使い勝手はどう進化した?
【レビュー】UI刷新/機能を大幅追加した「iTunes 11」を試す
■「ミニプレーヤー」の使い勝手も大幅に向上
また使い勝手の面ではウィンドウを最小化した「ミニプレーヤー」の使い勝手も大幅に向上されており、「これなら使いたいかも」と思わせてくれる。
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とても使いやすくなったミニプレーヤー。まず基本状態ではアートワークのサムネイルと曲名、アーティスト名が表示される
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カーソルをミニプレーヤーに重ねると再生操作のボタンが表示される
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そして機能面では、iTunes StoreやiCloudとの連携がより便利に柔軟になったこともポイントだ。
ひとつめはiPhone等からiTunes Storeで購入した曲の、クラウドベースでの再生を実現したこと。iPhoneやiPadでiTunes Storeから音楽を購入した場合、従来はPCのiTunesの「自動的にダウンロード」設定がオンになっていれば、その曲はPCのiTunesにも自動的にダウンロードされて再生できた。
加えて今回は、自動ダウンロードがオンになっていなくても、購入した曲はPCのiTunesのライブラリに普通に表示されて普通に再生できる。購入した曲のファイルがiCloud上に置かれていて、それをストリーミング再生する仕組みだ。
ただ筆者としてよくわからないのは、この機能のそもそものメリット。iPhoneやiPadの場合は容量が限られているので、ストリーミング再生の意味は大きい。しかしPCのSSD/HDD容量には余裕があり、256kbpsのAACファイルをわざわざクラウドに逃がす理由が思い当たらない。何か僕の見落としている理由があるのだと思うが…。