[特別企画]高橋敦が自宅で徹底ハンドリング
KRIPTONのハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-3HQM」レビュー
■パソコンとUSB接続してデスクトップでの音質チェック
設置完了! では音質チェックだ。まず印象的なのは音色の艶やかさと透明感である。ピアノにギター、ベース、そしてボーカルと、全ての音色がそれを感じさせる。ボーカルの子音などの鋭い成分は目立たせず、音調は滑らか。しかし代わりに声の手触りやシンバルの金属の質感が甘いということもない。描き込みつつも嫌な成分を強めはしないという、巧いさじ加減だ。
サイズがコンパクトなので、もちろん低い底の帯域の再生には限界がある。しかし、低音楽器の芯であるミッドローあたりの帯域と中心とした野太さがあり、その音色には十分な厚みと太さがある。アップテンポの曲のベースのドライブ感といった要素も不足ない。
そしてスピーカー再生ならではの空間性。ポップスのボーカルやクラシックのヴァイオリンのソロの立ち姿は特に綺麗で、目の前の真ん中にクリアに浮かび上がる。クラシックではホールの響き成分を細やかに豊かに描き出してくれて、その広がりを堪能できるのも嬉しい。
そして、付け加えておきたいのは小音量再生時の感触。デスクトップオーディオでは、家族や隣室への配慮から小音量再生となる機会も多いはずだからだ。本機での小音量再生は非常に好感触。音量が控えめのときでも、空間性までしっかりと描きだしてくれる。
音の強さや迫力はもちろん弱まるのだが、音場が全体に一歩引くことで、俯瞰的な空間性が生まれているように感じられる。これなら止むなくではなく積極的に音量を下げる場合でも、満足できるはずだ。
■テレビ用スピーカーとしても活躍する
本機は光デジタルとアナログミニの入力も装備する。さらに小型なので、大きめのテレビ台であれば設置も容易はなずだ。というわけでテレビとの光デジタル接続も試してみた。これで映画もテレビもさらに楽しめるはずだ。なお、お手持ちのテレビに光出力が用意されていない場合、レコーダーから光出力する手がある。
設定場所はテレビラックの上、テレビの左右か手前の空きスペースに置けばよいだろう。バスレフとの兼ね合いで、左右に置いて背面を空けた方が好ましい。今回は我が家のスペースの都合で、スピーカースタンドにおいてサウンドを確認することにした。
それでは準備完了! 映画BD『パシフィック・リム』から巨大ロボと怪獣が激突する冒頭の場面を視聴した。当然だが、テレビ内蔵スピーカーとは迫力も描き込みも段違い! 特に印象的なのは、いかにも「ロボットが動いてます!」的なガチンとした金属音のキレと厚みだ。ちゃちさがなくなり巨大ロボットとしての存在感が高まる。あと今回はテレビの左右に幅を確保して設置したこともあって、空間のスケール感も向上。いわゆるサラウンドシステムとも異なる、映画的な音響に一歩近付けた気分だ。
設置完了! では音質チェックだ。まず印象的なのは音色の艶やかさと透明感である。ピアノにギター、ベース、そしてボーカルと、全ての音色がそれを感じさせる。ボーカルの子音などの鋭い成分は目立たせず、音調は滑らか。しかし代わりに声の手触りやシンバルの金属の質感が甘いということもない。描き込みつつも嫌な成分を強めはしないという、巧いさじ加減だ。
サイズがコンパクトなので、もちろん低い底の帯域の再生には限界がある。しかし、低音楽器の芯であるミッドローあたりの帯域と中心とした野太さがあり、その音色には十分な厚みと太さがある。アップテンポの曲のベースのドライブ感といった要素も不足ない。
そしてスピーカー再生ならではの空間性。ポップスのボーカルやクラシックのヴァイオリンのソロの立ち姿は特に綺麗で、目の前の真ん中にクリアに浮かび上がる。クラシックではホールの響き成分を細やかに豊かに描き出してくれて、その広がりを堪能できるのも嬉しい。
そして、付け加えておきたいのは小音量再生時の感触。デスクトップオーディオでは、家族や隣室への配慮から小音量再生となる機会も多いはずだからだ。本機での小音量再生は非常に好感触。音量が控えめのときでも、空間性までしっかりと描きだしてくれる。
音の強さや迫力はもちろん弱まるのだが、音場が全体に一歩引くことで、俯瞰的な空間性が生まれているように感じられる。これなら止むなくではなく積極的に音量を下げる場合でも、満足できるはずだ。
■テレビ用スピーカーとしても活躍する
本機は光デジタルとアナログミニの入力も装備する。さらに小型なので、大きめのテレビ台であれば設置も容易はなずだ。というわけでテレビとの光デジタル接続も試してみた。これで映画もテレビもさらに楽しめるはずだ。なお、お手持ちのテレビに光出力が用意されていない場合、レコーダーから光出力する手がある。
設定場所はテレビラックの上、テレビの左右か手前の空きスペースに置けばよいだろう。バスレフとの兼ね合いで、左右に置いて背面を空けた方が好ましい。今回は我が家のスペースの都合で、スピーカースタンドにおいてサウンドを確認することにした。
それでは準備完了! 映画BD『パシフィック・リム』から巨大ロボと怪獣が激突する冒頭の場面を視聴した。当然だが、テレビ内蔵スピーカーとは迫力も描き込みも段違い! 特に印象的なのは、いかにも「ロボットが動いてます!」的なガチンとした金属音のキレと厚みだ。ちゃちさがなくなり巨大ロボットとしての存在感が高まる。あと今回はテレビの左右に幅を確保して設置したこともあって、空間のスケール感も向上。いわゆるサラウンドシステムとも異なる、映画的な音響に一歩近付けた気分だ。