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ユニバーサルイヤホンを越えるフィット感と音質

カスタムIEM製作体験レポート − 注目ブランド1964EARSの「1964-Q」を作る!

公開日 2014/01/24 15:34 季刊NetAudio編集部 浅田陽介
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■インプレッション(耳型)を採取しに行く

カスタムIEMの制作にはいくつかの工程があるので、簡単にご説明しよう。
まずはカスタムIEMの最重要項目となるインプレッション(耳型)の採取だ。現在、日本でインプレッションが採取できるのは特定の専門家のみで、事前に予約をとって耳型採取に臨むこととなる。今回は東京・外苑前にある「東京ヒアリングケアセンター」で行った。ちなみに今回の場合、この耳型の採取には本体価格とは別に¥6,000が必要となった。

今回、インプレッション(耳型)の採取に来たのは、実績のある専門家がいる東京・外苑前の「東京ヒアリングケアセンター」(東京都港区北青山2-9-5 三輪ビル1F TEL:03-3423-4133)。インプレッション採取はカスタムIEM用の採取に熟知している専門家にお願いしよう

耳型の採取手順は非常にシンプル。最初に耳の状態を確認。この段階で耳垢が溜まっていたりすると、採取できない場合もあるようだ。事前に耳鼻科などへ行き、しっかりと耳掃除をしていくことをお薦めしたい。

いよいよインプレッションの採取開始だ。まず、耳の中に鼓膜へシリコンが触れるのを予防するための耳栓となる綿を挿入。続いて前歯で1cm位のもの(今回は割り箸を使用)を挟みこむ。これは耳の穴は口の動きと連動して変化するためで、ピッタリに作りすぎて口も開けられない、という状態を予防するためとのこと。

まずは耳の状態を確認する。インプレッション採取の前には耳鼻科へ行き、耳の中に耳垢が溜まりすぎていないかなど事前にチェックしてから行くことをお薦めしたい

耳の中に鼓膜へシリコンが触れないようにする耳栓となる綿を入れ、口の中に割り箸をくわえたら専用の器具でシリコンを注入。5分程度してシリコンが固まったら、専門家の手により丁寧に取り外し、問題がなければインプレッションの採取は完了

準備ができたら専用の器具でシリコンを慎重に流しこみ、5分程度そのままで待つ。シリコンが固まったら、専門家の手によってゆっくりと慎重に取り出される。これをもう片方の耳も行えばインプレッションの採取は完了。耳の状態のチェックから大体1時間程度の工程となる。その型を現地へ発送してもらえば、おおむね1カ月ほどでカスタムIEMが完成してくるのだ。

これが採取できた耳型だ! めったに見れない自分の耳の形をみるというのはなんとも不思議な感覚…。ちなみに、左右の耳で随分と形が違うものだった

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