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5インチの使い勝手は? カメラ機能は? Beats Audioは?

【レビュー】「HTC J butterfly」を試す − 5インチフルHDの“全部入り”スマホ

公開日 2012/12/07 10:30 編集部:杉浦 みな子
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■“元祖iPhoneキラー”「IS03」ユーザーが、最新の「HTC J butterfly」を使ったら

KDDIから登場したHTC製のAndroid 4.1搭載スマートフォン「HTC J butterfly HTL21(関連ニュース)」。「Beats Audio」を搭載し、イヤホン「Beats by Dr.Dre urBeats In-Ear Headphones」を同梱するなどで話題となった「HTC J(関連ニュース)」の後継機種である。

HTC J butterfly HTL21

HTC J butterflyは、国内向けスマートフォンとしては初のフルHD液晶搭載モデルで、5インチのsuper LCD 3ディスプレイを採用している。CPUはMSM9615 APQ8064/1.5GHzで、クアッドコア仕様。バッテリー容量は約2,020mAh。メモリはROMが16GBでRAMが2GBとなる。

本体側面。薄さ9.2mm

本体背面。ラウンドフォルムになっている

NFCに対応するほか、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信などのガラケー機能もしっかり搭載。IPX5相当の防水性能も備えているし、さらにはテザリングにも対応しているという、まさに「全部入り」といって差し支えないスペックを備えている。

本体下部にmicroUSB端子を備える

なお、従来モデル「HTC J」から引き続き、音楽再生には「Beats Audio」を搭載するが、残念ながら本モデルにはBeatsイヤホンは付属しない。メインカメラは約800万画素で、サブカメラが約210万画素。インカメラの画角を従来の66度から88度に広げたほか、F2.0の明るいレンズを採用するなどカメラ機能の強化も図っている。

さて今回は、2年前にauから出たいわゆる“ガラスマ”の先駆け機種「IS03」を未だに使い続けている私が、この最新端末HTC J butterflyを3日間使ってみた。その昔は“iPhoneキラー”などと騒がれたIS03だが、2012年時点でのOSは、Android 2.2。つまり記者は今回、OS 2.2→4.1への強引な4段飛ばしを経験したのである。2.2と4.1なんてもう別物。最初はとまどったが、OSの仕様に慣れてしまえばあとはサクサク楽しめた。

HTC J butterfly(左)とIS03(右)。かつては「iPhoneキラー」なんて騒がれた時代もあったIS03…

恐る恐るHTC J butterflyを触る記者。その昔、自宅PCをWindows 95→XPに買い替えたときも相当衝撃だったが、今回もなかなかであった

ではさっそく、HTC J butterflyの使い勝手をレポートしていこう。まずは「ぶっちゃけスマホ的には絶対デカい5インチディスプレイは、女でも持ちやすいのか?」に切り込んでみようと思う。

次ページ結論から言おう。意外に持ちやすかった…!

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