ほどで各メーカーが進めているApple Lossless(ALAC)に対応しないことは惜しまれるが、これは「Winamp」など任意のアプリを追加すれば解決できるところだ。