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ユニバーサルイヤホンを越えるフィット感と音質

カスタムIEM製作体験レポート − 注目ブランド1964EARSの「1964-Q」を作る!

公開日 2014/01/24 15:34 季刊NetAudio編集部 浅田陽介
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■迷うほど用意されるデザイン選び、今回は1964EARSへ全面的に委ねてみる

続いて、モデル選びとデザインなどを決定する。※今回は取り扱い代理店であるミックスウェーブ(株)で行った。
実はカスタムIEMの購入直前は、某社のユニバーサルタイプ(=通常のカナル型ヘッドホン)のトップモデルを検討していた。そのため、予算も5〜9万円程度。さすがに最上位機の「1964-V6-Stage」や「1964-V6」までは手が出なかったので、ミドルクラスに位置する3ウェイ4ドライバー機「1964-Q」に決定した。なお、試聴時には普通のイヤーチップを搭載したユニバーサルタイプのサンプル機があるので、思う存分聴き比べることができる。なお、1964EARSのモデルラインアップは下記のとおりだ。

●1964-D(予想実売価格¥61,500)
ロー&ミッド×1、ハイ×1による2ウェイ2ドライバー機
●1964-V3(予想実売価格¥72,500)
ロー×1、ミッド×1、ハイ×1による3ウェイ3ドライバー機
●1964-Q(予想実売価格¥87,100)
ロー×2、ミッド×1、ハイ×1による3ウェイ4ドライバー機
●1964-V6(予想実売価格¥105,400)
ロー×2、ミッド×2、ハイ×2による3ウェイ6ドライバー機
●1964-V6-Stage(予想実売価格¥110,600)
ロー×2、ミッド×2、ハイ×2による3ウェイ6ドライバー機。各帯域の周波数帯域をより最適化させるなど、バランスド・アーマチュア・ドライバーを新規に設計したフラッグシップモデル

カラーは標準価格で選べるものだけでも、通常カラーの32種類とラメが入ったグリッターカラーの22種類を加えた54種類もある。さらには左右で別々のカラーにしたりロゴのデザインが5種類から選べたりと、筆者のような優柔不断なタイプの人間では、とてもじゃないが決めきれなかった。

1964EARSにて標準で用意されているカラーチャートとロゴデザイン。カラーだけで54種類! 今回は無理をお願いして「僕に似合うカラーを…」ということで1964EARSに全面的に委ねてみた

そこで、無理を承知で「僕の写真を渡すので、似合う色とデザインを選んでもらってもいいですか?」と1964EARSに全てを委ねることにした。もちろん、これは通常では対応してもらえないオーダーだが「ウェブサイトの記事にするから」ということで無理を聞いていただいた次第だ。つまり、今回の仕上がりは一ヶ月後に手元に到着するまで分からない、ということになった。

次ページついに到着したカスタムIEM、その仕上がりはなんと…

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