【特別企画】ワイヤレスリアSPで設置もスッキリ
人気5.1chシステムに待望のブラックモデル − ソニー「BDV-N1B」レビュー
■自動音場補正でスピーカー設置の自由度も大
BDV-N1Bは機能も本格派で、ソニーの本格的なホームシアターシステムに搭載されている自動音場補正「D.C.A.C.DX」 (Digital Cinema Auto Calibration)をパッケージシアターとして初めて搭載した。
「D.C.A.C.DX」は付属のマイクを接続して約30秒で設定可能。しかも驚くべきことに、部屋の条件によって5.1chぶんのスピーカーを等距離に設置できなかったり、高さを揃えられないといった場合でも、スピーカーの音源位置の角度まで解析し、忠実なサラウンド空間を作り出す「スピーカーリロケーション」機能まで搭載している。
自動音場補正が音のつながりを劇的に改善することは、本格的なホームシアターファンには広く知られているが、リアル5.1chの入門クラスになるBDV-N1Bに採用されているのは非常に嬉しいポイントだ。
映画のサラウンド音声への対応は「DTS-HD Master Audio」「Dolby True HD」に対応するほか、ソニー独自の「ムービー」モード、マンションでの設置や深夜の映画視聴に向いた「ナイトモード」、そしてサッカー観戦にもぴったりの「サッカーモード」も備える。特に5.1chシステムのみの仕様として、スタジアムの歓声をエンハンスしながら、テレビ中継の実況を消すナレーション「OFF」機能まで利用可能と、これからのW杯シーズンに向けても高まる。