【特別企画】レンズシフト対応の兄弟機「W1070」との違いは?
フルHD/3D対応の超短焦点ハイCPプロジェクターBenQ「W1080ST」の実力に迫る
厳密にはズームではないものの、光学的に投射サイズの無段階調整ができ、 100インチ画面時の投射距離は1.52〜1.82mとなる。一般的なプロジェクター製品に対して比較的短焦点といえるW1070(100インチ最短投射距離2.54m)と比べても、約40%も投射距離が短くて済む。
その他は、前回レビューした兄弟機のW1070と共通だが、設置に必要なスペースは、A4用紙よりも一回り大きい程度の面積。最大輝度は2,000ルーメンで、会議室など明るい部屋でのプレゼンにも使えるレベルだ。3D映像もサポートし、フィールドシーケンシャル、フレームパッキング、トップ&ボトム、サイドバイサイドフォーマットおよび、NVIDIA社の3DTV PLAYと幅広い方式に対応するなど、映画にもゲームにも万全だ。なお、3Dメガネは同梱せず、別売で「3DGS-02」を用意している。
「Smart Eco(スマートエコ)」モードによる消費電力の削減とランプ長寿命化機能や、入出力端子も、W1070と同等である。
映像音声 | HDMI(バージョン1.4a)×2 |
映像入力 | コンポーネント、S-Video、コンポジット、D-sub15ピン |
音声入力 | ステレオピン(RCAx2)、ステレオミニ |
制御用 | RS232c、USB typeB |
ほか | 10W モノラルスピーカー搭載、ISF認定 |
■短焦点モデルで気になる設置性の問題もクリア
短焦点と聞いて気になるのが、設置性である。一般的に本機レベルの短焦点プロジェクターになると、打ち上げ角が非常に大きく、画面を目線の高さにしようとすると、プロジェクターはローテーブルか床に近い低い位置に設置する必要があるなど、置き場所に困る事がある。