【特別企画】なぜECLIPSE TDはミュージシャン/エンジニアに支持されるのか?
「正確さ」こそ本質 − ECLIPSEの最高峰スピーカー「TD712zMK2」を試聴する
一方、タイムドメイン理論は、音の波形を、ごく短時間の音である“インパルス”の集合と捉えるところから始まる。具体的には、44.1kHzでサンプリングされるCD音源の場合、インパルスは約22.7μ秒(1μ秒=100万分の1秒)という短さだ。インパルスが正確に再現されれば、元の音楽信号に対して正確であるのことはご理解頂けるだろう。
しかし、一般的なスピーカーシステムでは、エンクロージャーの振動をはじめ、様々な要因で余計な響きが加わり、その響きが後続のインパルスに影響を与え、結果、音の波形が正確に再生できなくなる。
TD712zMK2は、“インパルスの正確な再現”、つまり“正確な音の再現”を目指し、卵型のユニークな外観だけでなく、細部まで突き詰めた設計がなされているのだ。
■スピーカーに求められるものとは何か
ECLIPSEが目指すのは、“純粋”である。音楽ソフトの情報に何も足さず、何も引かず、ただストレートに再生するという意味だ。スピーカーが個性や存在の主張を止めた時、ソース音源をアンプで増幅した電気信号そのものが音に現れる。カメラに例えるなら、限りなく透明で色付きの無いレンズと言える。スピーカーが無色透明になると、アンプや音源に悪い部分があれば、それがそのまま表に出てくる。良い音も悪い音も、そのまま再生するのが“純粋”という考え方だ。
しかし、一般的なスピーカーシステムでは、エンクロージャーの振動をはじめ、様々な要因で余計な響きが加わり、その響きが後続のインパルスに影響を与え、結果、音の波形が正確に再生できなくなる。
TD712zMK2は、“インパルスの正確な再現”、つまり“正確な音の再現”を目指し、卵型のユニークな外観だけでなく、細部まで突き詰めた設計がなされているのだ。
■スピーカーに求められるものとは何か
ECLIPSEが目指すのは、“純粋”である。音楽ソフトの情報に何も足さず、何も引かず、ただストレートに再生するという意味だ。スピーカーが個性や存在の主張を止めた時、ソース音源をアンプで増幅した電気信号そのものが音に現れる。カメラに例えるなら、限りなく透明で色付きの無いレンズと言える。スピーカーが無色透明になると、アンプや音源に悪い部分があれば、それがそのまま表に出てくる。良い音も悪い音も、そのまま再生するのが“純粋”という考え方だ。