【特別企画】家族と一緒に楽しめる“多目的リスニングルーム”
音のDAIKENでオーディオ室が“多目的”に進化 − リビングみたいな明るい音響空間
好きな音楽や映画を自宅で楽しむなら、昼夜を問わず満足のいくボリュームで楽しみたい。けれど、それにはオーディオやシアターのためだけに専用設計された部屋が必要なのでは?と身構えてしまう方も多いのではないだろうか。
しかし実際のところ、リビングのように日常的にもくつろいで過ごせるリスニングルームをつくるのは、思ったほど難しいことではない。今回は、家族と一緒に楽しめる開放的で明るい“多目的リスニングルーム”をつくった埼玉県のNさん宅を訪ねた。
■住まいの新築に合わせてリスニングルームをグレードアップ
今回お話を伺ったNさんは、20代の頃から本格的にオーディオを始め、40年近く趣味として楽しまれてきた“ベテラン”だ。若い頃にはアンプやスピーカーも自作していたそうだが、社会人になってからは憧れのブランドのコンポーネントを揃えつつ、自宅のリスニング環境を徐々に充実させてきたという。
これまでの住まいには広さ7畳ほどのリスニングルームを作って、大好きなオーディオを探求してきたというNさん。先ごろ定年を迎えたことを契機に住まいの新築を決め、「もっと広く、音楽だけでなくシアター鑑賞にも使えるリスニングルームをつくろう」と思い立った。これが、家族と一緒に楽しめる開放的で明るい“多目的リスニングルーム”を実現するきっかけだった。
埼玉県の閑静な住宅街に、Nさんの新しいご自宅がある。Nさんはこの新築を建てるにあたって、まず設計・施工を担当する山岸工務店へ相談に訪れた。リスニングルームを新しくつくることを念頭に置いていたNさんは、山岸工務店の注文住宅プランから、宅内の間取りなどを自由にカスタマイズできるフリープランを選択した。
新しいリスニングルームは、Nさんにとって「1日の中で一番多くの時間を過ごす場所」。リビングのように、普段からリラックスして過ごせるオープンで明るい部屋をイメージしたという。
Nさん宅の玄関を上がってすぐ目の前に、その新しいリスニングルームがある。広さは10畳で、白を基調とした明るくて開放的な空間が印象的だ。