ユニバーサルイヤホンを越えるフィット感と音質
カスタムIEM製作体験レポート − 注目ブランド1964EARSの「1964-Q」を作る!
■ついに到着したカスタムIEM、その仕上がりはなんと……
そして、1カ月後……。1964EARSから、ついに我が手元にカスタムIEMが到着した。※納期に2〜3カ月かかることもあるので注意
送られてきたのはマニュアルとステッカー、そして自分の名前が刻印された重厚なケースに収められたカスタムIEMである。前述のとおり、カラーなどのデザインは全面的に1964EARSへ委ねたため、色々な意味でドキドキしてケースを開ける。
「あれ、思ったより普通の色で完成してきたな…」と半ば拍子抜けしたのも束の間……なんと両耳の最も目立つ位置に漢字で「音楽」という文字が!!
いや、これはアメリカ人的には最高にクールなデザインなのかもしれない。しかし、日本人にとっては……。いや、でもこれは間違いなく他の人とは被らない、世界唯一のデザインのはずだ。うーん、恐るべし、異文化交流。
実物を手にしてみると、非常に質感が良い。特にケーブルは非常に柔らかく作られており、取り回しが非常に楽だ。これはステージ上で動きまわるミュージシャンにとって使いやすいように、というノウハウがあってのことだろう。モールドから見えるドライバーも非常に精密さを感じさせ、「なんだか、すごいものが来たな」と思わせる魅力がある。